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ある日突然、娘がどもるように…「吃音」が出たときどう接すればいい?【3姉妹DAYS Vol.25】

Woman.excite / 2020年10月14日 12時0分

写真

こんにちは! あん子です。

今回は三女(2歳)の吃音(きつおん・どもり)の話です。

■突然、娘に吃音の症状…!?

「吃音」とは、


いわゆる「どもり」のことです。 「どもり」と言われると「ぼぼぼぼく」のように音を繰り返すことだけを指すと思う方 が多いかもしれませんが、それ以外にも、引き伸ばし(例、「ぼーくね」)やブロック(しゃべろうとしてもことばが出てこない)という症状もあります。




という症状のことです。

三女にこの吃音の症状が出始めたのは、2歳7ヶ月頃、

ある日突然でした。








ちっちゃいお茶とは、500mlのペットボトルの麦茶のことです。

家庭で煮出した手作りの麦茶ではなく、お店のものが三女のお気に入りなのでたまに買います。





はじめは焦ってしまって言葉がつまったのかな? と

あまり気にしていませんでした。

むしろ、娘の一生懸命喋っている姿ってかわいいなと思っていました。

しかし、しばらく経っても一向に吃音の症状が治る様子はありませんでした。


吃音について調べてみると、


覚えたてのことばを使おうとするとき、難しい文で表現しようとするとき、伝えたいことがイメージとして浮かんでいるのにうまくことばや文で表現できないときなどに、吃音が生じやすくなります。また、早く話そうとする時、そして気持ちが高ぶっている時(嬉しい、あるいは怒っているなど、興奮している時)なども吃音が出やすくなります。




とありました。




たしかに三女も頭ではイメージが浮かんでいるのに、うまく言葉にできずに、焦ってしまっている様子に見えました。


■症状が出ないときも…

吃音の症状には波があって…、




スラスラと話せるときもあります。

よかった~! 自然と治ったのかな、と喜んでいたのですが、しばらくしたら、また吃音の症状がでて…、の繰り返しです。


また、三女をしばらくみていて気付いたのですが、吃音の症状が明確にでない時もありました。

それは、




歌っているときや1人で遊んでいるときです。

調べてみると、


ひとりごとを言う、歌を歌う、誰かと一緒に声をそろえて言うなどといった状況では、吃音が出にくいことが報告されています。




やはり、「歌っているとき」や「独り言を言うとき」は、吃音が出にくいと報告されているようでした。

■親としてどう対応すればいいのか…
吃音がある子をみると焦っているように見えてしまい、

「ゆっくり話して」

「落ちついて、深呼吸してみたら?」

と話し方をアドバイスしたくなってしまいますが、それよりも話したい気持ちを育てることが大切だそうです。


子どもがつっかえながら話しているときは、特に声かけをせず、ゆったりした姿勢でしっかり聞いてあげることが、子どもにとっての手助けになります。話し終える前に、あれこれアドバイスをするよりは、話し終わった後に、その言葉を繰り返したり、話の内容のまとめをフィードバックすることで、自分の話したことが伝わって良かった!と感じやすくなります。




これを知って、




とモヤモヤが一気に晴れた気分でした。

それからは、しゃべり方のアドバイスをするのではなく、自然体でいること、娘の話を最後までちゃんと聞くこと、を意識するようになりました。

人に自分の話をちゃんと聞いてもらうことって嬉しいですよね。

娘も日に日にたくさんの言葉を覚え、より一層話すようになりました。

話すことが楽しそうな娘の姿に、




私もつられて笑顔になることが増えたと思います。

以前、三女が「お母さんが笑うと嬉しい」と言ってくれたことがあったんです。

私もそうですが娘の笑顔は、何よりも嬉しいものです。

だからこそ、三女が吃音のことでいじめられたりしないだろうか、泣いたりつらい思いしないかと心配になるんですが、そこを今、心配して私が険しい表情になっていては、本末転倒だと思ったんです。


■少し様子をみることに
現在、三女は2歳11ヶ月になりましたが、今も吃音の症状があります。

幼児期の吃音は自然と消えていくことも多いので、長期間続いたり症状が悪くなったりしなければ、少し様子をみて大丈夫だそうです。


支援の時期については、話し方を習得中である幼児の段階、つまり早い段階で、専門家がサポートを行う方が望ましいと、言語聴覚療法(ことばのリハビリ)の分野では言われています。しかし、幼児期には吃音が自然と消えていくことも多いので、長期間(1年以上)続いたり、悪くなったりしなければ、少し様子を見ていても大丈夫です。





娘が吃音のことで気にするようになったり、症状が悪化するようであれば専門家のサポートを受けようと思っています。


集団生活を送るようになると、吃音がでる子がいれば

「どうしたのかな?」
「おかしい、変わってる」

と思う人がいるかもしれません。


ですが吃音の知識や理解があれば、むやみにからかったり同情したりすることはなくなると思うんです。

娘に症状がでて調べるようになった吃音のこと。

あまり聞き慣れない吃音のことを少しでも認知され理解される社会になっていってほしいと思いました。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

(参考)
発達性吃音(どもり)の研究プロジェクト
吃音(どもり)って何?―多くの皆様に知っていただきたいことー(PDF)

※この記事に記載された症状や対応法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり対応を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は専門家にご相談ください。
また、参考サイトの情報は研究などにより今後情報が変わることもありますので、予めご了承ください。

(あん子)

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