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嫉妬やねたみ… ネガティブな感情は、どうすれば捨てられる? 【心屋仁之助 塾】

Woman.excite / 2016年10月25日 7時0分

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メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は「嫉妬やねたみの感情を捨てられない」という、まりさんに、心屋塾上級認定講師のいかり屋圭子さんからアドバイスをいただきました。


© Ana Blazic Pavlovic - Fotolia.com



■まりさんのお悩み
旦那と離婚し、現在シングルマザーです。離婚の原因は旦那の浮気です。旦那はその不倫相手と再婚しました。小学生の息子も父親に会いたいはずなのに、2人が幸せに暮らしているのが許せません。

いまは仕事や友人に恵まれているので、幸せだと思わないといけないのですが、過去を忘れることができず、嫉妬や憎む気持ちが消えません。2人の不幸を願ってしまいます。

嫉妬は何も生まないし、とらわれてもいけない、とわかっているだけに、心をどう持って生きていけばいいのかわかりません。

アドバイスをお願いします。

■心屋塾上級認定講師のいかり屋圭子さんより
まりさん、「幸せと思わないといけない」という言葉に引っかかりました。
「幸せと思おうとしている人」それは実は「自分は不幸だと思っている人」です。幸せは思おうとするものではなくて、“気がつくと感じているもの”だと思います。だからいまは「私、幸せだと感じられていないんだな」でOKです。

人を恨んだりねたんでいる間は幸せを感じるのは難しいのですが、無理に幸せだと思おうとしないでくださいね。

まりさんが今すぐした方がいいのは、とことん彼らを恨むこと。二人の不幸を願うことです。ええ、どんどん願ってみてください。ひどいことを言いますよね。でも大丈夫ですよ。枕をたたいたり、お風呂で怒鳴ってみたり、恨みの手紙を書いてそれを破るなど、はたから見たら見苦しいようなことをしてみましょうか。

具体的に彼らに何かはしないでくださいね。まりさんが願ったところで彼らには影響もないし、まりさんにも悪影響はありません。その気持ちをなかったことにすることが、まりさんに悪影響です。

嫉妬や人を恨むことはできるだけしたくないですが、その感情が生まれた時に、捨てようとしても捨てられないものです。ではどうしたらいいかと言いますと、その感情と添い寝すること。「そこにいていいよ」「一緒にいようね」とその感情に居場所をあげること。

「私はまだそんなに恨んでいるんだね」「私はまだ悲しいんだね」
「私はまだ苦しいんだね」「怒っているんだね」
「ずるいよ」「ひどいよ」「取らないでよ」「捨てないで」「やめてよ」

そんな言葉を言ってみてください。怒りが出てくるかもしれませんね。泣けてしまうかもしれませんね。

そして次は

「悲しかったね」「苦しかったね、つらかったね」
「もっと怒っていいよ、恨んでいいよ」「よく頑張ったね」
「私はずっと一緒にいるよ」

そうやって自分に優しい言葉をかけてあげてください。


人に対して悪い感情を持つ時、同時に無意識のうちに自分を責めてしまいがちです。でも自分だけは自分を責めないでくださいね。「嫉妬は何も生まないし、とらわれてもいけない」というのは、それを底までやりきった人が体感することです。頭で考えること、わかったつもりになることと、実際に感じてみることは違います。

まりさんは、中途半端な気持ちでいるために、彼のことを手放せていないように感じます。戸籍上は別れたのに、まだ心の中で握っているのです。でも実際はもう離婚して、「元夫」と「元妻」ですよね。

二人が夫婦だったことは過去の話。彼が今の奥さんと幸せな家庭を築こうとそこに文句を言う筋合いはないはずなんです。彼の幸せとまりさんの幸せはもはや関係ないですし、彼が不幸せになったらまりさんが幸せになるというものでもないはずです。

むしろ彼が幸せでいてくれた方が好都合といつか気がつくはずです。

くたびれて飽きるまで彼を憎む、恨む、それをやり続けてください。たぶん1年もしたら、それをしている自分に疲れるだろうし、自分の幸せにつながらないと身をもってわかるでしょう。

人を恨むことはとても体力と気力がいることです。そんなことをしてる暇があれば、自分のために時間と心を使う方がいいとわかる時が必ずきます。まりさんにとって、彼と別れたことは決して不幸な出来事ではありません。むしろ、ラッキーなのかもしれないです。もっとすてきな人と出会えるチャンスなのかもしれません。

人は無意識に幸せに向かって生きていると思います。不幸に見える出来事でも、後から考えたら転機になっているものです。いまは幸せそうに見える彼らも、これから苦労すること、悩むこともあるだろうし、けんかすることも、もしかしたら別れることだってあるかもしれません。

人の未来も自分の未来も何が起こるかわかりません。人生は上がったり、下がったりを繰り返してみんな死に向かっていくだけです。今、不幸せだと思っているまりさんは、後はまた上がっていくだけですよね。今はたまたまそういう時期なだけ。

息子さんのことも、信頼してまずは自分の心を満たしていくことを意識してください。お母さんが幸せに生きていれば、息子さんも勝手に幸せになっていきます。お父さんに会いたいかどうかは彼に聞いてみましょうか。勝手に決めつけたり、妄想しないで何でも聞いてみるといいですよ。

そして彼にも

「よく頑張ったね」「悲しかったね」
「つらかったね」「苦しかったね」

と、自分にかける言葉と同じ言葉をかけて(言葉に出さなくてもです)抱きしめてあげてください。

お子さんも小さいながらも心の深い部分ではお母さんの気持ちをわかっているはず。まずは、気持ちのままに、2人の不幸を思う存分願うところから始めてみてくださいね。「レッツ恨み!」で大丈夫ですから!

・このカウンセラーのブログを読む

(いかり屋圭子)

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