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さらば、生理のにおい・ムレ!人生が変わる!? 月経カップのすすめと活用テクニック

Woman.excite / 2020年5月26日 21時0分

写真


© Gregory Lee - stock.adobe.com


「第三の生理用品」とも言われ、月経期間中を快適に過ごす新たな選択肢として、今注目が集まる「月経カップ」

月経カップとは、シリコンや樹脂でできた柔らかいカップ状の製品で、腟内に入れ、経血を受け止めるタイプの生理用品です。



© kichigin19- stock.adobe.com


筆者も数年前からオーストラリア出身の友人から「人生が変わった!」とおすすめされたことをきっかけに愛用中。筆者を含め、月経カップ使用者のおすすめの声と使いこなすポイントをご紹介したいと思います。

■月経カップおすすめポイント 1:
生理のにおいやムレが気にならない!



© adragan - stock.adobe.com


月経カップは経血が腟内のカップにたまっていく仕組み。そのため、月経中のにおいやムレを感じにくいのが大きなメリットです。

筆者も以前は「今におってる気がするけど、周りの人に生理中ってバレない?」と不安なことがあったのですが、月経カップを使い始めてからそのような悩みから解放されました。

また、月経中のナプキンとデリケートゾーンが貼りつくような感覚やムレが気になる人も、さらりと快適に過ごせます。経血がダラダラ続きがちな方や、肌が弱くデリケートゾーンの肌荒れやかぶれが気になる人にもおすすめです。

■月経カップおすすめポイント 2:
交換回数がナプキン・タンポンより少なくすむ!



© photopixel - stock.adobe.com


月経カップの装着時間はメーカーにより異なりますが、装着してから最大8時間から長いものだと12時間ほど使用できます。

ナプキンやタンポンよりも長時間交換しなくて済むので、日中忙しく何度もトイレに行けない時にも活躍します。立ち上がる時などに起こるドロッと経血が出る「ヒヤリ」もカップが受け止めてくれるので安心感が断然違います。ただ、経血量には個人差があるので、ご自身の量にあわせて月経カップの交換タイミングを調整されるとよいでしょう。

■月経カップおすすめポイント 3:
外出先へも身軽に! 旅行にもおすすめ!



© nenetus - stock.adobe.com


かさばる紙ナプキンと違い、荷物が少なく済む月経カップは旅行にもぴったり。タンポンと違って紐が外に出る事もないので、温泉なども見た目を気にせず楽しめます。

災害時にも役立つので、防災セットにも入れておくのも安心。最長で10年ほど使うことができ、更にはゴミが減ってエコという利点もあります。

■使ってみたけど、なかなか慣れない…という人へアドバイス!


© Iryna - stock.adobe.com


筆者も月経カップを買った当初、使いこなせず戸惑った時期もあったのですが、実はちょっとしたひと工夫で解決することがほとんどなのです! 「もしかして私には合わない?」と諦める前に、月経カップを使いこなすコツをご紹介します。

▼月経カップの装着がうまくいかない
→ 挿入時の工夫や潤滑ゼリーの活用を
月経カップでは、なかなか腟内に入らない、もしくは取り出しがうまくいかないという声をよく聞きます。スムーズに挿入する時のポイントとしては、折り方と入れ方に工夫を。

月経カップの折り方には種類があり、カップの縁を「C」の形に折り曲げるC折り(Cフォールド)の他、ふちをカップの内側に押し込み、その周りの両側を折り曲げるパンチダウン三角折り、折り紙折りなど、月経カップのメーカーサイトにも様々な折り方が提案されています。

スタンダードな折り方「C折り」



ふちをカップの内側に押し込む「パンチダウン」



カップをつぶし、三角に折る「三角折り」



また、挿入の時の姿勢もポイントです。腰幅に脚を開き、やや前かがみ・中腰の体制で臨みましょう。折りたたんだカップを斜め後ろ・お尻の尾てい骨の方に滑り込ませるように入れてみてください。片足をトイレの蓋などに上げたりする方が入れやすいという人もいるようです。

