バーミヤンの冷やし中華は間違いない!! 「餃子の王将」「日高屋」「福しん」食べ比べレポ

wezzy / 2019年6月24日 16時5分

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 本格的な夏の訪れを控えて、街ではちらほらと「冷やし中華はじめました」の貼り紙やポスターを見かけるようになってきた。近年では、「バーミヤン」「餃子の王将」といった、誰もが知る有名チェーン店でも冷やし中華を提供しているところがある。チェーン店といえども侮れず、店舗ごとに趣向を凝らした冷やし中華を打ち出しているので、ただ涼を取るだけでなくグルメとして堪能することもできるのだ。

 そこで筆者は、数あるチェーン店のなかでもお馴染みの「日高屋」「福しん」「バーミヤン」「餃子の王将」の4店舗をピックアップし、冷やし中華の食べ比べを決行。味や具材、価格にはどれだけの違いがあるものなのか、チェックしていこう。

【日高屋】手軽に“THE 王道”の冷やし中華を味わいたいならココ!

 1店舗目は「日高屋」だ。首都圏以外にお住まいの方には馴染みがないかもしれないが、東京や埼玉、神奈川の駅前繁華街を中心に400店舗以上を出店しており、“ちょい飲み”に活用するファンも多い。

 さて、筆者が今回食べたのは期間限定メニューの「黒酢しょうゆ冷し麺」(530円、税込)。麺と具材が、別々の皿に分かれているところが奥ゆかしい。

 具材はワカメ、錦糸卵、キュウリ、ハムというラインナップで、麺の皿には紅生姜も。セルフで自由に盛りつけできる楽しさはあるが、ランチ休憩であまり時間に余裕がないサラリーマンなどからすると、かえって面倒に感じてしまうかもしれない。

 ただ、嬉しいことに、この具材が意外とボリューミーなのだ。「これくらい載せれば立派な冷やし中華だ」と思うところまで盛りつけてみても、まだ皿には1/4近く残っている。

 では、肝心の味はどうか。しっかりと冷えた麺にまとわりつくタレからは、黒酢由来の酸味だけでなく、ほのかな甘みが漂ってきた。その甘みの正体が気になり、メニューの解説文に目を通すと、どうやらリンゴ酢が味の決め手になっているらしい。酢は酢でもツンとする嫌な感覚はないし、万人ウケする味に仕上がっている。

 そう、悪く言えば“尖りがない”ものの、よく言えば“さすがチェーン店”。王道の冷やし中華を、530円というコストパフォーマンスで食べられるのはありがたい。6月14日からは冷やしメニューとしてもう1品、「ごま味噌冷し」(550円、税込)も始まったので見逃せない。

【福しん】緑色の麺にクラゲトッピングなど、個性派な1杯!

 続いては「福しん」。こちらは東京都内に33店舗あるのみで、先述した日高屋より知名度は劣るだろうが、最も安い麺類は「手もみラーメン(醤油)」の390円(税込)と、リーズナブルな価格設定がウリだ。

 そんな福しんでも「冷やし中華」(590円、税込)を販売しており、味は「さっぱり醤油ダレ」と「ピリ辛胡麻ダレ」の2種類から選べる。醤油系の冷やし中華は日高屋で食べていたため、今回はピリ辛胡麻ダレをチョイスした。

 店員に口頭で注文したあと、暇つぶしにスマートフォンをいじっていたら、すぐさま料理が到着。正確に測っていたわけではないが、恐らく2分程度しか待っていない。

 いくら提供スピードが速くても、冷やし中華はヌルければ台なしだ。しかし、皿に触れてみるとちゃんと冷えているため、厨房ではどんな超絶オペレーションが繰り広げられているのかと気になってしまった。

 それはさておき、具材を観察してみよう。ワカメ、錦糸卵、キュウリは日高屋と共通しているが、クラゲ、トマト、蒸し鶏は福しんにしかないもの。さらに特筆すべきは、緑がかった麺である。

 石垣産のクロレラ(緑藻類)を使っているというこの麺は、ややグニグニしており、一般的な中華麺よりもヘルシーとのこと。コリコリしたクラゲや、しっとりした蒸し鶏などと一緒に咀嚼すると、異なる食感同士が口の中でコラボレーションして面白い。

 一方でピリ辛胡麻ダレという味つけについては、ピリ辛と呼ぶほど辛くはなかったし、さほど印象に残らなかったのが正直なところ。とはいえ、醤油系の冷やし中華に飽きた方が、たまの気分転換で食べる分には都合がいいかもしれない。

【バーミヤン】“ラーメンサラダ”に通ずるものがあるヘルシー冷やし中華!

