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哺乳瓶も離乳食も拒否される…! 断乳・卒乳に追い詰められていたあの頃の私に言いたいこと【コソダテフルな毎日 第109話】

Woman.excite / 2019年1月24日 17時0分

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先日1歳の子を育てている友達と話をしていて卒乳の話になったんです。

友達は事情があってある日突然パタッとおっぱいを止めることにしたらしいのですが、後日おっぱいマッサージに行きそのことを話したら、
助産師さんに「そんなやり方じゃダメ! 赤ちゃんが混乱しちゃうでしょ~、卒乳の正しいやり方は…」と言われたんですって。

えーーー! そんなぁぁ~~…。

たしかに卒乳のやり方には「正しい順序」があって、彼女のように突然卒乳を決めることは邪道なのかもしれません。

卒乳するならタイミングは気候的に春か秋がよくて
事前にこの日に卒業するよという日を決めて
赤ちゃんにも(わからずとも)しっかりと話して心の準備をさせて…
と、順序だてて行えれば一番いいのでしょうが、そうもいかないトラブルっていうもんがあるんですよ。

理想や正しい順序を知っていたとしても、その通りにはいかない現実があるんです。


だから1年間夜も昼も関係なしに頑張ってきたお母さんを、最後にわざわざ否定するような言葉をかけないであげてほしかったな~と、第三者の私は思ったのでした。

かくいう私もある日突然卒乳を決行した1人です。

かつてのブログ記事(今は非公開にしています)をもとに書き起こしていきたいと思います。
当時の心境をそのまま載せたいのでできるだけ当時の記事をいじらないようにして載せておきます。

■お盆休みで大阪の実家に帰省中のこと(次男生後11か月)
ここに来てちょっとした壁にぶち当たっております。

どうゆうわけかおっぱいが詰まっちゃって、ゴリゴリの塊ができちゃったのよーーー。

私はおっぱいトラブルには無縁なほうで、ぺちゃんこな胸のくせに母乳もよく出るし、今回のようにしこりができたとしても3日ほどで自然に解消されてきたのよね。

でも今回はいつもと違っていつまで経っても塊が取れなかったのよ。
しかも塊が1個だけじゃなくっていくつもブチブチとできてしまってるような状態で…。



それでも今まで自然に解消してきたのもあったし、「今回もまぁそのうちなくなるだろう」とたいして気にもせず大阪に帰ってきたのよね。

でも、詰まってるおっぱいを次男が一生懸命吸うもんだから今度は乳首が切れてきちゃってさぁ。

それでもまだ懲りずに「そのうち治るだろう…」と思ってたいして気にしてなかったんだけど、滞在5日目ほどでいよいよ事態は深刻化。


歯を食いしばってあげなければならないほど痛くなってきてさぁー。

もーーーー!! めっちゃくちゃ痛いのよ!!

乳首が痛いって経験したことない人には想像つかないでしょうけど、めっっっちゃくっっっちゃ×3 痛い!!
針数本を乳首に刺されてるような痛み。

思わず「いったーーーーい!!」と悲鳴をあげちゃうほど。



上の歯も生えてきてるからその上の歯で、傷ができた乳首をぎゅーーーーーっとひねりつぶしながら飲むのよ! 痛いのなんの!!

はじめは歯をくいしばってあげてたけれど、もうどうにもこうにも我慢できなくなるほど痛くなってきたため、なんとかしなくては、と代わりに哺乳瓶で飲んでもらおうと思ったのよ。

でも、生まれてからずーーーっと母乳オンリーで育ってきた次男。

彼が初めて哺乳瓶というものに触れたのは生後8カ月頃。その頃には時すでに遅く、いっさい哺乳瓶を受け付けない性格になっていた。

そんなわけだから、今回もたとえ私の乳首がちぎれかけ寸前であったとしても彼が哺乳瓶で許してくれるなんてことが起こりうるはずもなく、全力で哺乳瓶を拒否。

口元に近づけただけで、泣くわ泣くわ全身全霊で拒否!!



