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【新連載】パパたちの本音がぽろり。ママたちの地雷を心得よ!【21時30分からのパパ会 Vol.1】

Woman.excite / 2017年3月30日 9時0分

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はじめまして、この度ウーマンエキサイトで連載させて頂くことになった、小学一年生の子どもを持つ父の幸結文(みゆき・ゆいふみ)です。ライター業をしている都内在住の40代、妻は会社員です。はじめに宣言しておきますと、私はイクメンやイクボスとかじゃまったくもってありません。

ごく普通の父親で、子育てしているというより、むしろ子どもと一緒に楽しみながら日々過ごしているという感じ。

その日々の中で、ひとつの楽しみになっているのが、パパ会です! 集合時間は21時30分。子どもの寝かしつけを終え、ママにバトンタッチしたら飲み屋に集合です。子どもを接点にして集まったパパたちの会話は、ママのこと、子育てのこと、学校のこと、そして社会のことまでにも及ぶ??

この連載では、そんなパパ会で話題になったリアルな子育てのテーマをご紹介していきます。子を持つ父親のつぶやきやちょっとした愚痴話。その程度に思ってもらえたら幸いです。

正直なところ、子育てに関して自分としては特別なことをしたつもりもないし、妻をサポートしたつもりもありません。なので、自分の子育てが妻に喜ばれているのもはなはだ怪しい…。それでは、第1回「21時30分からのパパ会」をお楽しみください。

* * *

おそらく「パパ会って何してるの?」となりますよね。ただ、なんのひねりもなくて、子を持つ男親の集まり。まあ、単なるおじさんたちの飲み会です。

いつも集まっているメンバーは、保育園のとき、子どもが同級になったパパさんたちが中心だったのですが、最近はほかのエリアからの参入組もちらほら。集合時間は、タイトルにもなっているように、ママたちに迷惑をかけないよう、子どもの寝かしつけが済んだ21時30分スタート。新年会やら忘年会やら、なにかと理由をつけて、近所の飲み屋に定期的に集まっています。

私がこの父親同士の集まりに参加したきっかけは、すでに開催されていたパパ会に新メンバーとしてお誘いを受けたこと。その後、行ってみたところ、これが僕にとってはひとつ目から鱗というか、のちのち子育てを楽しんでいくきっかけになりました。

このパパ会、当然といえば当然なんですけど、集まるみなさんは年齢も違えば職場もまったく違う。仕事関係での出会いって基本的に同じ業態の人ばかりで、どうしても狭い業界内にとどまっちゃう。

でも、このパパ同士って、たまたま近所で同じ保育園に通わせているだけだから、本当にいろいろな人がいて。自分がまったく知らない世界やユニークな視点をもった人と出会える可能性が大。しかも、変なしがらみがない。

ちなみに、僕らのパパ会メンバーは、大学の先生から研究者、外資企業で働く営業マン、自営業の人などほんとうにさまざま。でも、みんな子を持つ親では共通していて、なにか通じるものがある。つけ加えると、その時点で、すでに子ども3人の子宝に恵まれたベテランお父さんもいれば、自分のような右も左もわからない新米パパもいる。


大半の話はまあ男が数名集まっているわけですから、まじめな話になるわけがない。ただ、そんな中でも、みな子を持つ親ですから、随所で子どものことや家庭の話が否応なく出てくる。たとえば“うちのかみさんはここに地雷が埋まっているから、そこには触れないようにしている”とか(苦笑)。




これって一見すると愚痴なんですけど、よくよく考えると実体験に基づいた活きた情報で。ここで出るパパさんたちの話をひとつひとつ紐解いていくと育児情報、さらにご近所ということで地域の生活情報ばかり。子を持つ親にとってなにかしら役立つ情報がけっこうある。生きた育児のヒントというか。教本のようなもの。これって仕事関係のつながりからは絶対に得られない情報なんです。

それで最近、こう思うんです。“こういうパパ同士の情報共有って大切なんじゃないか”と。でも、周囲でパパ会を盛んにしてる人がいるなんて、ほとんど耳にしない。実際、ほかのエリアの子を持つ知人男性に聞くと、ほぼ驚かれるんですよ。「父親同士で飲んだことなんかない」と。で、子を持つ女性に聞いてもびっくりされるんですけど、彼女たちにはだいたいこう言うんです。

「パパ会があっても、うちの旦那は参加しないかな」と。

女性ってやっぱりコミュニケーション能力が高いというか。妻を見ていても、なんやかんやと自分と馬の合いそうなママを見つけてきて、あっという間に保育園や小学校の情報を得てくる。顔見知りになると、ママネットワークがすぐにできていく。

対して、男親はというと、会って挨拶程度。そこから先にはなかなか進まない。ママ友とか、ママ友ランチとか世間に浸透してるけど、パパ友とかほとんどきいたためしがないことが、このことを物語っているような気がする。育児について男親の顔が見えてこない、育児となったとたんに女性の領域になってしまうのは、こういうパパ同士がつながりがもてないのも一因としてあるかなと思うんです。

だから、パパ同士の社交場がもっとあったら、男親の育児に対するイメージも変わる気が。パパ会を開くようになってわかったのは、近所に飲み仲間がほしい、子を持つ親として話せる場がほしい、どんなことしたら妻をフォローできるのかと考えているパパがことのほか多くいること。働くママと一緒で、働くパパもふだんの家庭と仕事の悩みを話したい、そして鬱憤をはらしたい(苦笑)。でも、そういう相手が近所になかなかいない。見つけられないでいる。

だから、パパ会です。パパたちは一歩勇気を出して、同じ保育園でも幼稚園でもいいので顔見知りになったパパに声をかけてみてください。必ず同意してくれる人が見つかるはずです。ママたちもちょっとパパにけしかけてみてください。“単に男連中だけで羽伸ばして酒をのみたいだけでしょ”と突っ込まれそうですが……、そこはぐっと押さえて。最終的には自分のためにもなるに違いありません。

くれぐれも間違ってはいけないのは、パパ会の開始時間は21時半。ママたちから理解を得るためにも、子どもを必ず寝かしつけてからですよ。パパ会、お薦めです。
(幸 結文)

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