吉本興業大崎会長は「岡本社長の会見、あれで良い」と認識か 吉本上層部と世間の温度差

wezzy / 2019年7月25日 12時55分

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 極楽とんぼ・加藤浩次が24日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)で、吉本興業の大崎洋会長と面談したことを話した。加藤浩次は、同社の岡本昭彦社長および大崎会長が退任し経営陣を刷新しないならば、自身が吉本興業を離れるつもりだと明言していた。

 しかし23日夕方から3時間におよんだ加藤浩次と大崎会長との面談で結論は出ず、保留状態だという。加藤の主張と会社側の意向は「平行線」だそうだ。

 加藤をはじめとして多くの芸人たちが、吉本上層部の姿勢に不満を吐露している。芸人側からの不満は、岡本社長と大崎会長の高圧的な態度や、「芸人はファミリー」と浪花節をきかせた欺瞞、また契約書を交わさず低賃金で不安定な生活を強いられることなど、多岐にわたる。

 一方、大崎会長は経営陣の刷新を拒み、契約や賃金アップについても「現状維持」の姿勢を取っている。確かにこれは「平行線」だろう。かといって多くのレギュラー番組を抱える加藤浩次も、即座に非・吉本芸人化するわけにはいかない。落としどころを探る話し合いはまだ始まったばかりということだ。

 ただもっとも不思議なことは、加藤いわく、大崎会長は22日に開いた岡本社長の記者会見を「そこまで悪いと思っていない」ようだったということだ。つまり「失敗だった」と認識していないようなのである。一体なぜなのか。



 5時間半に及ぶグダグダ会見での岡本社長は、記者からの質問に明瞭な答えを出せず、企業トップらしからぬ醜態を晒していた。

 そもそも反社会的勢力と吉本興業とのつながりをどのように断つかは、芸人用ホットラインの充実やコンプライアンス研修という対策で十分なのか。また吉本興業が株主であるテレビ局への“配慮”で、田村亮が希望した「謝罪会見」をしなかったという説明も、世間を納得させられるものではない。

 そのうえ岡本社長はこの問題を、芸人との「コミュニケーション不足」にすり替え、自身の配慮が足りなかったとして、宮迫博之と田村亮への“処分”を撤回するとまで明言。だが宮迫と田村が反社会的勢力と意図せずであっても交流を持ち、おまけに金銭を受け取ったことについて会社に虚偽の説明をしたことで、吉本興業に大きな損害を与えたことは事実だろう。それすら不問に付すかのような岡本社長の頓珍漢な受け答えは、闇営業騒動がここまで拡大したことの本質を社長自身がなんら理解していないことを示していた。結局、パワハラを責められたので、「芸人さん」に謝罪します……というポーズにしか見えない会見だったのだ。

 そんな記者会見を大崎会長が「失敗」と捉えず、「あれで良かった」と認識している。これでは、吉本興業という組織への信用性はますます失われていくだろう。内部の異常性が広く露呈したにもかかわらず、吉本興業はこれからもまるで何事もなかったかのように、大企業として振る舞っていくつもりなのだろうか。

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