それならばと痛む乳首を少しでもガードするために、切れてる箇所にばんそうこうを貼ってみたのよね。
これで少しでも歯が直接当たらなくなれば…と。

だが、しかーしこれもダメ!

僕の大好きなおっぱいがいつもの知ってる感触と少し違う!! なんじゃこら!! と大激怒。

泣いて泣いて猛烈に抗議する次男。

金曜日の夜にはこのばんそうこうがよっぽど気にくわなかったのか、夜中に1時間半布団の上を転げ回り泣き続けた。

真夜中に顔を真っ赤にしながら泣くゆいたんを眺めながら、なんだか私も泣きたくなってきた。

お願いだから哺乳瓶で許してよーーーと本気で愚痴りたくなった。




次男は私にって2番目の子どもである。
私はすでに長男を育てている経験から、赤ん坊のお世話には慣れたつもりでいた。

だけど、その内容があまりにも今までと正反対すぎて、まるで初めての子育てのよう。

哺乳瓶なんて誰でも飲めるもんだと思っていた。
実際、長男はすんなりと飲めたから…。

でも次男は違う。
まっっったくもって受け付けない。

何種類もの哺乳瓶を試してもダメ。
どんなにお腹をすかせてみても、どんなに根気よく近づけてみてもダメなものはダメ。

11ヶ月にもなればマグも吸えるようになると思っていた。
長男は8カ月で吸えるようになったから…。

でも、次男はマグもまったくもってダメ!!
というより、「吸う」という原理にまったく気づいてない。

離乳食なんて、お腹がすけば食べるようになると思っていた。
だって長男はモリモリと食べたから…。

でも次男は違う。
待てど暮らせど一向に食べ始める気配すらない。

11ヶ月にもなれば、いくらなんでもさすがにちょっとは食べるだろうと思っていたのに、まったくもって離乳食を受け付けない彼…。

すでにあきらめていた私だけれど、離乳食を一切食べずおっぱいに頼りきってきたことで、私のおっぱいのほうが先に悲鳴をあげ始めてきた…。

哺乳瓶もダメ。
離乳食もダメ。
マグもダメ。
ばんそうこうもダメ。

そんな彼が、今、おっぱいを飲まなくなったらどうなるんだろう。



頼むから哺乳瓶で飲んでほしい。
離乳食を食べてほしいとまでは言わないから、せめて、お願いだから哺乳瓶で飲んでほしい。

じゃないと、やせ細って死んじゃうよーーーー!

だけれども哺乳瓶も乳首も離乳食もなにもかも拒否して泣き続けるわが子。
おっぱいを求めて大泣きする次男をただぼんやりと眺めるしかできなかった。
そして、そのうち疲れ果てて眠った。


■長男の時はうまくいったけど…
次男11ヶ月。ようやく私は多くのことに気付かされている…。

子育てなんて思うように進まないということを。

2人目育児となると兄弟を比べるつもりはなくともついつい上の子の子育ての経験を基準に考えてしまいがち。

今、思えばほとんど苦労せずに育ててきた長男の赤ちゃん時代。
特に悩んだこともなかった。

だけど次男は同時期の長男の3倍ほど手がかかる。
2人目にして思いどおりになんてならないってことをたーーーっぷりと教えてくれているような気がする。
次男が生まれなければ、私はずっと手のかからない子しか知らなかったことになる。

どちらかというと今までの私は「親が努力すれば思うように育てることができる」とタカをくくっているようなところがあった。

でも次男を育ててみて、その考え方は見事にひっくり返ってしまった。

思い通りになんて育たない。
3歩進んで5歩下がる。それが子育て。

おかげで、今まで世の中のお母さんの悩みがどこか他人事だったのが、今では心の底から共感できるようになった。

次男よ、大きなプレゼントをありがとう。



土曜日の夜からは夜通し泣くことを覚悟してリビングに布団を敷き、哺乳瓶はもう諦めてコップでおっぱいを飲ませることにした。

手動の搾乳機でおっぱいを搾って、それをコップにうつしてコップから飲ませるのよ!!

