1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

海外ではどうしてる? ベビーカーで交通機関を利用するとき~フランスの場合~

Woman.excite / 2016年2月26日 5時15分

海外ではどうしてる? ベビーカーで交通機関を利用するとき~フランスの場合~


© JackF - Fotolia.com


日本の国交省は2014年に、電車やバスではベビーカーをたたまなくても良いとする「ベビーカーマーク」を作りました。みなさんは交通機関でのベビーカーの利用、どうしていますか?

子育てをしていると誰もが一度はぶち当たるこの問題。混雑している電車やバスの中。ベビーカーをたたんだほうがよいと分かってはいるものの、オムツや着替えなどたくさんのベビーグッズと子どもを抱いたままの状態でベビーカーをたたみ、それ持ち抱え乗車するのはなかなか困難です。

ちなみに海外はどうなのでしょうか? 

例えばパリの場合、列車やバスの乗車時に、ベビーカーをたたんでいる人はほとんどいません。もしバスであれば、ベビーカーや車イス用のスペースが車両の真ん中にあるため、ベビーカーをたたまずに置くことができます。

地下鉄はそのような場所はないものの、みんなそのまま乗り込み、乗客も積極的にベビーカーの場所を作ります。

ヨーロッパの電車は、日本のものより大きいというイメージを持っている人もいるかもしれませんが、パリの地下鉄は日本と比べて狭く、ベビーカーを乗せると、かなりのスペースを取られてしまいます。

しかし、車両にスペースがなくなった場合は、後から来た乗客は次の便を待ちます。朝の通勤時なども同様です。電車の時間が遅れることなく、遅刻に厳しい日本とは文化も異なるため、このような光景が当たり前なのかもしれません。

一方で、フランスは日本ほどバリアフリーが進んでおらず、ベビーカーでの移動がかなりの苦労となることは事実です。がゆえに、ベビーカーに限らず、スーツケースなど大きな荷物を抱えていると一緒に荷物を運んでくれるのはよく目にする光景です。


フランンスでは、たまたま居合わせた初対面の人とあまり壁を作らず、気軽に話が盛り上がるということが、日本と比べてよくあります。ラテンの気質なのでしょうか。良くも悪くも「世話焼き」の人が多く、そういう面でベビーカーや荷物運びを助けてくれる機会が多いのです。

ベビーカーへの考え方は人それぞれ。考え方や基準は、人や時代とともに代わり、絶対的なものは存在しません。しかし、素直に考えて「思いやりをもってゆずり合う社会」の方が、住み心地が良くなるはずです。

もちろん、乗客がベビーカーに寛容になることと同時に、ベビーカーを押す人も他の乗客に対して、配慮を持つ必要があります。ベビーカーを押しながら電車に駆け込んだり、携帯に夢中になってベビーカーで他の人の足を踏んでしまうようなことをしないように注意しなければなりません。

あらためてベビーカーへの思いやりについて考えることで、より子育てがしやすい社会にしたいですね。
(加藤亨延)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください