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30代のうちに習慣づけたい! 40代以降をハツラツと元気に過ごす「ハッピーサイクル」

Woman.excite / 2017年7月19日 19時0分

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30代のうちに習慣づけたい! 40代以降をハツラツと元気に過ごす「ハッピーサイクル」

『更年期をハッピーに生きる 幸年期メソッド』の著者、宇江佐りえさんに聞く、30代の体の変化と向き合って一生ハッピーに生きる方法とは?


(c) Subbotina Anna - Fotolia.com



「自分自身のケアを何もしないで30代を過ごした私は、更年期の知識がなく、後々大変なことになりましたから(笑) 私を反面教師にしてほしいんです」と語るエイジングスタイリスト・メノポーズナビゲーターの宇江佐さんに、前回に続き、30代だからこそしておくべきセルフケアについて聞いてみました。

宇江佐りえ Rie Ueza
宇江佐りえ

エイジングスタイリスト・メノポーズナビゲーター。1959年生まれ。 1981年にデビューし、お天気お姉さんとして活躍。その後、CX「なるほど!ザ・ワールド」など数々のレギュラー番組を持つキャスター・レポーターとして20年活動。2000年、オリジナルインナーブランド『Re:essence(リエッセンス)』立ち上げ、アトピーアレルギーに悩む女性を中心に、皮膚科・婦人科医にも支持されるブランドに。 2011年『NPO法人 更年期と加齢のヘルスケア認定 メノポーズカウンセラー』の資格を取得。更年期とウェルネスエイジング啓発につとめ、ただいまアンチエイジングのチョコレート開発中。著書に『更年期をハッピーに生きる幸年期メソッド』(自由国民社)。http://blog.excite.co.jp/uezarie/



■30代のうちに「根回し」をしておくことが大事
「30代の働くママたちに心がけてほしいことは、来たるべき更年期に備えて今のうちから環境づくりをしておくこと。風通しのいい環境があなたをヘルプしてくれるはずです」という宇江佐さん。

旦那さまに前もって『このところ体の調子が悪いからイライラしたらごめんね』と言っておけるような状況をつくっておいたり。職場でも、自分の体調についてなんでも言える人を見つけておく…。

卵巣もまだきちんと働いて、体力も気力も十分な30代のうちに根回しをして味方をつくっておくことが、後に来る更年期を無理なく過ごす手立て。宇江佐さんが学んだ戦略でした。

職場で談笑する女性たち

(c) Monet - Fotolia.com



30代女性は否が応でも毎日テンションを高く保ちながら生きています。その張りつめた状態に気がついていない人が少なくありません。宇江佐さんが自身の著書の中でも書いているのが自分で自分を「ゆるめる」こと。そして「許す」こと。

■ゆるめる、そして許す習慣を今のうちに
「私は『ゆるめる』という言葉がとても好き。講演会などで、ものすごく簡単な体操、両手を挙げて左右にゆらしたりしてもらうんですが、たったそれだけのことで違いを感じる方もいるんです。

『ああ。どれだけ肩が上がってたんだ、私。これじゃ首とか肩が凝るのも当たり前だよね』と気づいてもらう。頭では分かっているんだけれど、1秒でも体感すると急に実感としてわかる。つまり、実際に筋肉をゆるめることを意識することが大切なんです。

それから『許す』ということ。どうしても女性は自分を追い詰めてしまいがち。自分でムチを入れてしまいます。例えば、更年期に入っていくときに、どうしてもパフォーマンスが落ちていきやすいんですが、けっこうやりがちなんですよ。

『あれ、ちょっと待って。私、この間まで3つ同時進行できたのに何で今できないの? 何で、何で、何で?』となりやすいものです。そこで自分に『あなたが悪いんじゃない。卵巣がちょっとくたびれてるのよ』と言ってあげられるのが理想。

でも、それは急にはできないんです。今から自分と向き合う習慣をぜひ身につけていただきたい。ちょっと立ち止まって今の自分と向き合う時間を、子供を寝かせて旦那さまが帰ってくる間の5分間でもいいから持ってほしいんです。その時間を持つと持たないとでは更年期に入ったときに違いが出ちゃうんです。

部屋でのんびりする女性

(c) contrastwerkstatt - Fotolia.com



要は、外でも家でも毎日全力で走っているママだからこそ、ふっと力を抜くコツ、メリハリを付けるコツを、どのような方法でもいいので手に入れておいてほしいですね。そしてその自分のメソッドを見つけたら、今からでもぜひ習慣化してほしいと思います。

残念ながら、既に更年期に入った女性たちにそれを伝えても、難しいんです。更年期に入って気力が湧かなかったりして続きにくい。そこでまたムリもしてほしくない。だから、すぐ発動できるように今からご自分に『クセづけ』しておいてほしいんです。これが本当にあなたを楽にしますよ、更年期に入ったときに」(宇江佐さん)






