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五香紛ってどんなスパイス?使いこなして家庭で本格中華にチャレンジ!

Woman.excite / 2020年8月8日 11時0分

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みなさまは、五香紛というスパイスをご存じでしょうか?
読み方は「ごこうふん」または「ウーシャンフェン」と呼ばれるスパイスで、耳にしたことはあるけど実際はよく知らないという方が多いと思います。
日本ではあまり馴染みのないスパイスですので、逆に日常的に使っているという方は少数かもしれませんね。
今回はそんな五香紛について、その正体や味、おすすめの使い方を調べてみました!

©https://www.photo-ac.com/



■五香紛とは
・中国の代表的スパイス


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五香紛とは、その名前と読み方からもなんとなく察しがつくように、中国の代表的なミックススパイスです。
とっても広い中国ですが、そのほぼすべての地域で使われているというほど、中国の人にとっては欠かせないメジャーなスパイスなのだそうです。スパイスというよりも「香辛料」と呼ぶ方がしっくりくる気もしますね。
かけるだけでぐっと中華らしい香りになると言われているんです! そんな五香紛を料理に取り入れることができたら、きっと料理の幅もぐっと広がるのではないでしょうか。詳しくみていきましょう!

・五つのスパイスをブレンドしたもの?
「五」とつくくらいですから、五つのスパイスからできていると思われがちなのですが、実は5種類の内容は「これを使う」と明確に決まっているわけではないのです。
本場の中国では、その地方によって微妙に使用されているスパイスが違い、さらには配合もそれぞれ違いますので、その種類は無限大といってもいいでしょう。日本でいう七味唐辛子のようだと考えていただければわかりやすいと思います。

「五」というのは「多い」「複雑な」という意味も含まれているということから、正確に表現するならば、「5種類以上の香辛料(スパイス)からなる混合香辛料(ミックススパイス)」というのがいいかもしれませんね!

・使われているスパイスは?


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ではその種類を詳しくみていきましょう!
  • シナモン(肉桂)

  • クローブ(丁子)

  • 山椒(花椒)

の3種類を基本に、
  • フェンネル(茴香)

  • スターアニス(八角)

  • オレンジピール(陳皮)


のうちの2種類、計5種類が使用されるのが一般的です。
()の中の表記は中国の呼ばれ方で、あまりピンとこない名前が多いと思いますが、こうして挙げてみると聞き覚えのあるスパイスが意外と多いのではないでしょうか?


■五香紛っておいしいの?


©https://www.photo-ac.com/



・五香紛の味
前述したスパイスでできているということはわかりましたが、「なるほどこういう味かな」と、すぐに想像するのは難しいと思います。
五香紛は広東料理や四川料理に広く使われていることから、料理に少し使用するだけで中華らしい香りと味に仕上げることができると言われています。お肉や素材の味のように「こんな味」というよりは「中華らしい風味に仕上がるスパイス」と認識していただければわかりやすいかもしれません…!

風味付けのほかにも、魚や肉の臭み消しにも使われますが、クセのある香りのスパイスも含まれているため、日本人には好き嫌いがわかれることもあるでしょう。

・五香紛の香り


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ではその中華らしい風味とは?
なかなか表現は難しいのですが、シナモンやスターアニスからは独特の甘さが感じられ、山椒やフェンネルは鼻に抜けるような爽やかな風味、お香のようにも感じられるクローブの風味などが合わさっていることから、「エキゾチックな香り」という表現が多くもちいられています。
市販のものも配合はそれぞれですが、一度嗅いでいただければ納得の爽やかな風味です。


■五香紛は健康によい?
・漢方としても知られる


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実は、五香紛に使用されているスパイスは、全てもともと生薬として使われているものなのです!
味・風味がいいからというだけではなく、さまざまな効能があるものとして、中国の人々の健康のため食生活に欠かせないものとなっていったんですね。
そういった意味では、インドのスパイスを使ったカレーとも似たルーツといえます。


・五香紛の効能


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使用されているスパイスをもとに、たくさんの健康にいい効能をご紹介します。

