NGT48暴行事件をNHK新潟が徹底追及!「誰が意思決定をして、誰が責任を負っている会社なのか」秋元康の責任を問う

wezzy / 2019年4月11日 19時5分

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 4月9日、NHK新潟のニュース番組『新潟ニュース610』で、NGT48の特集が組まれた。もちろん、前向きな活動紹介ではない。昨年12月に発生した暴行事件について、運営会社の株式会社AKSのガバナンス問題、そして総合プロデューサーの秋元康氏の責任を追及し、事件の“核心”を真正面から突く放送だった。

 NGT48の暴行事件については3月21日、第三者委員会の調査を報告する会見が新潟市内で開かれた。しかし会見には、今村悦朗前NGT48劇場支配人も、AKSの吉成夏子代表取締役社長も、秋元康総合プロデューサーも姿を見せなかった。松村匠運営責任者兼取締役が中心となって記者の質問に答えていたが、被害者の山口真帆がTwitterでリアルタイム反論して報告内容の矛盾点や虚偽を突いたこともあり、松村氏はしどろもどろ。AKSという組織に対する不信感を増幅させるだけの会見となった。

 この会見が裏目に出たことで、NGT48は県内イベントへの出演が取りやめになり、テレビやラジオ番組も相次いで打ち切りへ。客観的に見ればグループの解散も待ったなしという状況にあるが、AKSはこの期に及んでNGT48メンバーを握手会に立たせている。



 こうしたなかで、地元・新潟のNHKは、NGT48暴行事件の“本質的”な問題を白日の下に晒した。本質的な問題とはすなわち、株式会社AKSの杜撰な組織体系、及び、秋元康氏の責任である。

「責任の所在はない」秋元康氏が経営者を“叱責”?

 株式会社AKSという組織は、代表取取締役の吉成夏子氏、松村匠氏を含む取締役の3名、監査役の1名、この計5名が「取締役会」に属している。その下にある事業部の「NGT48運営部」には、前NGT48劇場支配人の今村悦朗氏(3月7日付で契約を解除)がトップに位置づけられていた。

 しかし、3月に発表された調査報告書によれば、NGT48支配人の業務について、<職務、権限については具体的に定められていないし,誰の指揮・監督下で職務を行うのかも明らかにされていない状態であった>とまとめられ、責任の所在は明記されなかった。これを免罪符としたのか、今村悦朗氏は会見を欠席。代わりに松村匠氏が中心となって質疑応答を行っていた。

 番組では、このように責任者の所在が不明瞭なAKSの組織体系に疑問を呈しつつ、総合プロデューサーの秋元氏が今回の問題について一切の発言をしていないことに切り込んでいく。

 調査報告会見で、秋元康氏の不在の理由を記者から問われた松村氏は、「NGTの運営ということに関しては、弊社AKSが全権を握っております。それを全面的に対応しております。報告書の中にございましたように、秋元さんはクリエイティブのところを中心に担当されているので、ということでご理解いただければと思っております」と秋元氏に責任の所在がないことを主張。そのうえで、「秋元氏は今回の問題を大変憂慮している。『メンバーのケアを考えなさい』と叱責された」と述べていた。

 これについて、番組に出演した若槻良宏弁護士は、「組織運営の権限のないはずの秋元氏が、経営者の松村氏を叱責している」という矛盾を指摘。「本来であれば、監督を受ける立場は上司や代表取締役であるわけですが、そうでない方(秋元氏)から指揮監督命令を受けていることはまさに企業のガバナンスが問われる。この会社は誰が意思決定をして、誰が責任を負っている会社なのか、不明瞭になる発言だった」と説明し、AKSという組織の杜撰さをハッキリと批判していた。

 さらに、AKSが今後、ガバナンス強化にどのように取り組んでいくか示されていないことを挙げ、経営トップの吉成夏子氏、また総合プロデューサーの秋元康氏が表に立って説明することを求めている。

総合プロデューサー秋元康とLINEでつながるメンバーたち

 たとえAKSの組織図に名を連ねていなくとも、AKBグループの実質的なトップが秋元康であることは間違いない。松村氏の“憂慮”発言からも見て取れることだ。組織内で絶対的な権力を手にしていながら、徹底的に責任を逃れる。いったい秋元氏は、どれほどの特権階級にあるというのだろうか。一般企業に置き換えてみれば、下部組織で不祥事が起きたにもかかわらずトップが雲隠れを続けるということが、どれだけ非常識か分かるだろう。

 ちなみに、取締役の松村匠氏は元フジテレビ社員であり、かつて『とんねるずのみなさんのおかげです』のADとして番組出演経験もある。周知のことだが、秋元康氏は『とんねるずのみなさんのおかげです』(1997年からは『とんねるずのみなさんのおかげでした』)の構成作家をつとめていた。AKSは、こうした縁故をベースに、秋元氏を頂点として組織されたのだろうか。

 AKB48が大ブレイクを果たした当時の中心メンバーは、秋元氏との会食の様子をSNSにUPするなどしていた。元AKB48の島崎遥香は、4月3日放送の『有吉大反省会2時間SP 嘘つきアイドル衝撃カミングアウト祭り』(日本テレビ系)に出演し、ウーマンラッシュアワー村本大輔から「2人きりでお寿司屋さんに行かないか?」と誘われた際、「すごく怖くなって」、秋元康氏にそのことを相談したと明かしている。気軽に相談できる関係性があるということだ。

 指原莉乃も、グループからの卒業をLINEで秋元氏に報告したと話している。また欅坂46のメンバーたちにも秋元氏はLINEアカウントを教え「何かあったら連絡して」と伝えているという。それほど個々のメンバーに近い存在でもあったのだとしたら、NGT48のメンバーたちから、ここまで大騒動となっている事件の相談があっても良さそうなものだが、やはり秋元氏はこの件にノータッチを貫き通すのだろうか。

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