錦戸亮がジャニーズ退所で「干される」「消える」としたら、2つの理由がある

wezzy / 2019年9月9日 6時5分

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 錦戸亮が9月末での関ジャニ∞脱退およびジャニーズ事務所から退所する。5日17時には、ファンクラブ会員宛のメッセージ動画にて、錦戸を除く関ジャニ∞のメンバー5人が、今年11月から47都道府県を回る全国ツアーを行うと明かした。

 7月から9月3日にかけて全12公演のドームツアー「十五夜」を終えたばかりの関ジャニ。休む間もなく11月から再びのツアーを走り始めるわけだが、一方の錦戸亮はジャニーズ退所後にどのようなかたちで芸能活動を続けていくのだろうか。

 錦戸亮が「アイドル」としての仕事と決別し俳優業に専念する意向だという噂は以前からあるものの、ジャニーズ事務所を退所したタレントが民放テレビ局のテレビドラマに起用される例はほとんどない。

 最も主たる事例が、元SMAPメンバーの稲垣吾郎・草なぎ剛・香取慎吾の扱いだ。ジャニーズ事務所に所属していた頃は、連続ドラマの主演に絶えず起用されてきた三人だが、独立後は地上波テレビでの連ドラ出演が1本もない。彼らがレギュラー出演していた冠バラエティ番組も次々と打ち切られた。

 テレビ局は「ジャニーズ事務所の圧力」を否定し、マツコ・デラックスは「三人に魅力がないからだ」と喝破したが、ジャニーズ事務所に限らず芸能プロダクション側が「そのタレントを出演させるなら、うちのタレントは使わせない」とテレビ局や出版社に威圧的な態度で交渉を迫ることは公然の秘密だ。結果、所属していた事務所と揉めて独立した俳優やタレントは、テレビ番組から消える。

 こうしたテレビと芸能界の癒着に、公正取引委員会がメスを入れた。今年7月、ジャニーズ事務所が元SMAPメンバー3人をテレビ番組に出演させないよう民放テレビ局に圧力をかけていた疑いがあるとして、公正取引委員会が調査したのだ。公取委は圧力の証拠はないとしたものの、ジャニーズ事務所を口頭注意した。さらに先月27日、芸能人の契約に関し、独禁法上問題となり得る行為として、以下の4つを提示した。

① 移籍・独立をあきらめさせる
② 事務所の意向による一方的な契約更新をする
③ 正当な報酬を支払わない
④ 出演先や移籍先に圧力をかけて独立後の活動を妨害する

 特に(4)と(1)はセットになっているといえるだろう。

 もちろん役者・タレントが活動の場をテレビドラマに限定する必要はなく、映画や舞台、ネットドラマなど複数の場がある。稲垣、草なぎ、香取の3人は、テレビドラマへの出演はないものの、映画、ネットドラマ、舞台で俳優として活動を続けている。Netflix やAmazonビデオなどは、予算が潤沢・世界同時発信が可能・日本芸能界の伝統に強い影響を受けないことなどから特に注目が高まっている。



 つまり2019年現在の日本において、ジャニーズ時代のような“民放ゴールデンタイムの連ドラ主演”だけが、俳優として唯一無二の成功ではない。

 ただ一方で、上記のような「圧力」を否定する声もある。前述したマツコ・デラックスの発言が顕著だが、大手事務所のバックアップを失った途端、テレビ局側にそのタレントを起用するメリットがなくなるケースもあると考えられるためだ。「ジャニーズがオススメしてくるから」「ジャニーズ主導の企画だから」という理由で制作されたジャニーズタレントの主演ドラマや主演映画も多い。その個人に役者として魅力がないとすれば、ジャニーズ所属でなくなった以上は起用する理由がなくなる。

 しかし錦戸亮の俳優としての評価は、「ジャニーズ枠」を超えてきた。映画『羊の木』やNHK大河『西郷どん』での好演も記憶に新しい。ラブコメディからサスペンスまで、幅広く演じてきたことは事実だ。何より錦戸本人に“ジャニーズ”という下駄を脱いでもやっていけるという自信がついたからこそ、退所を決めたのではないだろうか。

 6日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)で、司会の加藤浩次は「錦戸君の仕事が制限されない世界、世の中であってほしいなと思います」とコメントした。せっかく独立すると決めたのだから、息の長い役者になってほしい。

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