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理経、東京都立産業技術大学院大学が利用する「CampusMagic」のクラウド移行を実施

週刊BCN+ / 2024年9月27日 10時0分

理経、東京都立産業技術大学院大学が利用する「CampusMagic」のクラウド移行を実施

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 理経は9月27日、東京都立産業技術大学院大学で利用されてきたバリアントソフト製入試・教務支援システム「CampusMagic(キャンパスマジック)」について、従来のオンプレミスによる運用から、クラウドへの切り替え要望に対応し、導入・移行を行ったことを発表した。 CampusMagicは、学生の成績や出欠席・履修情報、求人票など、学校運営に関わるさまざまな情報を可視化し、教職員の業務効率化を実現する大学・高校・専門学校向けの入試・教務支援システム。これまでサーバー機器を学内に設置するオンプレミスシステムとして販売していたが、昨今のVPN接続環境の高速化や安定化にともない、遠隔地のデータセンターやクラウドサービスによる運用が可能となった。クラウド環境を使用すれば、バックアップを含めサーバー機器を物理的に学内設置する必要がなくなり、初期費用や維持費用、管理のための人件費を大きく削減することが期待できる。

 東京都立産業技術大学院大学は、8年ほど前からCampusMagicを導入。これまではオンプレミス設備で運用していたため、計画停電時のシャットダウン対応やUPSのバッテリー交換、その他各種エラーへの対応が必要だった。今回、こうした管理工数を削減するため、クラウドへの移行を決定した。

 具体的には、従来の物理サーバー複数台での運用から、クラウドを利用したVPN接続によるシステムへと移行した。セキュリティーの観点から、事務職員のみがアクセスできるサーバー、教員・学生もアクセスできるサーバーに分け、それぞれ正しく利用できるよう理経がネットワーク設計・構築を行った。これまではCampusMagic専用のPC端末のみで運用をしていたが、職員の個人端末からもアクセスできるようにし、端末からのプリンター設定支援も実施した。データベースソフトウェアはオープンソースに切り替え、運用コストダウンを実現。理経の適切なサポートによりスムーズに移行した。

 サーバーは、さくらインターネットの「さくらのクラウド」を採用。さくらのクラウドは、ホストサーバーやストレージシステムをすべて国内のデータセンターに配置。円建て請求のため、外資系パブリッククラウド利用時のような為替による費用変動がない。データ転送量による追加課金もかからない。また、学術情報ネットワークSINETを通して、各学術研究機関とL2VPNで接続。商用のネットワークを介することなく安全に接続することができる。

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