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子どもを叱って自己嫌悪。上の子に優しくできない私は器が小さいの?【コソダテフルな毎日 第113話】

Woman.excite / 2019年3月1日 12時0分

写真

子どもが小さいうちに大変だった事を挙げると色々あるのですが、その中でも

「何をするにも時間がかかる」

これが地味にじわじわとストレスをもたらすんですよね。

特に次男が生まれた年、長男3歳・次男0歳のころは身動き取りにくかった記憶があります。

自分1人なら10分で行って帰ってこれるところが子ども2人連れていると30分以上かかるんですよね。
そもそも家を出るだけでも戦争です。


次男が生まれるまでは長男に対してゆったりとした気持ちで待てていたのに、次男が生まれると時間的にも限界があるし、気持ちの余裕もなくなってくるんですよね。

本当はもっとゆっくり待ちたい気持ちはあるし、優しいお母さんでいたいのに、どうしてもイライラしてしまって…
この頃はしょっちゅう夜な夜な落ち込んでいました。



その中でもひとつ、今でも覚えているエピソードがあるので、過去の記録を掘り起こして書いていきたいと思います。

長男3歳、次男0歳の頃のお話です。

■なかなか言うことを聞いてくれない長男
今年は「怒らない育児」を目標としていたのにさっそくやってしまいました…。

なぜあんなに頭に血がのぼったのか、1日が終わり夜になった今では分かりませんが、後から考えたら些細な事なのにその時はイライラが抑えられなかった。たいていそんな事の繰り返しです。

今日は月曜日。

月曜日にしかやっていない保健センターの体重測定に次男の体重をはかりに行きたかったんですよね。
15時までしかやってないから、そろそろ行かなくては…と思って家をでようとした14時。

そしたら長男が昨日に引き続き今日も「いたない(いかない)!」とか言い出すんです。

あーーー…またか…。

ブーたれる息子をあの手この手で説得してなんとか車に乗り込んだもののいざ保健センターに着いたら、「たーーえーーーる! たーーえーーーる!」の帰るコール。


なんで行きたくないの??

長男:「だってー、じかんかかるから!」

時間なんてかかんないってば。
すぐに終わるから。

長男:「たーーーえーーーる! たーーーえーーる!」

じゃぁ、車で待っとく!?

「たーーーえーーーる! たーーーえーーーる!」×30回。



車から先に下りて保健センターの中に入るフリをしたらなんだかんだでついて来るかな? と思って、先に車から降りてみたものの、大泣き号泣大音量の雄たけびで、

「たーーーーえーーーーるーーーー!!!! たーーーえーーるーー!!」」

帰るの一点張りで絶対に車から降りてくれません。

あーーーー…もうっ!
この押し問答してる時間がもったいない!
パッと行けばすぐ終わることなのに!!

プチッ。

どごごごごご……

どっかーーーーーーーん!!!(噴火)

いい加減にしてーーー!
昨日からギャーギャー文句ばっかり!
ワガママ言うのもたいがいにしなさいっ!




この時点でも私の血管は3本は切れていました。
般若のような顔をして、角をはやし、頭から湯気まで噴いて怒り狂っておりました。

でも長男、本当にしつこくて。
あんまりにも帰る帰ると言い張り、意地でも車から降りてくれないのでどうすることも出来ず渋々家に帰ることになりました…。


「下の子が生まれたら、まずは上の子をなによりも優先しなさい」と言われてきたけれど、上の子の気持ちを優先する事と日常生活を送る事はまた別なんですよね。

上の子も大事にしたいのはしたいけれど、下の子だってずっと泣かせっぱなしは気が焦りますし(2人目の余裕はありますが、やはり泣かれると焦ります)、写真や発育の記録を取ってもどうしても上の子より少なくなりがちです。

私からしたらどちらも大事な息子なので出来るだけ平等にしてあげたいと思うものの、小さい長男の相手をしながらの次男のお世話は本当に思うように進まない事が多くて。



この日はただでさえ少ない次男の発育記録をどうしても取りたかったんです。
長男がいるとどうしても行けなくて(平日の15時からなんですよね)。

たったこれだけの事がスムーズにいかないことにものすごく悲しくなってきて、「もう!! おうちで1人で待ってなさい!!」とめちゃくちゃ怒ってしまいました。

長男:「いーーやーー。ママもーー!」

もーーー、ワガママばっかり!