もちろんコップじゃうまく飲めるわけないし、ほとんどダダ漏れ。布団も服もぐちゃぐちゃ。だけれど、どんな手段でも次男にはおっぱいを飲んでもらわなければならない。

そんなわけで、昨日からは1日中ひたすら搾乳しコップで飲ませて過ごしています。

そして少しの望みをかけてしばらくお休みしていた離乳食も再開してみました…。

が。やっぱり…ダメ(笑)
おせんべいや甘いものなら喜んで食べるけど、ご飯ってなると一切受け付けません。最悪でしょ?笑

豆腐もダメ。
ポタージュもダメ。
カボチャもダメ。
グラタンもダメ。
スプーンもダメ。
手で放り込んでみてもダメ。
ダメダメダメ。

ビスケットは喜んで食べるくせに、食事となるとすんごい勢いで吐き出すという…。

このやろーーー!!

嫌なものは嫌、何をどうしても嫌。ごまかしたってダメ。
笑わせて気分をあげようなんて作戦には一切乗らない。
もちろん場の流れになんて一切流されない。


思うようにならないことばかりで泣いてる次男もかわいそうだし、自分も疲れてるしでちょっと落ち込んだ2日間だったけど、
こうなりゃコップで飲む練習にもなるし、なんならこのまま卒乳目指せばいいんじゃないかと、ちょっとだけポジティブに捉えることができ始めてきた。

はっはっは!!
はっははははーーーーー!!
えーーーい、笑ってやるーー!!
いつか、この記事読んで「こんな時期もあったわねー」って、笑い飛ばしてやるーーー!!

あぁ…試練の11ヶ月目。

実家に帰ってる間に次男がよくグズるので、私の両親はそのグズリっぷりに、「どこか悪いんじゃないか…」「どこか痛いんじゃないか…」と心配していた。

いや、だいたいいつもこんな感じですが…と思いつつも、そう言われてるうちにだんだん私も「どこか悪いのかもしれない…」と思い始めてきて、週明けの今日さっそく耳鼻科と皮膚科に行ってきた。

きっと中耳炎の再発とか…? 湿疹がかゆいとか…?
なにかしら、体に不調があるにちがいないとグズグズの理由が欲しくて駆け込んだ病院だったけれど…

結果、どこも異常なしっ!(汗)
鼓膜もきれいだし肌荒れもただの虫刺されと乾燥だってさ!!

でえーーーー! いたって健康体。

よくグズッてたのは単なる疲れ、か、そうゆう「性格」のせいであろう…
ちーーーーん。

いやいやいや健康が一番だよね。
性格の問題なら諦めるしかないわっ。

ダメダメ尽くしの次男でも私は次男のいいところをたくさん知っている。
かわいいところもたくさん知っている。
得意なこともたくさん知っている。

できないことよりもできることに目を向けて、少しでもプラス思考で彼に付き合っていきたいと思います…。

■当時を振り返って今思うこと
これを書いてから6年経った今この記事を読んでみて思うことは、驚くことに当時から全く同じことをいまだに何度も考えているという事実と(笑)、
「ほんっとによく頑張ったね…私」と自分を労いたい気持ちです。

みんな、自分の子どもを必死に育ててるんだもん。
自分とやり方が違っても否定するより、まずは「よく頑張ったね…」と温かく肩を抱いてあげられるような人でありたいです。

【お知らせ】
第103話の記事下アンケート「Q.子どもの「なぜ?」に困ったことはありますか?」のアンケート結果はこちら↓
「終わりなき「なんで?」攻撃。ママたちが実践した“なぜなぜ期”対処法」


(ちゅいママ)

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