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9/27の中秋の名月によせて とがった心が丸くなる「月」にまつわる美しい言葉

Woman.excite / 2015年9月25日 11時0分

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中秋の名月によせて。とがった心がまあるくなる、「月」にまつわる美しいことば

早いもので9月もそろそろ終わり。朝晩涼しくなり、すっかり秋めいてきました。さて、9月といえば「お月見」を連想される方も多いのでは。

2015年の中秋の名月は、あさって9月27日(日)。中秋の名月とは旧暦8月15日を意味していて、いまの暦に当てはめると必ずしも満月と重なるわけではなく、今年は1日遅れの9月28日が満月です。

ちなみに、9月28日の満月は、地球と月が近くなる「スーパームーン」でもあります。

中秋の名月によせて。とがった心がまあるくなる、「月」にまつわる美しいことば


(c) Sergey Nivens - Fotolia.com



すすきを飾り、お団子をお供えして、ゆっくりお月さまを愛でる時間を持てたらステキですが、忙しい現代人にはなかなか難しいかもしれませんね。

でも、特別なイベントはせずとも雰囲気だけは味わいたい! そこで「月」にまつわる美しい言葉を、書籍『美人の日本語 (幻冬舎文庫)』を参考にピックアップしました。

趣ある言葉たちに触れれば、忙しさでとがってしまいがちな心が、ちょっぴり丸くなるかもしれません。

■知っていると心が豊かになる、「月」にまつわる美しい言葉たち
【待宵】(まつよい)


1.《翌日の十五夜の月を待つ宵の意》陰暦8月14日の夜。小望月(こもちづき)。
2.来るはずの人を待つ宵。


恋人を待つ間の緊張するような、高揚するような言いあらわしがたい感情を、満月を待ち遠しく思う気持ちになぞらえているなんて。細やかな心の機微をあらわした、美しい言葉です。
 
 

【真澄鏡】(まそかがみ・ますかがみ)


鏡をほめていう語。立派な鏡、また、よく澄んだ鏡。


日本古来のことばのひとつです。和歌などの枕詞として使われることばで、「月」のたとえとして使われることも。

書籍『美人の日本語』の中にも、心に響く一節がありました。


満月はその形から鏡にたとえられます。澄みきった少しの曇りもない満月は月の真澄鏡……。
これは、自分の姿を映す鏡ではなくて、心を映す鏡だそうです。
月をじっと見つめていると、心の奥底まで見透かされそうな、そんな不思議な気持ちがしてきませんか?
お月見は、単に月の美しさを愛でるだけのものではなく、その真澄鏡に、心の本当の姿を映してみるという意義もあるのかもしれませんね。



【恋路十六夜】(こいじいざよい)
十日町織物繊維協同組合が選定した、9月の誕生色の名前。色は秋の夜空を連想させる、深い紺色です。


「いざよう」とはためらうという意味。十五夜に比べて、ためらうように出てくるので、こう呼ばれるようになりました。一日違うだけで、約四十分も月の出が遅くなるそうです。
(中略)
いざよいながら進んでいく恋の道。初々しい恋人たちを思い浮かべます。



待宵の中秋の名月、そしてこの季節にしか見られない、真澄鏡のようなスーパームーン。お月見らしいイベントはできなくても、いまの自分自身を真澄鏡に映す「心のお月見」をしてみるのも、よいかもしれません。
 
 
(コミヤ カホル)

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