気持ちが落ち込む、やる気が出ない、体がだるい…「6月うつ」の解消法は?
Woman.excite / 2019年6月6日 20時0分
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5月病とはよくいいますが、6月に入り「なんだかやる気が出なくて…」という声をちらほらと耳にします。
この時期の体のだるさや、やる気が出ないといった気持ちの沈みは「6月うつ」と呼ばれているようです。
今回は、ママにも起こりうる6月うつの解消法について紹介していきましょう。
■「気分が沈む」「すぐ疲れる」こんな気分になっていない?
誰でも落ち込むことはありますし、疲れがたまって元気が出ないことはありますよね。
特に子育て、仕事に忙しく過ごしているママは、体力的にも精神的にも負担がかかり、疲れが抜けきらない場合もあるでしょう。
ただ、これまではあまり感じていなかった気分の落ち込みが近頃になって強くなっている…例えば、次のように感じることはないでしょうか?
・朝からいろいろなことを億劫(おっくう)に感じる。
・何をしてもすぐに疲れてしまう。
上にあげたような気分になり、なかなか元に戻らない。特に理由が見当たらないのに、なぜか焦りを感じてしまう。
6月に入ってからそうした状態が続いているようなら、それは「6月うつ」と呼ばれるものかもしれません。実は私のところに、こういった悩みの相談にみえられる方も5月、6月の時期に集中しています。
■どうして気分が落ち込んでしまうの?
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では6月うつと思われる気分の落ち込みは、なぜ起こるのでしょうか? その理由はいくつか考えられます。
6月は梅雨の時期。気圧が変化しやすいので、体調を崩しやすい人もいるでしょう。
さらに、雨が降っていると「今日のお出かけはやめておこうかな」と予定をキャンセルする機会が普段より増え、1日中家の中で過ごす日も多くなります。
これまでは「ちょっと出かけようかな」と気軽にできていた気分転換の機会が失われ、知らないうちに日々の小さなストレスがたまりやすくなり、気分が落ち込んでしまうのかもしれません。
また、6月は祝日がない月だということも影響しているのでしょう。5月は大型連休のゴールデンウィークがありましたが、6月は法律で定められた祝日・休日がありません。そのため、心身ともに疲れがたまりやすくなっていると考えられます。
そのほか、4月に変化した環境など、新年度に伴う生活の変化にいまだ適応しきれない…など、6月は気分が落ち込みやすいさまざまな要素が重なってしまうのです。
■6月うつ「早く元気な自分に戻りたい!」解消法は?
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気持ちがふさぎこんでいると、楽しいことやうれしいことも感じにくくなってしまいます。そんな状態からはできれば早く復活したいですね。ここからは、こうした6月うつの解消法をご紹介していきましょう。
いちばん効果的な解消法は「笑うこと」です。
テレビのバラエティー番組を見たり、コメディ映画やおもしろ動画を見て笑ったりという方法が浮かびますが、実際は「忙しくてなかなか見る時間がない…!」という人も多いでしょう。
そんなときは、日常の中で「口角を上げること」を意識してみてください。
スーパーや飲食店の鏡にうつった自分の顔を見てみましょう。無意識のうちに口角が下がっていませんか? 周囲を見渡してみても、この時期、口角が下がっている人が多いことに気付きます。
そんな自分に気付いたら、口元を結んで口角をキュッと持ち上げてみてください。「心の底から笑わなければ、意味がないのでは…?」と思うかもしれませんが、ある研究により「作り笑いでも、ストレス軽減につながる」と調査結果(※)が明らかになっているんです。
心から笑わなくても、口角を上げることで「私は怒っていない。笑っている。気持ちが穏やかな状態になっている」と脳が勘違いし、次第に気持ちが穏やかになってくるようです。
やってみてもらうと分かるのですが「ほほえみながら落ち込む」というのは非常に難しいことなんです。ほほえみと落ち込みは同居しない、つまり、落ち込みの深まりを防ぐことにもつながります。
特に面白いこと、うれしいことがなくても、口角を意識して上げていることで気持ちが晴れてくるというわけです。
また、この時期の気分の落ち込みは「季節的なもの」と割り切るのも良いでしょう。今は休息する時期と決めて、部屋の中でゆっくり過ごすのも効果のある方法です。
なかでも睡眠はおすすめ! 睡眠をとると嫌なこと、気になることが脳からリセットされます。睡眠は心の防衛機能ともいわれているので、たっぷり眠ることで身に起こった嫌な出来事、忘れたいことを日々リセットしましょう。
変化した新しい環境になかなか慣れず、心と体が疲れていると感じるなら「今、できていないこと」よりも「できること」に目をむけてみてはいかがでしょうか。
4月の自分と今の自分。まったく同じではないはずです。ほんの少しずつでも「順応してきている自分」をきちんと認めてあげましょう。そうすることで気持ちをゆっくりと上向きにしていくことができるのではないでしょうか。
※参考:「健康における笑いの効果の文献学的考察」三宅 優、横山美江
(佐藤栄子)
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