リラックスして自分にあったやり方を試せるように、まずはお風呂場でゆっくり練習してみるのもいいでしょう。水だけでは潤いが足りず腟の入口で引っかかるように感じる場合は、潤滑ゼリーで月経カップを濡らしてからトライするのもおすすめ。スムーズな挿入が実現するはずです。

▼月経カップがうまく取り出せない
→ いきみとカップの側面を凹ませて


© Olga - stock.adobe.com


月経カップがなかなかとれず、「もしかして一生このまま…?」と汗だくになった経験のある人は筆者だけではないはず。月経カップを取り出す時のポイントとして、まずは清潔な指で腟内にあるカップの先端(ステム)をまずは探しましょう。

排便する時のように、下腹部にグッと力を入れていきむと、月経カップが下に降りてくる感覚があるはずです。人差し指を腟の中に入れて、ゆっくり腟の側面をなぞるように一周させると先端を見つける手助けになるでしょう。

そして、そのまま先端をつまんでも取れない場合、無理に力を入れて引っ張るのは破損の原因になるため禁物です。人差し指と親指でカップの下部分を少しつぶすように凹ませることで、圧倒的に取り出しやすくなります。この際、経血が漏れないように気をつけましょう。

▼外出先で月経カップを交換するには?
→ ウェットティッシュや洗浄綿もポーチに入れて
会社や学校、外出先の公共のトイレなどで月経カップを交換する時、個室内に手洗いできるスペースがあるトイレを選べるといいですが、いつでも探せるというわけではないですよね。

外出先での工夫としては、ノンアルコールのウェットティッシュ洗浄綿(ウェットコットン)を持ち歩くのがおすすめです。個別包装でポーチなどに入れてもかさばらないタイプのものもあります。ただし、デリケートゾーンに触れるので、アルコール入りの除菌タイプは避けた方がいいでしょう。


ノンアルコールのウェットティッシュや洗浄綿(ウェットコットン)もポーチに入れて

それでもどうしても清潔面が気になる…という人は、予備用の月経カップを持ち歩くのも一つの手。使用済みの月経カップを軽く拭いた後、密閉できるチャック付きのビニール袋等に入れ、おうちで洗浄するといいでしょう。

■経血漏れが気になる人におすすめ
布ナプキン、低用量ピルなどの併用アイテムも!



© igishevamaria- stock.adobe.com


一度挿入すると、長時間利用可能な月経カップですが、量が多い時や入れ方によって経血が漏れてしまうことも。そんな時はナプキンやおりものシートとの併用がおすすめ。

筆者は肌への快適さを重視して布ナプキン更にうすい布ライナーと一緒に使っています。ただ、いつも経血が漏れてしまうという人は、月経カップが腟内できちんと開いていなかったり、体にフィットしていないのが原因かも。その場合はワンサイズ大きなものや、弾力性のあるカップを選んでみてください。

また、月経カップを入れても使用時間目安よりもすぐいっぱいになって経血が漏れてしまう、月経の時に貧血になってしまう、月経カップを入れると下腹部に痛みがあるという人は、そもそも月経や子宮のトラブルが背景にあるのかもしれません。原因が子宮内膜症といった病気の可能性もあるので、心配なことがあれば婦人科に相談してみてください。



© marchsirawit- stock.adobe.com


そして、低用量ピルは避妊効果だけではなく、月経トラブルの治療薬としても使われていることはご存知でしょうか。もともと月経にトラブルを感じていないという人でも、低用量ピルによって月経血の量や月経痛も減り、月経カップと組み合わせることでより快適に過ごせているという声も多く聞いてます。



© ansyvan - stock.adobe.com


いかがでしたか? 使い慣れるとこの上なく便利な月経カップですが、国内の薬局やスーパーなどにはおいていないことが多いので、ECサイト・通販で買うのがおすすめです。

海外製だけではなく日本製のものも最近増えてきていますし、日本の相談窓口を設置しているメーカーもあります。ぜひあなたにあったものを見つけて、ブルーディを気にしない快適な毎日を過ごしてくださいね。
(染矢明日香)

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