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過食嘔吐がやめられない…でも学校の友人はそんな私に気づかない【親に整形させられた私が、母になる Vol.10】

Woman.excite / 2020年2月29日 16時0分

写真

食べて吐くを繰り返す自分が嫌い…でも止められない




前回までのあらすじ
「もう少しで母に認めてもらえる」と思ったら、倒れてもいいから食べたくなかった。しかし気が付いたら食べ物を口にしていて…。太る恐怖から、指を口に入れて吐くことに…。これが長く続く過食嘔吐の始まりだった…。
太ったら母に嫌われる…その恐怖から逃れるために過食嘔吐が始まる!

■「食べても太らない」そんな方法があるのなら…

「いくら食べても吐けば太らない」そんな思いに憑りつかれる

これまで食べていない分、たくさん食べたい

食べ始めると止まらなくなる

食べては吐いてを繰り返す日々


毎日吐き続け日々

頭ではこんな過食嘔吐はいけないことはわかっていた



■「少しだけ…」その歯止めが効かなくなった!

でも食べ物を見てしまうと…

自分の弱い心に負けてしまう

食べ続ける私

「少しだけ食べる」ということができなくなっていた

どうして私はこんなに意思が弱いのか?

こんな自分大嫌いだった



一度吐く癖がついてしまってからは、ほぼ毎日吐いていました。
今までずっと拒食だったのが一気に過食に転じたのです。

【拒食症】【過食症】と聞くと、一見正反対の病気のように思えますが、
実は根本は同じ【摂食障害】という病気で、症状の現れ方が違うだけです。

なので同じ人でも時期によって拒食期があったり、過食期があるのはめずらしくありません。

過食期は、家にいる間はずっと食べて吐いての繰り返しでした。
当然勉強などできるわけもなく、成績はだだ下がり。
おこづかいでは足りず、こっそりバイトをはじめ、そのバイト代はすべてて食料に消えました。


ただ唯一の救いだったのが、学校や友だちは好きだったということ。
なのでこんな状況でも、学校を休もうとは思いませんでした。

でもだからこそ、周りは私の病状に気付けませんでした。
家から一歩外に出れば、今までと何も変わらない、ごく普通の女の子だったからです…。

※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。
※今回の体験記に記載された症状や対処法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。また、適切な時期に医療機関に受診することをお勧めします。



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『親に整形させられた私が母になる エリカの場合』


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(グラハム子)

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