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「今日で終わりにします」フィル・ジョーンズが明かす現役引退…心待ちにした“テン・ハグ就任初日”の異変で悟った幕引き

超ワールドサッカー / 2024年9月25日 14時20分

写真:Getty Images

元イングランド代表DFフィル・ジョーンズ氏(32)が、決断の1日を振り返った。

2011年、当時のサー・アレックス・ファーガソン監督に見出され、19歳でマンチェスター・ユナイテッドへ移籍。時を同じくしてA代表定着と、この頃希望に満ちていたジョーンズ氏。

実際、その後W杯に2度出場し、ユナイテッド最後のリーグ優勝(2012-13)も経験。しかし、そのキャリアは若手時代から膝のケガがつきまとい、年齢とともに状態が悪化した。

2020年以降は、試合出場はおろか、日々の練習も満足に参加できなくなるほど悪化。そして今年8月、32歳にして現役引退を発表した。

この度ポッドキャスト番組『It's All Kicking Off』に出演したジョーンズ氏いわく、引退を決断したのは最近ではないとのこと。

ユナイテッドの新指揮官としてエリク・テン・ハグ監督が就任後、初めて練習を指揮した2022年夏の始動日だったという。

「あの日、新しい(テン・ハグ)監督が来て、新しいトレーニングセッションをとても楽しみにしていたんだ。その日も少し膝に痛みがあったけど、いつかは治るものだと思っていたね」

ジョーンズ氏は直前の21-22シーズン、長いリハビリを経て2季ぶりの公式戦復帰となり、終盤戦にかけて8試合出場。そこへテン・ハグ監督が就任と、希望を見出しつつあった。

しかし、現実は…。

「だけど、一瞬で打ち砕かれた。本当に練習の最初の最初だ。なぜか、利き足の右でパスが出せないんだ。地面に沈んでしまうような気分に駆られた」

「新しい監督が来てアピールしなきゃいけないっていうのに…そこで薄々悟ったんだけど、その時はまだ諦めきれず、左足一本でボールを蹴って、最初のセッションを切り抜けた」

「でも、ターンしたり、スプリントしたりすると、もう身体が付いていかないんだ。休憩中に理学療法士のところへ行き、『今日で終わりにします』と言った。実際にその日が、最後のトレーニングセッションになった」

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