 ここからは、より全国区なチェーン店の冷やし中華を紹介していこう。

 まずは「バーミヤン」。ファミレスの雄である「ガスト」を擁するすかいらーくグループが、北は秋田から南は広島まで、300店舗超を展開している中華料理店だ。

 バーミヤンがこの時期に提供しているのは、「七彩の冷やし中華」(749円、税抜)と名づけられたメニュー。タレは福しんと同じく「醤油」か「ゴマ」かの2択だったため、ここでも筆者はゴマを頼んだ。

 数分後に運ばれてきた皿は、“七彩”というネーミングが示すように、色とりどりの具材が目を引く。頂上に盛られた細切りの錦糸卵がとにかく美しく、箸を入れて崩してしまうのが惜しまれたほどだ。

 さらにはレタスや紫キャベツといった生野菜がもりだくさんで、それらをゴマダレに絡めて頬張ると絶品。もはや冷やし中華というより、サラダを食べているような錯覚に陥った。筆者は日頃、“二郎系”のようにジャンクなラーメン屋にばかり足を運んでいるので、この日は久々に健康的な食事を摂れたといっても過言ではない(二郎系ラーメンも、モヤシの摂取量であれば圧倒しているが)。

 なお、今回はスルーしてしまったのだが、バーミヤンでは+100円(税抜)すれば「翡翠麺」(ひすいめん)という、ほうれん草を練りこんだ麺に変更可能。翡翠麺は通常の麺よりも糖質が35%カットされているため、ただでさえ野菜尽くしな七彩の冷やし中華を、もっとヘルシーにすることもできるというわけだ。他店より値は張るにせよ、バーミヤンは、健康志向な方にはピッタリな選択肢だといえるだろう。

【餃子の王将】まさかの4月発売…“夏を先取り”というレベルではない!?

 ラストは、直営店とフランチャイズ店を合わせて全国に700店舗以上を構える「餃子の王将」である。

 餃子の王将の「冷し中華」(680円、税抜)は今年、なんと4月18日という驚くべきタイミングに発売。6月限定で「よだれ鶏冷麺」(732円、税抜)というメニューも販売されており、こちらはこちらで興味をそそられたものの、今回は初志貫徹で(?)冷し中華をオーダーした。

 具材はチャーシュー、錦糸卵、カニカマ、キュウリ、トマト。これまで食べてきた3店舗に比べるとカニカマが少し新鮮だったくらいで、特に奇をてらった様子はない。

 北海道産の小麦粉を使用しているという麺には程よい歯ごたえがあり、醤油ベースのタレにはレモンの風味が効いていて爽やか。トマトは口内のリフレッシュにちょうどよく、一気に完食まで導いてくれる。筆者は塩分を恐れながらも、ついつい残り汁まで飲み干してしまったことをここに告白しよう。

 しかし、麺量の問題だろうか、食後に得られた満腹感は決して高くなかった。隣の席に座る男性サラリーマンも筆者と同じ冷し中華を食べていたのだが、「鶏の唐揚」(300円、税抜)を追加注文していたので、この1杯だけだと、イマイチお腹が膨れないのかもしれない。

 日高屋や福しんより洗練された味わいではあっても、そのコストパフォーマンスには「?」がついてしまったし、夏の間にもう一度リピートしたいかと問われたら、筆者の答えは「NO Thank You」である。

――これにて、4店舗の食べ比べが完了。筆者の独断と偏見に基づいてお気に入り順に並べると、次のようになった。

①バーミヤン「七彩の冷やし中華」(749円、税抜)
②福しん「冷やし中華」(590円、税込)
③日高屋「黒酢しょうゆ冷し麺」(530円、税込)
④餃子の王将「冷し中華」(680円、税抜)

 純粋においしい冷やし中華を食べたければ、バーミヤンに行けば間違いないはずだ。ただし、4店舗のなかでは最も高価である(ちなみに筆者は今回、22時以降に来店したため深夜料金10%が別途発生してしまった)。

 次点は福しん。緑色のクロレラ麺もそうだし、クラゲや蒸し鶏のような具材にも個性を感じて好印象だった。そして日高屋は安さが最大の取り柄であり、餃子の王将はもうちょっとボリュームを増やすか、値段を下げるかしてくれれば……といったところ。

 もっとも、これは4店舗全部に言えることだが、チェーン店ならではの安定したクオリティは、どこの冷やし中華にもしっかり保証されている。ぜひとも各店舗を食べ歩き、この夏の“推し麺”を見つけてみてはいかがだろうか。

(文=宮元大地/A4studio)

 

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