  • 体を温める(五香紛のスパイスはすべてこの性質をもちます)

  • 新陳代謝を活発にする(胃腸も温めることで新陳代謝が促進)

  • 肥満予防(新陳代謝があがることで肥満を予防)

  • 消化促進(弱くなった胃腸の機能も改善する)

  • 抗菌作用(肉類が少し冷たくなっても、五香紛の温め効果で抗菌。お腹を壊しにくい)


それぞれが紐づいており、納得の効能と言えると思います。
「冷えは万病のもと」というのはまさにそのとおりですね! スパイスで体を温めるのは本当に大切なのです。
日本ではスパイスというとあまりなじみがないように思われがちですが、ショウガや根菜類、発酵食品などで体を温めるという知恵は、中国の五香紛をはじめ、漢方と共通した考え方なのではないでしょうか。

■五香紛は家庭にあるもので代用できる?
・五香紛はどこで手に入るの?


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本格的なミックススパイスである五香紛ですが、意外にも敷居は低く、スーパーや輸入雑貨店などで手軽に手に入れることができますし、種類もさまざまです。
業務スーパーにも安価で大容量のものが売っていますので、是非手に入れてみてください。
このご時世ですから、ネット通販を利用するのもおすすめです!

・五香紛の代用として使えるスパイス


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「使ってみたいけど、好みの味じゃなかったらどうしよう…」という心配性な方に代用品としておすすめなのが、「ガラムマサラ」「七味唐辛子」です。
ガラムマサラも五香紛同様、使われるスパイスが決まっているわけではありませんが、一般的にシナモン、クローブ、ナツメグといった五香紛に使用されるスパイスがメインとなっています。
七味唐辛子には山椒やオレンジピール(陳皮)が入っているため、少し五香紛と似た香りを感じることができます。
ただし、どちらも辛みが強めですので、様子をみながらあまり入れすぎないように注意してくださいね。


■おすすめ五香紛レシピ
手軽に五香紛を取り入れたい方のために、あえていつものメニューで、五香紛を使うコツを簡単にご紹介します!


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・チャーハン
残ったご飯で手軽に作れるチャーハン。
もちろん、具材も残り物を使っていただければOK!
《ポイント1》熱を加えるとスパイスは香りがとびやすいので、最初ではなく、後半の仕上げに五香紛を少しふりかけてください。
《ポイント2》しっかり香りづけをしたい方は、初めに油をひいて温めるときに五香紛をふります。油に香りが移ってぐっと風味が強くなります!



・唐揚げ
大人も子供もみんな大好き唐揚げ!
少し大人の唐揚げにしてみたいときにどうぞ。
《ポイント1》鶏肉を調味料に漬ける際に、五香紛を少々。よく揉みこんでお好みで15分~1時間漬け込んでから揚げてください。
《ポイント2》スパイスの香りは繊細なので、思い切って新品の油でカラッと揚げましょう! その方が香りがとばずに残りますよ。


・麻婆豆腐
おうちで手軽に作れる中華として人気の麻婆豆腐。
豆板醤などで本格的に作ってもいいですし、簡単に麻婆豆腐の素を使ってもいいと思います。
それでも五香紛があれば、お店の味に仕上がりますよ!
《ポイント》こちらは風味が命なので、出来上がったあと、直接五香紛をふりかけるだけ!


どのメニューも、とにかくいつもの料理に加えるだけ。「いつもより本格的でおいしいね」と、褒められてしまうかもしれません!
こんなに簡単ならちょっと買ってみてもいいかも…と思っていただけたら嬉しいです。


■香り高い五香紛を手軽に取り入れてみよう!
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中華料理が好きな方はもちろん、健康志向な方やこれから料理を頑張りたい方まで、一度知ってしまえば手軽に取り入れられそうな気がしませんか?
漢方としての役割もありますので、体のためにも、ぜひ五香紛を使ってみてください。本格的な風味が病みつきになるかもしれません。 
楽しく料理をして、おいしく健康になりましょう!
(AYA)

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