SMAP完全解禁か ジャニー喜多川氏死去でSMAP“再結成説”も浮上

wezzy / 2019年7月11日 17時45分

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 ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長が7月9日午後、解離性脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血のため入院先の病院で亡くなった。享年87歳。

 ジャニー氏は1962年にジャニーズ事務所を創立して以来、数多くのスターの原石を見出し、エンターテインメントの担い手として育て上げ、世に送り出してきた。TOKIO国分太一は司会を務める情報番組『ビビット』(TBS系)で泣きながら訃報を伝え、「ジャニーさんは野球でいえば二軍の監督」と表現。右も左もわからない少年たちを一人前の選手に育て上げ、プロとして一軍デビューさせてくれたのだと感謝を述べた。

 ジャニー氏に育てられたうちの一人、元SMAPの木村拓哉は9日深夜、中国版のTwitter「微博(ウェイボ)」を更新。<ジャニーさん、今まで走り抜きました。どうかゆっくり休めることを願っています。拓哉>(日本語訳)と綴り、1987年の入所以降、およそ30年以上もの付き合いとなる恩人を悼んだ。

 その木村が2016年末まで属したSMAPの“映像”を、ジャニー氏の訃報を伝える各局のテレビニュースがこぞって流している。

 亡くなったという情報がマスコミ各社に伝わったのは9日夜10時半頃。情報解禁は同11時半だった。報道番組『news zero』(日本テレビ系)では、ジャニーズ事務所による東日本大震災復興支援プロジェクト「Marching J」による募金イベント中の映像を流し、SMAP退所組や元KAT-TUNの田中聖や田口淳之介の姿も映っていた。

 さらに明けて10日、朝の情報番組ではどの局でも、ジャニー氏の功績をたたえ彼の育てたタレントたちのVTRを流し、SMAPのコンサート映像や伝説のデビューライブ映像など、ファンには懐かしいものが満載だった。

 ファンが驚いたのは、2016年末にSMAPが解散して以降、ジャニーズ事務所を辞めた香取慎吾、稲垣吾郎、草なぎ剛の3名が地上波テレビで活躍することはおろか、SMAPの楽曲や映像を流すことさえ自粛するかの動きが各局で起こっていたからだ。これはジャニーズ事務所への忖度と見られていたが、ジャニー氏の功績を語るうえで、アイドルのバラエティ進出とそれによる“アイドル以上の幅広い知名度”を獲得したSMAPの存在は外せず、完全解禁となったのだろうか。

 SMAP映像の解禁に沸くファン界隈だが、SMAPの再結成を望む声もいまだ途切れない。

SMAPとジャニー喜多川氏の絆

 SMAP解散後、木村拓哉と中居正広はジャニーズ事務所に残留。草なぎ剛、稲垣吾郎、香取慎吾の3人は、マネージャーの飯島三智氏にとともに事務所を退所し、「新しい地図」として独立した。

 この解散は2015年、「週刊文春」(文藝春秋)誌上のインタビューでメリー喜多川副社長が、娘の藤島ジュリー景子副社長と飯島氏の派閥が対立しているという記者の言葉に「飯島を呼んで!」と激高し、「SMAPは踊れないじゃない」「うちのトップはマッチ」「対立するなら辞めてもらう」と圧力をかけたことがきっかけと見られている。ジャニーズ事務所にいられなくなった飯島氏が退社し、SMAPも彼女を慕い退所した3人と、ジャニーズを辞めるわけにいかなかった2人とで、分裂を余儀なくされた。

 こうした事務所内の女性陣によるゴタゴタでタレントが振り回されることを、ジャニー喜多川氏は忸怩たる思いで見ていたことだろう。SMAPの解散が正式決定する前の2016年5月、ジャニー氏は「僕は、命にかけても……(解散させない)。SMAPは、我が子と同じですから。彼らが僕を信じている以上に、僕も彼らを信じています」と断言していた。

 最終的にSMAPは解散してしまったが、その際にもジャニー氏は、「(解散は)悲しいけれど、メンバーがそれぞれの世界を作り上げていく期待はものすごくあります」と理解を示し、「SMAPありがとう、という気持ちです。僕は永遠に、後押し、バックアップ、応援していくつもりです」と愛に溢れるコメントをしていた。

 ちなみに、ジャニー氏はSMAPの「育ての親」である飯島三智氏の手腕も高く評価しており、次期社長として見込んでいたという。退所後も、「(飯島氏に)帰ってきてほしい」と何度となく口にしていたそうだ。

再結成のカギは中居正広が持つ?

 ジャニー氏は、草なぎ、稲垣、香取や飯島氏を含めた独立組を“排除”するどころか、最後まで見方であり続けようとしていた。そのうえジャニー氏はSMAPの再結成にこだわり続けていたとも言われている。

 メンバーそれぞれもジャニー氏に恩義を感じていることは一致しているため、一部では、今年のNHK紅白歌合戦でSMAPの5人が再集結するのでは、と期待する声も出ている。



 そんな中で、もっとも注目されているのが、中居正広の動向だ。かねてより退所組と合流する予定ではないかと囁かれてきた中居だが、「週刊新潮」2019年7月4日(新潮社)では、中居が事務所残留を決めた最大の理由は他ならぬジャニー氏への“恩義”であり、ジャニー氏が亡くなれば中居も独立に向けて動き出す可能性が高い、と伝えている。

 中居が“決断”すれば、必然的に木村の去就にも注目が集まる。SMAPの解散前には、5人揃って独立することも話し合われていたというが……。

解散後もジャニーズに受け継がれるSMAPの功績

 おりしも、ジャニー氏が亡くなる3日前――7月6日に生放送された大型音楽番組『THE MUSIC DAY 2019 ~時代~』(日本テレビ系)では、ジャニーズの面々が大集結し、グループや世代を超えたメンバー同士でコラボした「ジャニーズシャッフルデビュー曲メドレー」を披露した。

 そこでは、KinKi Kidsの「硝子の少年」や嵐の「A・RA・SHI」、さらにKing&Princeの「シンデレラガール」に並び、1992年に発売されたSMAPのデビュー曲「Can’t Stop!!-LOVING-」もしっかりとラインナップ。二宮和也、錦戸亮、亀梨和也、薮宏太、千賀健永が歌唱し、SMAPの曲や功績は後輩たちにしっかりと受け継がれていることを実感させるステージングだった。きっと、病床のジャニー氏も満足するショーだったに違いない。

 人気番組での衝撃的な“公開謝罪”で日本中を揺るがせたSMAPの解散騒動から、はや3年。ジャニーズを牽引し、“帝国”と呼ばれるまで成長させたジャニー氏も、この世を旅立った。これをひとつの節目として、SMAPが再び動き出す可能性は、あるのだろうか。

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