中居正広とメリー喜多川副社長の確執 ジャニーズ残留のあり得なさ 

wezzy / 2019年7月18日 20時15分

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 ジャニーズ事務所の社長・ジャニー喜多川氏の逝去により、ジャニーズタレントたちの動向に注目が集まっている。とりわけ中居正広の去就は気になるところだろう。これまでも中居がジャニーズ事務所を退所し、SMAPの元マネージャー・飯島三智氏率いる「新しい地図」と合流するという話はたびたび浮上。しかし中居はジャニー氏への恩義があるため事務所に留まっているという見方も強かった。

 ジャニー氏が亡くなり、ジャニーズ事務所の次期社長にはジャニー氏の姪・藤島ジュリー景子氏が就任予定とされている。ジュリー氏はTOKIOや嵐、関ジャニ∞の育ての親だ。ジャニー氏の姉でジュリー氏の母であるメリー喜多川氏も、一線を退いたと言われてはいるものの、健在である。

 中居正広がジャニー氏亡き後もジャニーズ事務所のタレントとして活動を続けるか否かは、メリー氏及びジュリー氏との関係次第だろう。そもそもメリー氏は、事務所にとって功労者だったはずのSMAPを快く思っておらず、冷たい態度を隠さなかった。またSMAP解散騒動を経て、中居とメリー氏との亀裂は深まったと見られている。当時の確執を振り返りたい。

メリー氏の公開パワハラによるSMAPマネ離脱

 まず「週刊文春」2015年1月29日号(文藝春秋)は、ジャニーズ事務所内の“派閥争い”についてメリー喜多川氏に尋ねた記事を掲載。SMAPなどを育てたマネージャーの飯島三智氏とジュリー氏との二大派閥が火花を散らしているという業界内の噂を受けたものだったが、メリー氏は「派閥などない」と一蹴し、取材現場に飯島氏を呼び出した。

 そして飯島氏の到着後、同誌記者が「SMAPと嵐の共演がないのは、派閥があるからでは?」と飯島氏に質問すると、メリー氏は「だって(共演しようにも)SMAPは踊れないじゃないですか」「踊れる子たちからみれば(SMAP)は踊れません」と断言。もしジュリー派と飯島派が派閥をつくり対立しているのだとすれば、「(飯島氏に対して)『SMAPを連れて行って今日から出て行ってもらう』と言うしかない」「どうぞ自分のところで別に(会社を)つくってくださいと言うだけ」とも言ってのけた。

 この誌上公開パワハラが直接的な原因となったかは定かでないが、飯島氏はその後、ジャニーズ事務所を辞めている。

中居正広はメリー氏に謝罪しなかった?

 飯島氏の退社に伴い巻き起こったのが、SMAP解散騒動だ。

 2016年1月13日、SMAPの解散と木村拓哉を除くSMAPメンバー4人の独立をスポーツ紙が報じた。言わずもがな、スポーツ紙はジャニーズ事務所から情報を得て記事をリリースしており、「飯島氏とメンバー4人が独立を画策しSMAPは解散、木村拓哉はジャニーズへの忠義を尽くして残留を決めた」という筋書きでの報道がメインだった。

 SMAP5人そろって大手事務所・田辺エージェンシーへの移籍を予定していたが、木村の残留もありご破産に。結局「解散はしない」ことで話がまとまったと報じられた。

 そして1月18日、『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)において5人はテレビカメラに向かい「解散しません」「お騒がせしてすみませんでした」と謝罪することになる。だが視聴者や彼ら自身のファンに向かって謝る必要などなく、これは事務所上層部、つまりメリー氏に向けた公開謝罪でしかなかった。

 「週刊新潮」2016年1月28日号(新潮社)の取材に応じたメリー氏は、2015年12月27日に田辺エージェンシーの田邊社長が「SMAP4人を事務所に戻してくれないか」と言っていることを友人を介して知ったと説明。田邊社長は「SMAPは5人でいるべき」という思いから、中居に対して「あとの3人をまとめてジャニーズ事務所に挨拶にいくべし」と指示していたそうだ。

 田邊社長の言葉を受け、メリー氏は中居らの謝罪を待っていたというが、彼らは謝罪に来なかった。

<中居からも誰からも何の連絡もありませんでした>

<きちんと言っておきたいのは、私は4人を追い出したわけでも、受け入れないと言ったわけでもありません。むしろ田邊さんから言われて「受け入れます」とお返事をしました。それなのに、誰も挨拶に来なかった。これははっきりとさせておきます>

 このようにメリー氏は「追い出していない」と反論しているが、前出の「週刊文春」でのインタビューを読む限り、飯島氏とSMAPをメリー氏が冷遇していたと想像することは難しくない。また、経営者であるメリー氏がメンバーからの謝罪を待っているだけという姿勢に、ファンからは批判が殺到。署名サイト「change.org」では「メリー喜多川氏解任署名」まで起こった。なお、署名活動は開始3日で6000人を越えたが、4日目に突然終了した。

中居正広がジャニーズ事務所に残留する可能性は

 表向きは「解散しません」と“謝罪”したSMAPだが、結局その年の8月、正式に解散を発表した。

 翌2017年の9月に、稲垣吾郎と草なぎ剛、香取慎吾はジャニーズ事務所を退所。中居正広と木村拓哉はタレントとして事務所に残った。

 なぜ独立を望んでいた中居が事務所残留を決めたのか、その事情はわからない。数々の冠番組を持っているがゆえ、スタッフの今後を考えてジャニーズのままでいることを選択したとも、ジャニー喜多川氏への恩義があったとも言われている。また、事務所を辞め「新しい地図」となった3人を、彼らが(ジャニーズ事務所のへのテレビ側の忖度から)出られなくなった地上波テレビを使って応援するため、と見る向きもあった。

 中居の自己保身のためだという声もある。テレビバラエティを仕事のメインに据えている彼がジャニーズを辞めれば、すべての仕事がなくなるからだ。そのようなイチ事務所による業界圧力がそこまで強く機能するとしたら、とんでもないことなのだが、実際にジャニーズ事務所を退所した元SMAPメンバーは、CMや映画、雑誌などへの登場は多くあっても、『全国ネットの地上波テレビ』にはほとんど出演しなくなっている。

 しかしSMAP解散の日、すなわち2016年12月31日、中居はラジオ『中居正広のSome girl' SMAP』(ニッポン放送)最終回で、SMAP解散をめぐる目まぐるしい一年間について率直な思いを語っていた。

<自分の私利私欲、好かれたいとかこの期に及んで全くない。自分だけとか、1ミリもなくなる>

<メンバーは今年1年、本当によく頑張りました。よく踏ん張った。いろんな思いがあったと思う。いろんな思いが入り交じって、複雑な思いがあったと思う>

 こうした言葉の端々に、SMAPへの愛情が滲んでいた。中居正広が自己保身のためだけにジャニーズ事務所に残り、またこれからも所属し続けるとは思えないのである。

 SMAP解散の経緯やそれ以前のメリー氏によるSMAP冷遇ぶりを見れば、中居とメリー氏の関係が良好とは言えないことは明らか。中居正広がジャニー氏亡き後のジャニーズ事務所に残る理由はどこにあるのだろうか。

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