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子育てで自信喪失… 自暴自棄になった心を立て直すには 【心屋仁之助 塾】

Woman.excite / 2017年10月19日 7時0分

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メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「自暴自棄になった心を立て直したい」という、ひらりさん(28歳・会社員)に、心屋塾上級認定講師の福田とも花さんからアドバイスをいただきました。


© altanaka -stock.adobe.com



■ひらりさんのお悩み
私は、子どもの頃から自信がなく、自分が嫌いです。

嫌いな理由は、「もの忘れが多い」「優先順位がわからず、要領がとにかく悪い」「不器用で注意力散漫」などです。

すぐ自分には何もできないと、諦めてしまいます。これらが原因で学校や仕事も何度も挫折し、苦労しましたが、なんとか続けてきました。

しかし結婚・出産後、子育ては難しく、自分の嫌なところがまた浮き彫りになりました。

うまくできない自分にイライラの連続。また、子どもが私のようになって欲しくない気持ちも大きく、プレッシャーになっています。

そして子育てだけでなく、全ての自信を喪失。自暴自棄になってしまいました。

自暴自棄になってしまった心を立て直し、自信を持つにはどうしたらいいでしょうか?

※一部、質問内容を編集しています。



■心屋塾認定講師の福田とも花さんより

ひらりさん、ご相談ありがとうございます。

読みながら、「あーー分かりますー一緒ですーー」と、何度心の声が漏れでたことか…。

今まで、生きづらかったですよね…、苦しかったですよね…。

それでも、自分だけのことなら、自分が我慢すればいいだけだったから、何とか耐えられたんですよね。

だけど、子どもができると、自分のせいで子どもにまで悪影響を及ぼしてしまうように思えて、恐ろしくなったり、子どもの悲しむ姿を想像すると、自分以上に苦しくなりますよね…。

今まで、きっと何度も変われない自分を諦めたくなったり、自暴自棄になっていたのではないでしょうか。

けれど、今回こうしてご相談をしてくださったひらりさん。ご自分を諦めないでいてくださって、私はとっても嬉しいです!

自分が自分を諦めなければ、必ず変わっていけますよ。

では早速、幼稚園生の頃のひらりちゃんに戻ったつもりで、次の言葉を口に出して言ってみて下さいね。

「私は、人に迷惑をかける人です」
「私は、いるだけで邪魔な存在です」
「お母さん、お友達みたいに、できなくてごめんなさい」
「お母さん、私のせいで嫌な思いをさせて、ごめんなさい」

言ってみて、どんな感じがしましたか?

もしかして小さい頃から、お友達と同じようにできないことが多かったのかもしれないですね。

そんなひらりさんを、お母さんはどんな顔して見ていたのでしょうか?

心配して困っていた? もっと頑張りなさいと怒られた?

お母さんの様子を見て、ひらりさんはこのままの自分ではいけないのだと、思い始めたのかもしれませんね。

これ以上お母さんを心配させないように、これ以上お母さんに怒られないように、他の人と自分を常に比べて、自分のできないところを責め続けて、そのままの自分を否定し続けてきたのでしょうか。

大好きなお母さんを、困らせたくなかったですよね…。大好きなお母さんから怒られるのは怖かったですよね…。

だから、お母さんから否定される前に、自分が自分を否定しておく。
お母さんから怒られる前に、自分で自分に怒っておく。

そんな心の癖がついたのかもしれませんね。


だけど、そうやって常に人と比べて、自分にダメ出しをし続ける自分が、頭の中に住んでいるのは辛いですよね。

今のひらりさんの自信のなさや苦しさは、そんな長年続けて来た心の癖を、もう終わらせてもいいんだよーというサインなのではないでしょうか。

お母さんはきっと、他のお友達と同じようにできないと、ひらりさんが仲間に入れなくなったり、社会で困ってしまわないかと、心配したり怒ったりしていたのかもしれないですね。

つまり、“ひらりさんに悲しい思いをして欲しくない”から。

お母さんの願いはただひとつ、「ひらりさんが、幸せに笑顔でいてくれること」だったのかもしれないですね。

ひらりさんが何かができないたびに、困ったり怒ったりしていたお母さんのあの姿は、ひらりさんの幸せを願っている「愛情表現」だったんですね。

だとするならば、ひらりさんがやるべきことは、お母さんに怒られないように自分を怒ることでもなく、お母さんを困らせないために人と比べてダメ出しをして、ありのままの自分を否定することでもないですね。

お母さんのためにも、できない自分のまんまで、幸せになること。そのまんまの自分を許して笑っていられること、なのかもしれませんね。

自信て、何かができるから自信が持てる訳ではないんです。

何かができない自分でもいいのだと、そんな自分でいても大丈夫だと信じられることが、丸ごとの自分を信じられる「自信」なのだと思うんです。

それでは、最後にこちらの言葉も、言ってみてくださいね。

「私はみんなから、助けてもらえる才能にあふれた人です」
「私は、みんなから、たくさんの愛情をかけてもらえる能力に長けた人です」
「私は根っからの、愛され上手です」
「子どもが私みたいに、周りの人から愛される人になってもいい!」

言ってみて、どんな感じがしますか?

私も、物忘れも激しければ、要領も悪いです…。

だから、家族にもママ友さん達にも、いつもたくさん助けてもらい、支えてもらって何とか生きています。

けれど、上の魔法の言葉を呟きながら、嫌ってきた自分を自分で受け入れ始めました。
すると、我が家の子どもは、こんな子に育ちました。

小学6年生の娘は、修学旅行出発のとき、私が「忘れ物ない?」と聞くと、「多分! 忘れ物あっても誰かに借りるから大丈夫~!」と、何の心配もなく、元気に出かけて行きました。

ママの私が日々色んな人に助けてもらい、生還していく姿を見続けて育った我が子は、いつの間にか「どうせ困っても大丈夫」「失敗しても大丈夫」「どうせ私は助けてもらえるし」という、揺るぎない安心感を持った子どもに育っていました。

完璧ではないママは、完璧を求めずに済む子どもを育てられるプロです! 失敗が多いママは、失敗しても大丈夫だということを、教えられるプロです!

どうぞ、ひらりさんはそのまんまで、ご自分の才能と、お子さんの才能を伸ばし続けてくださいね。


・このカウンセラーのサイトを見る
(福田とも花)

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