■誰でも取り入れられる宇江佐流「ハッピーサイクル」
何か、自分だけのメソッドを見つけるヒントとして、宇江佐さんが著書の中で書いているのが「ハッピーサイクル」

いわば、これが不調のある時期もスルリと乗り越える心得。ナマケていてもきれいになる習慣、日々をゆるりと心地よく過ごして気分も体調もアゲるためのノウハウです。

宇江佐りえ著『更年期をハッピーに生きる 幸年期メソッド』より「ハッピーサイクル」の図


「ハッピーサイクルは6つのエレメントからなっています。中身は、私が以前からやっていたこと、今もやっていることばかり。短いもので7~8年。長いものはタレント時代から20年以上のつきあい。

頑張らないでゆるゆると続けていけますし、どこから始めてもいい。始めたけど続かなかったらやめて、ほかのものをトライしてみる。変化を感じればモチベーションが上がり、続けようという気になったら占めたものです」(宇江佐さん)

●30代の子育て世代にもおすすめ! ウエザ流「ハッピーサイクル」

【ハッピーサイクル習慣1:賢く食べる】
栄養素を意識しながら、楽しんで食べること。現代はどうしても「高糖質・低タンパク質」になりがち。更年期に入ってからこれを変えようとしても、かえってストレスになることも。30代の今から不調を招かない食べグセ、太って体を重くしない食べグセをつけておきます。
Tips★何はなくとも低糖質+高タンパク質/すすんで摂りたいのはオメガ3系オイル(青魚やクルミ、アマニ油やエゴマ油)/白いご飯より玄米や雑穀米を/毎食、肉か魚と大豆製品を片手のひら分/赤・緑・黄・白・黒と、色とりどりの食材/野菜+海草・キノコなど、食物繊維をモリモリ/味の足し算はしない/食品ラベルを必ずチェック




【ハッピーサイクル習慣2:上手に動く】
運動嫌いや出不精、若いときにはそれでもなんとかなったけれど、これからは動かないと内臓脂肪がつくので、意識して体を動かす必要があります。日々の中で上手に動くことを心がける。何かの「ついで」や「ながら」がいちばん! 習慣にすると筋力がついて動きやすくなり、体力がアップ。また、運動は気持ちがポジティブに、メンタルにも良い影響を与えてくれます。
Tips★通勤時にウォーキング/床ふきや窓ふきで二の腕の筋トレ/エレベーターは使わず階段を使う/あえて高いところの物を取りながらストレッチ/歯みがきはふくらはぎの筋トレをしながら/ながら腹筋が効く!/こまめに動くこと/1日1筋トレの習慣




【ハッピーサイクル習慣3:やさしく着る】
下着は第2の皮膚とも言えるもの。年齢を重ねるほど、女性はお肌が敏感になったと感じます。コンディションが変わった肌に直接触れる下着こそ、やさしいものを。肌に優しい=心にもいいのです。今の自分にフィットする下着・インナーを見つけましょう。
Tips★コットンやシルクなど天然素材を/色・柄・形で選ばない/締めつけはNG/下着の着け分けを/おしゃれなランニングを一枚持つ/下着も断捨離したい/安眠できる素材のパジャマ/ミルフィーユ着が健康的




【ハッピーサイクル習慣4:ゆるめる】
ストレスがたまると、頭も目も肩も腰も体中がカチコチに。まずはゆるめること。「リフレッシュ」よりも先に「リラックス」です。そうすれば気持ちは自然とリフレッシュします。自分のことが後回しになりがちな年頃だからこそ、息抜きを取り入れて。心とからだ、両方をほどいて緩める習慣を身につけて。
Tips★簡単なストレッチで緊張と脱力/お手製の炭酸入浴剤/たまにはバスルームの灯りを消して/思いっきり泣いてみる/ときには口をつぐまない/思い切って手放してみる/笑いのチカラ、笑顔の効用/やわらかいものを感じる/呼吸は深く/バッグに好きな香りを/買い物をお散歩タイムに




【ハッピーサイクル習慣5:めぐらせて出す】
もともと女性の体は冷えやすいものです。冷やさない習慣を身につけるのはもちろん、温める意識を持つこと。カラダを温め、血液やリンパの流れを良くすることがカラダに不要なモノを「出す」ことにつながります。体内が温まるとめぐりが良くなり、自然に出す力が生まれます。カラダが持つ力をうまく使えるよう、このつながりを意識しましょう。
Tips★起き抜けの白湯1杯でめぐらせる/調温効果で冷やさない/二の腕を出しても脚は出さない/カイロと植物オイルで風邪対策/冷えのぼせに湯たんぽを/365日、夏も冬も冷やさない/人気の温め食材をひと工夫/おっぱいマッサージ/腸内美活




【ハッピーサイクルのスタート&ゴール:あがる】
ハッピーサイクルの軸、真ん中にあるのが「あがる」です。気持ちが上がるとカラダが元気になり、それは心を支えてくれます。女ごころが上がるとハッピーサイクルは回り出す。ハッピーサイクルが回るほど、大人の女性であることが楽しくなります。





<参考書籍>
宇江佐りえ著『更年期をハッピーに生きる 幸年期メソッド』

『更年期をハッピーに生きる 幸年期メソッド』
(自由国民社/1300円+税)

 
 
(蓮見則子)

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