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園や学校からのおたよりをスマホで管理! 便利アプリ「おたよりBOX」

Woman.excite / 2015年11月9日 5時15分

写真

学校や園からのプリント管理は大変

ふと手に取った本からインスパイアされて、旅に出たくなることはありませんか? 表紙の色合いや佇まいが気になって、なんとなく手にしただけなのに、パラパラとページを繰り、写真や絵や行間から立ち昇る街の匂いやざわめきに触れた途端、一瞬にして心を奪われてしまうことが…。


© Irina Schmidt - Fotolia.com


いわゆるガイドブックとはひと味もふた味も違って、旅そのものへの憧憬をかきたて、心を自在に羽ばたかせてくれる魅力的な本を、3冊ご紹介しましょう。わざわざ休暇をとらなくても大丈夫。今すぐ旅立てますよ。さあ、行ってらっしゃい!

「北欧とコーヒー」が連れていってくれるお洒落な北欧巡り
「北欧とコーヒー」(萩原健太郎著、青幻舎刊)

表紙のきれいなブルーが目に留まり、書店で思わず手に取ったら、中身が濃くておもしろく手離せなくなりました。著者の萩原健太郎さんは、デンマークに留学経験もあるライター&フォトグラファー。北欧デザインに心惹かれたことが、出合いの発端だそうです。
写真提供/Henning Trollbäck(ヘニング・トロールベック)さん。本書の「北欧・コーヒーを愛する人たち」の章に登場する、ストックホルム生まれのイラストレーター、ヘニング・トロールベックさんの朝は、愛用のスティグ・リンドベリのコーヒーカップに注いだコーヒーとともに始まる。

「なぜ、ヨーロッパの辺境から、世界中の人々に愛されるデザインが生まれたのか。何度も北欧を訪れ、現地の人々と会話を重ね、自分なりに見えてきたものがあるが、まだ確信は持てていない。ただ、彼らが自分たちの生き方に誇りを持ち、幸せを感じながら暮らしていることはわかった。そして、彼らのかたわらには、いつもコーヒーがあった」と、素敵な前書きにもあるように、本書はコーヒーで北欧を巡るユニークな切り口の本。

写真提供/Anna Irinarchos(アンナ・イリナルコス)さん。同じく「北欧・コーヒーを愛する人たち」に登場するアンナ・イリナルコスさんは、友人のリサ・ヴィデンさんとデザインデュオ「ウィス・デザイン」を主宰するデザイナー。お気に入りのカップは、ロールストランドの「Mon Amie」。

カフェ、雑貨、ムーミン…、一杯のコーヒーから見えてくる北欧のライフスタイルが楽しい! 感激したのは「フィンランド映画とコーヒー」という章。アキ・カウリスマキ監督の「街のあかり」やクラウス・ハロ監督の「ヤコブへの手紙」など、映画の中のコーヒーを飲むシーンから、彼らとコーヒーの関係を味わい深く描き、芳しい余韻を残します。

「台湾旅ノート」で満喫できるゆったりした時間が愛おしい
「台湾旅ノート」(おおのきよみ著、JTBパブリッシング刊) 旅するイラストレーター・おおのさんは2001年、初めて台湾を訪れて虜になり、2005年から台湾にも活動の場を広げる。2010年以降、旅のスケッチ展も開催している。

ふんわりと優しい色合いのイラストに惹かれ、読み進むうちに、ああ、これは台湾の穏やかで優しい人々の印象と同じだなあ、と感じてなごみました。旅するイラストレーター・おおのきよみさんが描くイラストは、ナチュラルでたゆたうような時間が流れる台湾の温度や香りまでも活写。彼女の鮮烈で豊かな旅の記憶が、私たちを旅路へと誘います。

左)台湾の朝ご飯の定番。豆乳、油條(揚げパン)、卵クレープ。朝の景色を眺めながら、道端に置かれたテーブルで、ほのかに甘い豆乳に油條をひたして食べるそう。右)地元の人々で賑わう景美夜市で、行列ができる人気の豆花店。行ってみたい!

