坂本美雨さんと楽しく動物愛護を学ぶ、初オンライン開催の「いぬねこなかまフェス」
Woman.excite / 2020年9月18日 19時0分
坂本美雨さんのインスタグラムより。娘さんと一緒に愛すべき動物たちと触れ合う姿が日々綴られています。
「いぬねこなかまフェス」は、犬や猫との接し方や関わり方、動物と暮らすための正しい知識を楽しく知ってもらおうと、動物好きな著名人や専門家たちによって、毎年9月の動物愛護週間に開催されているイベント。7回目となる今年は、コロナ禍の状況のなか、初のオンラインでの開催となります。
動物保護団体「ミグノンプラン」が主催するこのイベントに賛同し、初回から出演している坂本美雨さん。自粛期間中の子育てや動物愛護に対して思うことなど、1年ぶりにたっぷり伺いました。
1980年生まれ。幼い頃からノラ猫たちと触れ合いながら過ごし、7歳から猫を飼いはじめる。これまで実家で飼っていた猫は4匹。10代はニューヨークで暮らし、17歳で音楽家としてデビュー。シンガーソングライターのおおはた雄一氏とのユニット「おお雨」として、多くの音楽フェスに出演。今年6月には1stアルバム「よろこびあうことは」をリリース。
ラジオ番組「ディアフレンズ」(TOKYO FM)のパーソナリティーを担当するほか、新聞や雑誌での執筆、子ども虐待問題へ取り組むため、チーム「#こどものいのちはこどものもの」を結成するなど、マルチな活動をしている。夫、娘、愛猫サバ美と4人暮らし。著書に『ネコの吸い方』(幻冬社)。
Instagram:@miu_sakamoto
https://www.miuskmt.com
■コロナ禍での愛猫、娘との過ごし方
昨年の「いぬねこなかまフェス」の開催に向けて、坂本さんに娘さん(通称“なまこちゃん”)の子育てや、愛猫のサバ美ちゃんについてお話を伺ってからちょうど1年。コロナの自粛期間など、いろいろあった1年だと思いますが、何か変化はあったのでしょうか?
「外出自粛期間中は家にいる時間が多かったので、サバ美はうれしそうでした。コロナとは関係なく、娘自身が日々変化しているので、私との関係性は少しずつ変わっていっていると思います。
家族がずっと一緒にいることで、ぶつかることも多かったけど、結構楽しかったですね。どんどん好きなものを見つけて覚えていったり、上手になっていったり。そういう変化を間近で見られたことが面白かったです。私が仕事をしないといけないときでも、落ち着いて側にいられるようになったのも、成長したなと思いました」
なまこちゃんとサバ美ちゃんとの関係は、相変わらず、つかず離れずなのだとか。
「娘は猫かわいがりすることもないし、サバ美の方からもあまり娘に甘えたりすることはないんです。でも5歳になってお姉さんになったという意識が強いから、前よりは“お世話しなくちゃ”という気持ちがあるみたいで、ささみをあげたりしていますね。自分の方が妹なのに、お姉さんぶっています(笑)」
■コロナを経て広がる、動物との暮らし
コロナで家にいる時間が増えたことで、ペット需要が高まっているといいますが、坂本さんの周りでも猫を飼う人が増えたそう。
「私のマネージャーやヘアメイクさん、上に住んでいる友だちの家族も、みんな保護猫をもらいました。動物と暮らす、いいきっかけになったんじゃないかな。すごくいいことだと思います。猫と暮らすにあたって、揃えたほうがいいものやごはんのこと、獣医師についてはお伝えして。
みんな真っ先に、『うちの猫を吸ってください』って言ってくださって。私がネコ吸いをして長寿祈願をするのが儀式のようになっていて、最近では“お宮参り”って呼ばれてます(笑)
動物を飼うのはやっぱり大きな責任ではあるし、心配事やお金がかかることも増えるかもしれません。でも犬や猫は精神的にすごく助けてくれる存在だし、一緒に過ごす時間は人生の宝になると思います。
この状況で改めて、サバ美には感謝しています。いてくれてありがとうって毎日思います。ただただかわいいし、柔らかいものが側にいるというだけで、くさくさした心を撫でてもらえるような感じがします」
そんな坂本さんは、最近「ミグノンプラン」のお散歩ボランティアを再開したのだとか。
「しばらく行けてなかったのですが、うさぎが増えたから手伝えない?と連絡をもらったことをきっかけに、毎週、娘と一緒に行くようになりました。
ミグノンはボランティア登録が必要(満20歳以上65歳未満)なので、原則的に子どもがボランティアはできませんが、犬の散歩は私がちゃんとリードを持って、娘が並走して歩いています。娘は犬の散歩は初めてですが、お手伝いの意識はあるみたいで、だんだん犬にも慣れてきて、名前を覚えたり、ボランティア活動が当たり前になってきていて、すごくいいことだなと思います。
