フランス菓子界の神様がつくる夢のような世界 #尾山台 #オーボンヴュータン #おしゃれ #カフェ Vol.9
Woman.excite / 2015年12月16日 22時0分
AU BON VIEUX TEMPS(オーボンヴュータン)尾山台店
“フランス菓子の博物館” と評される「AU BON VIEUX TEMPS(オーボンヴュータン)」は、1981年創業の老舗のパティスリーです。
尾山台の商店街に30年以上続いた以前の店から徒歩2分の場所に、2015年4月にリニューアルオープンしました。
赤いテントが目印の新店は、クラッシックな雰囲気がまるでパリのよう。9時の開店と同時に買い物客でにぎわいます。
店頭に並ぶのは、生ケーキに焼き菓子、コンフィチュール、ショコラ、コンフィズリー、フランス各地の郷土菓子など約300種。丁寧に作られた表情豊かなケーキの数に圧倒されます。
オーナーパティシエ河田勝彦氏は、本場そのままのフランス菓子を日本にもたらした先駆者で、多くの優れたパティシエを育てた、フランス菓子界の神様のような方です。
甘いものは容赦なくがつんと甘く、焼き色はしっかり、コクと甘みが口の中に広がる焼き菓子は一度食べたらとりこになります。
季節の果物と砂糖を煮詰めて作るカラフルなパート ド フリュイ。フルーツピューレを固めたジューシーなゼリーは、香りとうまみがとじこめられ、1個でも大満足のぜいたくさです。
オーボンヴュータンの新しい顔は、フランスで修行をした次男の力也さんが作るシャルキュトリー(肉の加工品)、トレトゥール(総菜)部門ができたこと。
自家製のパテやテリーヌ、リエットやソーセージ、サラダやグラタン、キッシュなど、フランスの顔をしたトレトゥールは美しく、本格的でおいしそう。
日本では取り扱いが珍しいブラッドソーセージ(豚の血が入ったもの)も並んでいました。
1杯飲みに立ち寄れるカウンターがあるのは以前のまま、テーブルは14席に増えました。好みの総菜を盛り合わせてもらい、プチぜいたくな朝食もOK。
12~14時は数量限定ですが、ワンプレートランチ“本日の一皿”もいただけます。
蒸したアンディーブにハムを巻きつけ、ベシャメルソースをかけてオーブンで焼いたグラタンはフランスの冬の家庭料理を代表する一品。
フランスに長年住んでいた友人は、懐かしの味に出会えて大感激していました。
アンディーブ オ ジャンボン(ハム巻きアンディーブのグラタン) 680円(税別)
レーズンたっぷりのキャロット ラペ 、レンズ豆のサラダ、パテ ド カンパーニュ(豚肉の田舎風パテ)、ブリオッシュ。
地味な色合いのワンプレートですが、レバーを使った田舎風パテは、スパイスがきいた深い味わい。ワインがすすんで…大変です!
レーズンたっぷりのキャロット ラペ 380円(税別)、レンズ豆のサラダ 480円(税別)、パテ ド カンパーニュ(豚肉の田舎風パテ)各100g 460円(税別)、ブリオッシュ 130円(税別)
デザートは、ボンブ オー マロン (2種類のマロンクリームをキャラメルでデコレーション)。
ボンブ オー マロン 550円(税別)
自分へのご褒美用に購入したのは、トマトファルシー、エポゥル ド コション (豚肩肉の蒸煮、オレンジ風味)。
豚肩肉はナイフがいらないほど柔らかく、やっぱりプロの味です。しかも、温めてお皿に並べるだけでテーブルがちょっと豪華になります。
これからホームパーティーも多い季節、ワイン好きな方への手土産にもおススメです。
トマトファルシー 650円(税別)、エポゥル ド コション (豚肩肉の蒸煮、オレンジ風味) 520円(税別)
そして気になっていたのが、オーボンヴュータンのショッピングバッグ、看板、カフェで使用されるお皿のワンポイントにすべて、洋梨が使われていること。
「なぜ洋梨なんですか?」と尋ねたら、「河田が一番好きなものだからです」と、かわいい答えが返ってきました。
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