1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

渡辺麻友が「本来の自分自身はあそこにはいなかった」と回顧する、完璧だったAKB48時代の自己演出

wezzy / 2018年9月6日 6時15分

写真

 渡辺麻友が、2018年8月29日付の中日新聞のインタビューで、「幻だったのかなあ。本来の自分自身はあそこにはいなかった」とAKB48時代の自分について振り返っている。この言葉に、AKB48での彼女を応援し、彼女に励まされ癒されてきたファンは、少なからずショックを受けるかもしれない。しかし彼女は、素顔の渡辺麻友としてではなく、あくまでも“理想のアイドル・まゆゆ”を演じていることを兼ねてより公言してきた。

 渡辺麻友は、2006年から2017年までの11年間、AKB48のメンバーとして活動した。2009年に行われた第1回AKB選抜総選挙で第4位に入って以来、常に上位を維持してきた人気メンバーだ。

 いまどきのアイドルの形は多種多様である。バラエティーでのぶっちゃけトークで人気を集めるものもいれば、ユーチューバーとして活躍するものもいる。そのなかでも彼女は、常に明るく笑顔で可憐ないわゆる「王道のアイドル」を貫いていた。

 2015年に放送された『情熱大陸』(TBS系)のなかで渡辺は、「私は私なりのアイドルというか、夢とか希望とかじゃないけど、きれいな部分だけを見せる。アイドルとはそういうものなんじゃないかなと思う」と発言。意識的に自分の思うアイドル像を演出し続けていたということがわかり、「アイドル」という仕事に対して真面目に向き合う姿勢に多くのファンが感心した。

 また、2017年に行われた自身の卒業コンサートでは、最後の曲を歌い上げると、マイクをステージの中央に残し姿を消す演出を披露。これは、山口百恵の引退コンサートをオマージュした演出と思われ、まさしく最後まで「王道アイドルのまゆゆ」を貫いたといえる。だからこそ、これからは「本来の自分自身・渡辺麻友」として芸能界で勝負していきたいのだろう。



 AKB48を卒業してからは女優として活動しており、現在は連続ドラマ『いつかこの雨がやむまで』(フジテレビ系)に主演中だ。AKB卒業後初の連続ドラマ主演であるが、視聴率は、視聴率は初回から3.7、2.5、2.4、1.9%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)であり、芳しくない状態が続いている。

 『いつかこの雨がやむまで』で渡辺は、兄が殺人事件の犯人として逮捕された妹、「ひかり」を演じている。ひかりはキャバクラで働きながらミュージカル女優になる夢を追い続けているという役柄で、決して明るい性格の女性ではなく、今までにない役どころだ。このドラマではキスシーンにも挑戦しているが、「王道アイドルのまゆゆ」のファンからすると、キャバクラ嬢の姿やキスシーンはショックが大きかったようで、ネット上には悲しみのコメントも上がっていた。

 しかし、そんなファンの反応とは裏腹に、インタビューで彼女は、「私自身、笑顔というよりは闇深いタイプなので、意外に演じやすかった」「今後については、模索中。歌もやりたいけど、お芝居が軸になればいい」と述べている。これは決して過去を否定しファンを切り捨てるつもりなどではなく、「もう王道アイドルの自己演出はしない」というだけのことだろう。

 アイドル時代に「王道のアイドル」を貫いた彼女は、「アイドルのまゆゆ」という強固なイメージを築き上げた。それだけに、そこからの脱皮は容易ではないだろう。しかし現在は、深みのある人間になるため、さまざまな経験を通して多くのことを学んでいる最中だという。まだ20代、女優として大成するかはわからないが、9月1日からは彼女の出演するミュージカルコメディ『シティ・オブ・エンジェルズ』も開幕した。福田雄一演出による話題作で、一皮剥けることができるだろうか。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング