岡田准一も葛藤? ジャニーズ“アイドル”の辞め時とは

wezzy / 2019年4月3日 7時5分

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 先月7日発売の「週刊文春」(文藝春秋)が報じた、錦戸亮の“関ジャニ∞脱退およびジャニーズ事務所退所”は、ファンに大きな衝撃を与えたが、ジャニーズ事務所は沈黙を守ったまま4月になった。関ジャニ∞からは昨年4月に渋谷すばるが脱退を発表、12月末をもってジャニーズ事務所も辞めている。

 ジャニーズ事務所としては、2020年末で嵐がグループとしての活動休止を予定しており、次世代のアイドルグループを育てるのに躍起だという。一方で、長寿グループの離脱や解散も決して良しとはしないだろう。ただ、役者やミュージシャンとしてジャニーズという芸能事務所に所属するのはいいとしても、“アイドル”を続けていくことに葛藤しているタレントは錦戸以外にもいるようだ。2日発売の「週刊女性」(主婦と生活社)は、嵐・松本潤、TOKIO・長瀬智也、V6・岡田准一が“アイドル”の限界を周囲に漏らしている、と伝えている。

 記事によればまず嵐の松本潤は、芝居が面白くなり“もっともっと連続ドラマに出たい、ゆくゆくはハリウッドにも進出したい”と話しているという。すでに生涯困ることがないほどお金を稼いだ松本は今後、好きな芝居だけをやっていきたいと望み、親交のある山田孝之や親友の小栗旬の活躍も松本に刺激を与えたという。嵐のコンサート演出を一手に引き受けてきた松本だが、ライブ活動がなくなる2021年以降は、芝居に専念する意向なのだろうか。とはいえ、ジャニーズ事務所に所属しながらハリウッド進出することも充分に可能であり、松本が事務所を辞めるというわけではないようだ。



 一方、長瀬智也の場合は、TOKIOが音楽活動を出来ないことの不満がくすぶっているという。昨年、ベース担当だった山口達也が女子高生への強制わいせつ容疑で書類送検されて脱退、TOKIOの音楽活動は完全に休止している。俳優としての評価も高い長瀬だが、“やっぱりみんなでバンドをやりたい”とこぼしているそうだ。

 長瀬に関しては1月にも、TOKIOが音楽活動を再開する兆しがないことから<(長瀬は)芸能界をフェードアウトしようとしているかのような動き>さえあると「日刊ゲンダイ」が報じていた。2月には木村拓哉のラジオ番組にゲスト出演した長瀬が、ジャニーズ事務所を「プリズン(=刑務所)みたいなもん」と冗談でたとえたことも、波紋を呼んだ。



 長瀬がプライベートで友人たち(といっても芸能界とつながりの深いメンバーであるが)とバンド活動をしていることは周知の事実。また趣味のバイクにどっぷり浸かったプライベートライフがよくわかるInstagramアカウントが広まったこともあった。およそジャニーズアイドルという枠にのみ収まるような存在でないことは確かだ。

 意外なのは、同誌がV6の岡田准一にも仕事への不満があると伝えていることである。



 アイドルでありながら演技派俳優として確固たる地位を確立した岡田准一は、5月に5日間連続で放送予定のスペシャルドラマ『白い巨塔』(テレビ朝日系)で主人公の外科医・財前五郎を演じるなど、相変わらずの活躍ぶり。しかし岡田自身は “俳優として評価されているのは、自分がジャニーズに所属しているからではないか。役者として本当に価値があるのかわからない”と話しているという。

 松本は35歳、長瀬は40歳、岡田は38歳。3人とも、少年時代にジャニーズ事務所に入所し、デビューグループのメンバーに選ばれ、アイドルとして活躍してきた。しかし何をもって“アイドル”とするのか。

 少なくとも、ファンを集めてコンサートを開催する“興行”は、“アイドル”活動のメインとなる要素だろう。であれば、すでにライブ予定のないTOKIO、活動休止を予定している嵐は、“アイドル”を卒業したと見てもいい。またV6も2018年はコンサートツアーを開いておらず、今年の予定も発表されていない。

 そしてアイドルライブをしないタレント、風間俊介や生田斗真、木村拓哉、中居正広らもジャニーズに所属している。つまり、ジャニーズ事務所に所属していることがすなわち“アイドル”とは言えないはずだ。それゆえ、彼らが現状の仕事内容に不満を覚えていると言われても、なんだか腑に落ちない。

 ファンとしても、コンサートでキラキラ輝く姿を見られなくなることは残念だが、この先もジャニーズ事務所に所属しながら、松本はハリウッド進出すればいいし、長瀬は音楽活動に精を出せばいい。要するに、事務所が“アイドル売り”以外の方向性も容認すれば何の問題もないだろう。そして彼らはアイドルの枠におさまらないタレント力を持っている。



 ただ岡田准一が「自分はジャニーズという下駄をはかされているのでは」と苦悩しているということが事実だとしたら、その背景にはジャニーズ事務所が主にテレビ業界において強い権力を有し、圧力によってキャスティングを左右していることがあるのだろう。SMAP解散にあたり、メリー喜多川副社長による彼らへのパワハラが白日の下に晒されたジャニーズ事務所。その後、事務所を去った香取慎吾らのテレビ露出は激減し、不当な圧力の存在はもはや否定できない。

 しかし「ジャニーズを辞めたらテレビに出られない」などというおかしな慣習は、事務所離脱者を食い止める効果をもはや持たないだろう。香取らは「新しい地図」を組み、CMや映画、ネットメディアで活躍している。

 10代の頃に入った会社に、いつまでも在籍しなければいけないという決まりもない。30代、40代になって「自分の居場所はここではない」と判断したら、円満に出て行くことができ、その後の仕事を阻害されることもないというのが、あるべき形だ。そしてジャニーズに所属しながらでも、ハリウッド進出なり、音楽活動なり、それぞれが活動の幅を広げていくことは、結果的に事務所にとってプラスだろう。“アイドル卒業”を決してネガティブに捉える必要はないのではないだろうか。

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