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平均月収およそ24万円、イギリス人の暮らし方とは(イギリス式月収20万円で愉しく暮らす特集-1)

Woman.excite / 2015年8月11日 4時15分

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「もっとお金があれば、幸せになれるのに!」。そんなふうに感じたことはありませんか? でも、幸せになるために、本当にたくさんのお金が必要なのでしょうか? 

「イギリス人のライフスタイルには、お金に左右されない生き方のヒントがいっぱいです」と言うのは、井形慶子さん。


© Iakov Kalinin - Fotolia.com


100回を超える渡英経験を通じ、出逢ったイギリスのよさを語る著作が人気です。また、本当の豊かさを共に考え提案する英国生活情報誌、月刊『ミスター・パートナー』の編集長でもあります。

平均月収およそ24万円、イギリス人の楽しい暮らしとは
「質素な生活をしていても、いつも楽しそうに悠然と生きているイギリスの人々。『そんな彼らを支えているものは何なのだろう? それが知りたい!』という気持ちが、私を英国に向かわせているのかもしれません」と、井形さん。

緩やかな階級社会が残るイギリスでは、一般庶民の手取りは、夫婦2人の合算でおよそ月額24万円。一方で、日本の1世帯の平均年収は、550万円(月額換算45万円)。

「イギリスの人々の収入は、日本の平均のほぼ半額。それなのに、日本人よりはるかに優雅で楽しそうに暮らしているように見えます。その様子は、『少ないお金でも、人は考え方ひとつで豊かになれる』ということを示しているように思うのです。」(井形さん談)


人生の質(クオリティ・オブ・ライフ)という視点
「イギリスでさまざまな人と話をしていると、一貫して『quality of life』(クオリティ・オブ・ライフ=人生の質)という言葉が飛び出します。」(井形さん談) 

父親が子育てをするためにパートタイム制で働くのも、DIYで屋根裏部屋を作るのも、その材料をゴミ収集場まで探しに行くのも、すべては『fun』(楽しみ)で、それが上質の人生に繋がるという視点ゆえのことだ。

「人生のどんな小さな場面にも確固たる自分のスタイルを持って生きることは、いくつになってもできることです。それが『クオリティ・オブ・ライフ』の原点ではないでしょうか?」

月額20万円で人生を充実させてきた
井形さん自身、「月20万円という収入で住まい、食事、遊び、つき合いを充実させよう。月20万円という額なら、たとえ年をとっても、家族がいても、一人でも、何とか自分の力で稼いでいけるから」と思って暮らしてきたそう。

20万円以上の収入があった時は、「私の収入は20万円で、それ以上のお金はない」と考え、自動的に貯金に回した。知らないうちに貯金が増えていっても、それによって自分が浮かれたり、失望したりすることもない。こんな生き方が当たり前になると、金銭面でいたずらに不安に陥ることもなく、マイペースで生きていけるようになったという。

次回からは、井形さんがイギリスに通いながら見聞きした「わずかな収入でも幸せに生きるためのアイデア」を紹介します!

◇イギリス式 月収20万円で愉しく暮らす
(著者:井形慶子/講談社+α文庫) 定価:本体650円(税別)

(楢戸ひかる)

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