犬や猫よりもうさぎが好きみたいなのは、『えー?』と思いましたが(笑)。私も初めてですが、アヒルと触れ合うのも初めて。最初は怖がっていましたが、私がアヒルの浮子に噛まれて、『やめてよ』と言っているのを面白がって見ていました。
アヒルもこういう行動するんだという発見があったり、対等な関係でコミュニケーションが取れるということを知ることができました。都会に住んでいるから、いろいろな動物との触れ合いはなかなかできないし、ミグノンという場所があってよかったなと思います」
動物ってただ世話をするだけじゃなくて、会話もあったりする。彼女の中で、そういうことが当たり前になっていけばいいなと思っています」
■動物愛護と「いぬねこなかまフェス」
昨年大きく改正した動物愛護法が施行されるにあたり、繁殖用の犬や猫に対して数値規制が導入され、その数値に対して声をあげるなど、動物を愛する人たちの活動が目立つようになってきています。
「私がいうまでもなく、周りの猫を飼いたい人が、当たり前のように保護動物をもらうようになったり、“ペットショップで買うのではなく、保護動物をもらうこと”が浸透していることをすごく実感しました。
それから女優さんなどの著名人が、動物法改正のときに、積極的に声をあげていらっしゃるのを見て、私も頑張らなきゃなと思いました。みんなが勇気を持って声をあげていくことが、さらに動物愛護が浸透していくきっかけになると思います」
今年の「いぬねこなかまフェス」は例年とは違い、コロナ禍という特別な状況で開催されます。こんなときだから伝えたいこととは?
「ミグノンはいつも新しいことにチャレンジしているし、コロナ禍によって有料配信できるシステムも整ってきていたので、オンラインでやってみようよと友森さんと話しました。
オンラインだから、家で見られるのが最大のいいところ。実際のイベントではライブに比重を置いて、集中して講習を聞くのは難しいのですが、今回はオンラインだからもう少し勉強的な講習も入れて、家事をしながら、またはメモを取りながら、それぞれの状況や環境で、役に立つ知識を届けられるんじゃないかなと思っています。
また、普段イベントにはなかなか行けないという人、(地方では開催したことがないので)地方の人に届けられるのは大きいなと思います。地方では動物愛護に対する考え方も違うし、いろいろなやり方で取り組んでいらっしゃる方がいるから、真面目な話以外に歌や笑いなどもある『いぬねこなかまフェス』の内容に、ある意味驚かれるかもしれないですね(笑)」
「今回は新たに斉藤和義さんの参加が決まりました。それから普段は表に出られていない、メイクアップアーティストの早坂香須子さんなど、すごく素敵な方々も手伝ってくれるんです。
いろいろな得意分野を持つクリエイティブな仕事の方々が周りにいて、何かしたいという気持ちでボランティアとして集まっているのが、すごくミグノンらしくて、動物愛護団体としては珍しい気がします」
最後に、「いぬねこなかまフェス」に参加される人にメッセージを。
ミグノンプランの代表である友森玲子さんは、とにかく『動物愛護を楽しく、長く続けていきたい』という人なので、それが伝わったらいいな。
こんな風にも動物愛護のことを語ることができるというのは、全国の人に伝えたい。動物愛護には悲しい側面や堅い言葉もあるけれど、そこばかりに注目しないやり方もあると思います。
今回のイベントを通して、それぞれの立場で自分なりにできることが見つかるんじゃないかなと思うので、集まっていただけたらなとうれしいです。動物愛護について楽しく話せる時間になるといいですね」
〜動物愛護週間にオンラインで集まろう〜
動物愛護について、多くの人に正しい知識を楽しく知ってもらおうと、2014年にスタートした「いぬねこなかまフェス」。
動物愛護法改正のポイントや、コロナ禍における動物との向き合い方など専門家を交えたトークイベントや、坂本美雨さんをはじめ動物好きの豪華ゲストによるライブパフォーマンスを行います。
チケットの売上利益は、ランコントレ・ミグノンで保護している動物たちの医療費やシェルターの家賃、フードや用品代などに利用されます。
★販売期間はイベント終了時間(9/20 20:00)まで。購入後は、見逃し配信として3日間お楽しみいただけます。
開催日:2020年9月20日(日)17:00〜20:00(予定)
参加費:3,000円
\今年はオンライン開催/
いぬねこなかまフェス
チケット販売ページ
(赤木真弓)
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