長男:「たーえーる! たーえーる!」

あれ嫌これ嫌って!!
たまには我慢して付き合ってよーーー!!

怒怒怒。

もはや「怒る」とか「叱る」ってもんじゃなくって完全にキレていました…。

マンションの駐車場まで戻ってきたところで、

「やっぱりいちゅ。泣」

かーーーー!!
でた! 「やっぱり行く」発言!!

どうせ行くって言うんやったら最初っからおとなしくついてきてよー!


どごごごご……

どっかーーーーーーん! バリバリーー!

ってことでさらに血管追加で2本切らしながら、もう一度保健センターへ舞い戻りまして、プンプンキレる母親となんで怒られてるのかイマイチわかっていない息子、なんとかギリギリで体重測定に滑り込みました。

はーーーー…。
どっこいしょ。。

ここにたどりつくまでにすったもんだがあったけど、無事次男の計測を済ませてもらいまして…。

ピピピ。
はい、6925グラム。

よしよし、増えてるね!

……たったこれだけのために。

たった、この10分のために……

なぜあんなにモメたのか。



朝は平和だったんですよ?

午前中は地区の公民館で開かれていた「おひなまつり」と称した育児サロンに行き、とっても楽しい紙芝居やら手遊びやらを見せてもらってとても和やかだったんです。

それなのに……

それなのに……

まさか次男の体重測定でもめることになるとは。

そして、毎度のことながら、こうして振り返ってみると、なんってしょうもないことでキレてしまったのかと反省しました。

■なぜこんなに怒ってしまうのか…後悔する日々
一体何回同じことをやっているのか自分よ。
「いく」「いかない」なんていつもの事じゃないの。

だいたい体重測定なんて長男からしたら面白くないことなんだし、どうしても今日絶対に行かないといけないものでもないんだから、もっと長男の思いを汲んでやってもよかったんじゃないか。

子どもは親の所有物じゃない。
親が行きたいと思うところに子どもは行きたくないと思うことだってあって当然のこと。
子どもには子どもなりの思いがあるのだから…。

後になったらいつも思うのに。

分かっているのに…
どうしてあの時の自分は感情を抑えられなかったんでしょう。

彼よりも10倍も長く生きてるというのに…。
こんな1メートルにも満たない小さな生き物に本気で腹を立ててしまうなんて…



疲れてたのかな。
ホルモンバランス崩れてるのかな。

あぁ、いっそホルモンのせいにしてやりたいです。


■当時の私と同じように悩むママたちに伝えたいこと
はい!! 今の私から一言。

めーーーーちゃくちゃよく頑張ってますね! 私!

1日中未修園の子どもを2人見るってすごく大変です。

何をするにも時間がかかるし、スムーズにいかないし、アクシデントは起こるし二言目には「やだ」だし。
そんな中で朝からあちこち遊びに連れていって、よく頑張っていたと思います。

事象だけを見れば些細なことだけれど、日頃小さなつまづきが重なりあって爆発したんだと思います。

だから今同じように些細な事で怒ってしまうことに落ち込んでいるママ達。
あなたの器が小さいわけではないです。

誰にでも同じように葛藤する時期があると思います。
優しそうに見えるあのママも、たくましそうに見えるそこのママだって同じような気持ちを抱えていると思います。

切り替えてはうまくいかないという毎日を続けていくかもしれませんが、その繰り返しをしていくうちにいずれ状況が少しずつ変わっていきます。

あまり自分を責めすぎず、責めている時間があればサクッと眠って明日に備えてください。

フレフレー!

【お知らせ】
第109話の記事下アンケート「Q1. 断乳・卒乳時、苦労をしましたか?」のアンケート結果はこちら↓
「“授乳はつらかったけど大好きな時間だった”そう語るママたちの断乳・卒乳」


(ちゅいママ)

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