VAZ・森泰輝代表の退任「コロナの影響」だけじゃない? ヒカルら退所で打撃、契約めぐる告発も複数あった

wezzy / 2020年10月30日 14時10分

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 ねお、ぷろたん、整形アイドル轟ちゃんなどが所属するYouTuber事務所・VAZの森泰輝氏が代表取締役を退任すると発表した。

 森氏はVAZの代表取締役を退いた理由についてnoteで説明しており、それによると「コロナの影響によりクライアント企業とのタイアップ案件の中止・延期が相次ぎ、会社経営に行き詰まった」という。

 だが、退任の理由はそれだけではないだろう。VAZからは所属YouTuberの退所が相次いでいる。ヒカル、ラファエル、禁断ボーイズ、スカイピース、まあたそ、ゆん(ヴァンゆん)といった人気YouTuberが次々と退所していった。

 その過程で給与未払いなどの問題も明るみに。2019年1月、所属YouTuberのわかにゃん(現在は退所)は、動画でVAZの杜撰な組織運営への怒りをぶちまけた。

<何十万という給与が、2カ月3カ月経っても入金してもらえない。連絡しても、対応中ですと言うばかりでなにもしてくれない>
<企業さんからの仕事の問い合わせも、事務所が対応してくれなくて、これまで50件以上の案件がポシャってる。社長に連絡しても返信すらこない>
<今まで、VAZに所属してる子たちがその苦しみをツイートしたら、事務所に消せと言われて、それで辞めていったひとたちを沢山見てきた>

 わかにゃんの訴えに他のYouTuberも続き、みづちゃ(現在は退所)は「給料明細の誤りを指摘したらそれから明細が届かなくなった」「ファンからもらった手紙が破れた状態で手元に届いた」といった被害をツイート。また、引退したYouTuber・ゆきだるまも、ファンレターやプレゼントが1年近く届いていないと明かしていた。



 VAZが抱えるトラブルのなかには現在進行形で続いているものもある。中高生に圧倒的な人気を誇るYouTuber・ねおはいま現在もVAZとの契約をめぐって対立している。

 2020年8月、ねおの母親はブログで「年間にして数千万円のYouTube収益が出てても、月に30万ほどしか報酬が渡されない月も存在しています」「3人のマネージャーさんがいながら仕事内容が共有されない。ねおから泣きながら連絡が来た事もあります」「辞めるに当たり契約期間がいつまでかを伺った時に事実ではない日付けを教えられたり、YouTubeのアカウントも、取締役の渡辺さんや経営陣の方々に管理され、しばらくねおが触れない状況もありました」といった実態を訴えた。

 これをもって、ねおとVAZの対立が激化。VAZ側は公式サイトで、「事実と異なる内容をブログに投稿したことは、誠に遺憾」としつつ、今後については「顧問弁護士と相談の上、厳正に対処」すると表明していた。

 一方、ねおは弁護士を通してVAZに契約の「解除通知」を送付。10月1日にはYouTubeチャンネルでVAZからは正式に退所したと報告した。

 だが、VAZ側はねおの退所を否定している。同日、VAZは声明を発表し、以下の内容を書き記した上で「今後については弁護士と相談する」としていた。

<弊社と「ねお」間で締結した2016年8月15日付専属契約書によれば、契約期間は2022年8月15日までとなっています。そのため、「ねお」は、その契約期間は弊社所属のクリエイターとなります>
<当該契約は、「ねお」が、弊社に対して、営業活動、広告・宣伝、パブリシティ・ライツマネジメント等の活動全般に関してのマネジメント業務を独占的に委託すること等を定めたものです>

 VAZのホームページの所属クリエイター一覧には、いまでもねおがトップに掲載されている。これに対してねおの母は「記憶のない契約書が出てきています」「契約期間がいつまでかを伺った時に事実ではない日付けを教えられた」と再告発。10月2日更新のブログでは<10月1日より改めて個人事務所として再スタートをきる事となりました>として、新しい仕事依頼の連絡先を載せた。

 両者の溝は埋めがたいものになっているようだが、森氏の退任によって、ねおとVAZの契約トラブルも新たな展開を見せるのだろうか。

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