「旅行中はいつでもスケッチブックと一冊のノートを持ち歩く」というおおのさん。その時思ったことや会話の切れ端、お天気や食べたものをささっとメモ。
「スケッチブックとともに生まれるこの旅のノートは私の旅そのものであり、帰国後の自分に贈る最高のお土産でもある」と語る彼女が、2008年から2014年までの7年間、台湾各地を巡って書いた旅ノートとスケッチを再構成し、丁寧に編まれたのが本書です。

台北市、景美の夜市で食べる豆花は豆腐デザート。熱々の豆花の上にかき氷が。

「行列のできる麺店」「また泊まりたいホテル」「思い出の食堂」「旅のお土産」といったお役立ち情報も満載ですが、大好きなのは「台湾色見本」という、街の壁や植物などのカラーサンプルを分類したページ。「感動した風景を持ち帰りたい」気持ちが色合いに特化されていて嬉しいです。「簡単な絵の描き方」が載ったページも。ぜひお試しを!


「インド ラージャスターンのカラフルな街」を読んで来年こそインドに行きたい
「インド ラージャスターンのカラフルな街」(石竹由佳著、産業編集センター)ジュエリーやテキスタイルは、石竹さんが主宰する「a Taste of India」(www.facebook.com/a.taste.of.indiaaa)で購入できます。

鮮やかな表紙を目にした瞬間、スパイスと果実が混ざったような香りが漂ってきた気がして、うっとり! 著者の石竹由佳さんは、イタリア留学でジュエリーを学び、帰国後はジュエラーの名店に勤務しますが、世界40カ国以上を旅するうちに、インドの伝統的で繊細なハンドクラフトに魅せられ、2013年、インドのジュエリーやテキスタイルを輸入販売する会社を設立した方。本書は、インドに日常的に通いつめる彼女の美意識の結集です。

インド北西部、ラージャスターン州。ピンクの街ジャイプル、青の街ジョードプル、黄金の街ジャイサルメール、白亜の街ウダイプルと、街ごとに色分けして描かれているのが美しく魅惑的。

左上)青の街、ジョードプル。ブルーシティの愛称で知られる。1459年にできた歴史の古い街で、当時、シャーマンと市民の家を区別するために、シャーマンの家の壁をブルーに塗ったのが始まりだそう。左下)黄金の街、ジャイサルメール。砂漠のイエローストーンで造られた城塞や家がまるで黄金のように輝いて見えることから、ゴールデンシティとも呼ばれているとか。右上)ピンクの街、ジャイプル。10キロに及ぶピンク色の城塞で囲まれ、シティ・パレスをはじめ街中の多くの建物の外壁がビンク色に塗られ、ピンクシティの愛称が。右下)白亜の街、ウダイプル。静かな古都で、湖に浮かぶ宮殿をはじめ、白壁の建物が印象的なことから、ホワイトシティとも呼ばれています。

石竹さんお気に入りのホテルやアーユルヴェーダでデトックスするクリニックなども、インドに精通する彼女ならではの親身なチョイスが素敵で、今すぐ訪れたくなります。そんな石竹さんにインドの魅力を伺ってみました。

「インドの人は、私が思うに世界で一番、ホスピタリティに溢れてる人々です。たくさん旅をしているとはいえ、ここまで深く海外の人と関わったのは、インドが初めて。1ヵ月滞在した後、またすぐに3週間行き、帰国したばかりなのに、また行きたくなる。ヨーロッパよりも刺激的。

インドでは、花びらを水に浮かせてデコレーションするアレンジメントが多いそう。街のあちらこちらで目にするとか。これだけでエキゾティックな印象。

インドではすべての神経が刺激されるんです。もちろん良い時も嫌な時もあるけれど、なにより人が魅力。人との結びつきが激しいのが魅力。人とふれあいながら、こんな人がいるのか! こういう人生もあるんだ(笑)! と思う瞬間が好きです。人と違っても批判しない。どんな人も受け容れる包容力がインドの魅力かな」

インドに呼ばれた人しかインドには行けない、と聞いたことがあって、自分は呼ばれてないと思ってましたが、この本を読んで、来年こそは…という気持ちが湧いてきました。

いかがでしたか? 人生も旅の楽しみ方も人それぞれですが、できるなら味わいつくしたいですよね。この3冊で、新たな旅立ちへと心を向けられますように…。4

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