嵐「IN THE SUMMER」に賛否「なんで今さら英語?」「発音が…」 ひたすら挑戦することを選んだ理由とは
wezzy / 2020年7月28日 16時40分

嵐の新曲「IN THE SUMMER」がファンの間で賛否を呼んでいるようだ。
「IN THE SUMMER」は7月24日にリリースされた配信限定シングル。これまでレディー・ガガ、アリアナ・グランデ、ワン・ダイレクションなどの楽曲を手がけてきたラミ・ヤコブ氏が書き下ろしたEDM調の楽曲となっている。サウンドもさることながら歌詞も洋楽仕様で、2番に一部日本語がある以外はほとんどが英語だ。
嵐のこれまでの作品とは明らかに方向性の違う「IN THE SUMMER」に対し、「斬新な曲」との好意的な評価もある一方、否定的な意見も多い。「休止報告前の方が嵐らしい曲で好きだった」と、J-POP的な作風とはかけ離れた音に対する微妙な感想や、「普通に日本語の歌の方がいい」「なんで今さら英語?」「嵐の英語の発音は何とかならないものか」といった歌詞を問題視する見方もある。
だが、これは嵐にとって敢えての挑戦だ。ここで「IN THE SUMMER」をリリースした明確な理由があるという。
昨年から嵐は海外の作家と積極的にコラボレーションを行っている。過去の楽曲をリミックスする「Reborn」企画では「A-RA-SHI」「Love so sweet」などの楽曲が海外のプロデューサーによって現行の世界のトレンドを意識した音に生まれ変わり、2019年11月にはその方向を踏襲した新曲「Turning Up」もリリースされた。今回話題となっている「IN THE SUMMER」もその流れにある楽曲といえる。
嵐が海外作家とのコラボレーションを進めているのは、活動休止前に世界に挑戦したいという思いがあるからだ。
Netflixのドキュメンタリー番組『ARASHI’s Diary -Voyage-』(Netflix)第10話には、松本潤が渡米し、「どうすれば嵐の楽曲が欧米の市場に通じるものになるか」を海外の作家と話し合う模様がおさめられていた。
そこでBloodPop氏(レディー・ガガやジャスティン・ビーバーに楽曲提供した実績のあるプロデューサー。「Reborn」企画では「Face Down」のリミックスを担当)と打ち合わせた際、彼から「日本は例外だが、ほとんどの国ではミニマリズム的な曲作りが主流な傾向にあると感じている。皆スマホで音楽を聴くからそうならざるを得ない」と、J-POPとアメリカで好まれる音の大きな違いを説明された松本は、そのことを理解したうえで<いまのアメリカで聴いて気持ちいい音楽にリミックスしたい>と要望を伝えている。
これまで嵐が約20年のキャリアで培ったものを変えてまで世界に照準を合わせた音楽をつくることにこだわったのは、2020年いっぱいで無期限の活動休止に入ってしまうからこそ、最後の最後までチャレンジし続ける嵐でいたいという思いからだった。
ドキュメンタリーのなかで松本は<クローズして終わるのではなく、チャレンジして終えたいなと思っている>としながら、このように語っている。
<俺はやっぱりその、最後2020年のブレイクするタイミングまでひたすら挑戦するという道を選びたかったんだよね。2020年以降の嵐のことを考えても、メンバーそれぞれのことを考えても、嵐というグループにとっても、一番いい選択なんじゃないかなと>
嵐のメンバーは活動休止のタイミングまで新しいことにチャレンジし続けているが、そのすべてがファンに受け入れられているわけではないようだ。そうした反発の背景には「最後の1年くらい近くにいて思い出を共有したい」という思いもあるのだろう。
アメリカでの差別抗議デモの深刻化と音楽業界のストライキを受けて6月12日配信予定のスケジュールが変更となった楽曲「Party Starters」も、「IN THE SUMMER」と同じく世界を強く意識した曲だといわれている。この曲はファンからどのように受け止められるだろうか。
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