「ジャニーズなし」のTBS世界バレーは大赤字 フジテレビは来年King & Princeと強力タッグ?

wezzy / 2018年10月17日 18時5分

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 4年に一度、女子バレーの世界一を決定する「バレーボール女子世界選手権」が9月29日に開幕し、現在は第3ラウンドの熱戦を繰り広げている。連日のように日本チームの激戦をTBS系列が独占放送しているが、巨額の赤字が見込まれると朝日新聞が報じた。

 2006年、2010年に継ぐ日本開催となった今大会の「バレーボール女子世界選手権」。日本全国で行われる激戦の様子をTBS系列が放送し、これまでに10月11日のブラジル戦、14日のセルビア戦、15日イタリア戦が地上波で放送されている。

 日本チームは10月14日のセルビア戦で0-3、続くイタリア戦に2-3で破れ、メダルへの望みは潰えた。次回は19日の5位決定戦で、米国と対決する。

 日本女子チームは世界ランキング6位。11日のブラジル戦は、平均18.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)の高視聴率を獲得しているのだが、それでも放送局のTBSにとっては大きな痛手になってしまったようだ。14日付の朝日新聞は、今大会について「競技団体と大会を共催するTBSテレビに億単位の赤字が見込まれる」と報じている。記事によれば、TBSの支出は国際連盟への放映権料やマーケティング権料などで20億円以上。しかし、企業の広告CM収入が伸び悩み、赤字額は10億円近くに及ぶという。また、日本バレーボール協会も入場料収入が低調で、約6億円の損失が見込まれているという。

 国際バレーボール連盟は2022年以降の開催国を競争入札制に変更する。中国やタイなどが名乗りを上げており、国内での人気失調気味の日本は、今後の開催が危ぶまれる状態だという。

来年のフジテレビ「バレーボールワールドカップ」はKing & Princeとタッグか?

 日本が注力しているバレーボールの世界大会はほかにもある。1977年から日本が開催国を続けている「バレーボールワールドカップ」も、そのひとつだ。「バレーボールワールドカップ」は上位チームにオリンピックの出場権が与えられるため注目度も高く、2015年にはリオ五輪の出場権を賭けて激闘が繰り広げられた。こちらはフジテレビ系の独占放送だ。

 しばしば混同されがちだが、現在TBS系列が放送している「バレーボール女子世界選手権」と、フジテレビ系列で放送する「バレーボールワールドカップ」はまったくの別モノ。フジテレビの「バレーボールワールドカップ」の特徴は、なんといってもジャニーズのグループが「大会サポーター」に就任するところだ。



 「バレーボールワールドカップ」は、1995年のV6以降、99年の嵐、2003年のNEWS、07年のHey! Say! JUMP、11年と15年のSexy Zoneと、ジャニーズの新人グループを抜擢し、デビュー曲を「大会イメージソング」として売り出す。メンバーは大会PR番組やCMのも精力的に出演し、強力タイアップで売り出す……というのが通例となっている。

 この一環として、ジャニーズが試合前にコート上で曲を披露するのも恒例だ。バレー選手のための会場は、さながらジャニーズのコンサートのようになるという。2015年3月発売の「週刊女性」(主婦と生活社)は、<試合会場には毎回、ジャニーズ目当てのファンが押し寄せます。ミニコンサートが終わったら退席したり、ジャニーズがいる席近くに移動したりと試合そっちのけでマナーの悪いファンもいるのだそう。真剣勝負に来ている外国人選手やチーム関係者から、批判や苦情も出ていたといいます>と、ファンマナーの問題点を伝えている。

 バレーの大会がジャニーズコンサートのように演出されることには賛否両論あるが、ジャニーズファンが集客や視聴率に貢献していることは疑いようもないだろう。次回の2019年大会には、今年5月にデビューしたKing & Princeが1年遅れでサポーター役をつとめるのではと、ファンの間で早くも話題を呼んでいる。開催前の大会に注目が集まるのは、さすがはジャニーズというべきか。また、バレーボール協会・フジテレビ・ジャニーズ事務所の固い絆が偲ばれる。

 現在開催中の「バレーボール女子世界選手権」の話に戻ろう。こちらは今大会の盛り上げ役を、江藤愛アナ(32)、宇垣美里アナ(27)、宇内梨沙アナ(27)ら、TBSの局アナたちが担当している。彼女たちは赤い応援Tシャツに身を包み、日替わりでPR番組に出演するなど精力的に宣伝をしているが、模範的すぎる宣伝方法でまさに毒にも薬にもならない状態だ。とはいえこれが「正しいあり方」であり、ジャニーズと強力タッグを組むフジテレビが特殊ではあるのだが……。

(今いくわ)

wezzy

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