ジャニーズWEST中間淳太の発言が波紋「今の関西でテレビに出るってそういうことなんだろうけど…」

wezzy / 2020年11月11日 6時30分

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 ジャニーズWESTの中間淳太が11月7日放送『教えて!ニュースライブ 正義のミカタ』(ABC朝日放送)にてコメントした発言が賛否を呼んでいる。

 この日の『正義のミカタ』では、学術会議任命拒否問題をめぐる国会での論戦を取り上げたが、コメントを求められた中間淳太はこのように発言していた。

<僕、学術会議がなんでこんな揉めているのか個人的には分からないんですよね。言ったら国の機関なわけじゃないですか。人事するのは当たり前だと思うし。全員が全員、選出されたら入るってことの方がおかしいと思うんです。
 理由も、説明は必要かもしれんけど、その人だけに言えば(いい)。クビになった理由を国民に晒さんでも別にいいんちゃうかなと僕は思うんですね。6人の方に説明すればいいんじゃないかと僕個人は思う>

 これに対してSNSでは賛否両論飛び交った。ネット保守層を中心に「本当にそうだよな」「学者や政治家よりジャニーズの方が賢い」と賛同する意見が投稿される一方で、ファンからは「淳太くん頭いいのかなと思ってたけど、あんまり問題理解されてない?」「今の関西でテレビに出るってそういうことなんだろうけど、学術会議へのコメントはちょっと受け入れ難いわ」「中間淳太、忙しくて勉強してないんか知らんけど、ごねる発言は無いわ」といった否定的な反応も出ている。

 中間は<全員が全員、選出されたら入るってことの方がおかしい>との意見を述べているが、1983年に日本学術会議法改正をめぐる参議院文教委員会の答弁で、当時の総理府の総務長官は、「形だけの推薦制であって、学会のほうから推薦をしていただいた者は拒否はしない、そのとおりの形だけの任命をしていく」と話していた。こうした法解釈を覆すなら菅政権はそれ相応のプロセスを経るべきだという見方は強い。

 また、今回、任命拒否された6人の学者は過去に特定秘密保護法案、安保法案、共謀罪法案といった安倍政権の重要法案に対して批判的な発言をしていたことから、「政府への批判が原因ではないか」と訝しむ声が出た。こうした意見が出るのは、6人が任命拒否された理由を菅政権が詳らかにせず、国会でも支離滅裂な答弁に終始しているからだ。

 このまま任命拒否問題が流されてしまえば、今後研究者は政権の意向に反するような発言ができなくなり、ひいては学問の自由も損なわれていく可能性がある。これを阻止するためにも、菅政権は任命拒否した具体的な理由を6人だけでなく、国民に向かって示すべきではないか。



 中間淳太は関西学院大学社会学部社会学科を卒業した高学歴ジャニーズで、英語と中国語を習得しているトリリンガル。ファンの間では、真面目で努力家な性格と、頭の回転の早さも評判だ。セレブキャラでもある。

 中間自身はワイドショーのコメンテーターの仕事にやりがいを見出しているらしい。同番組では『正義のミカタ』でG20大阪サミットの取材に行ったときのことを振り返ると、<サミット、楽しかった。めっちゃ楽しかった。プレスのカードいただいて>と大はしゃぎ。

 さらに、<別に辞めるつもりもなんもないけど、この仕事じゃなくてもいけるなと思った、正直>と、アイドルから文化人への転身もほのめかしつつ、今後の仕事の展望について、<選挙特番とかかな。やってみたいけどね。俺、こじるり(小島瑠璃子)が羨ましくてしゃーないからね。池上彰さんのやつ>とまで話していた。

 ジャニーズのキャスター枠といえば、東山紀之や櫻井翔がいる。先輩たちが切り拓いてきた道を中間も自分なりに追っていきたいのかもしれない。だが一方で、時事問題に意見するのであれば、自分とは異なる属性の人々へも思いを馳せる想像力が必要だ。

 昨年、中間はラジオでの発言が物議を醸した。2019年6月放送『ジャニーズWEST桐山照史と中間淳太のレコメン!』(文化放送)で、女性蔑視的な発言をしたのである。

 「変だな」「バカだな」と感じることをリスナーから募集する「バカ男・タワ女レポート」コーナーで、お笑い芸人のオテンキ・ノリが出した「すぐに『女性だから私は不利』とかいうわりに、得意なものがひとつもない女子」という喩えに対して、桐山照史が<女性差別をなくそうとかね>と発言。中間はそれに同意し、次のような不満を語っていた。

<だったら映画館のレディースデイもなくせって思うしさ>
<学校の体力測定とかも、男子と同じ条件でやれと思わへん? なんか都合いいわ>

 これは「男性が“逆差別”を受けている」という、よくある主張だ。さらにこの流れでノリが<(女子は)可愛いからいいじゃない>とヒートアップする会話をなだめると、中間は<可愛い子はええで>とルッキズムをむき出しにした発言で笑いを誘った。

 こうしたミソジニー発言はネット保守層の人々が非常に好むものである。日本社会では、労働市場や家庭内の家事・育児のバランスなど、ありとあらゆる側面で女性差別が残されており、多くの女性を苦しめているが、そのアンバランスな社会構造を無視した言説だ。

 『正義のミカタ』での中間の発言も、保守的な意見が好まれる関西のワイドショーでは重宝されるタイプのものだ。中間は今後もこのような主張を続けていくのだろうか。

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