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私の注意は届いている? 「なんでも触って確認したい」息子が変わってきたワケ【シャトー家の観察絵日記 Vol.30】

Woman.excite / 2022年12月30日 10時0分

私の注意は届いている? 「なんでも触って確認したい」息子が変わってきたワケ【シャトー家の観察絵日記 Vol.30】

この注意は届いてる!? 息子の「なんでも触って確認したい」を回避するには?【シャトー家の観察絵日記 Vol.30】

こんにちは、シャトーとん奈です。

前回歩き始めてから息子が興味が広がり、気になるものを触って確認したい欲求が大きいという話を書きました。
今回はその後、4歳になった息子のそのような行動をどう回避していったかについてお話したいと思います。

■注意の仕方を変えてみたら…?

4歳、幼稚園生になり少しは落ち着いてきたもののまだまだ注意をすることは多く、「幼稚園生活は大丈夫なのか?」と不安に思っていました。しかし…。

普段の息子は同じことを何度も注意しても繰り返すのに、幼稚園ではルールを守っていると聞いて「本当に?」とつい疑ってしまいました。

幼稚園ではルールを守り、いい子に過ごしているようでその話を聞いてびっくり。

でも、幼稚園でできるなら、幼稚園以外でもできるってことだよね、と前向きに考えてるように。そこで実践をしたのが…。

なんでも触って確認したい息子、登園途中でもガードレールをしょっちゅう触ります。
何度も触ると手が汚れると声をかけてるのですが効果が薄いので、声の掛け方を変えてみようと思いました。
以前ガードレールを触った時に、手がどうなったか覚えてるか聞いてみました。
以前ガードレールを触ったら手が汚れたことを思い出した息子、今回はどうなってるか聞いてみると「汚れた!」と行動と結果が結びついたようです。
ガードレールを触ると手が汚れることを教えて、触らない方がいいんじゃないか、と伝えました。

「もしかしたら声の掛け方次第でやめられるかも?」と思い、登園中に試してみると、「ガードレールを触りながら歩くと汚れる!」とインプットされたようで、触らないようになってきました。





触ったら危険なものや触ってはいけないものがあるんだよ、触る前に「これ触っていいんだっけ」って考えてみようね、と話しました。

息子のように触りたい欲求が強く、そう思った瞬間に手が伸びてしまう子には難しいことだと認識しつつ、それでも、触ったら危険なものや触ってはいけないものかどうか「考える練習」をしていければと思いました。

■長い間苦戦してきたのに急に解決!?

そして伝え続けたことで変わったこともあります。

最近そのことで一番感動したのが、「飲食店の呼び出しブザー」です。

飲食店での店員さん呼び出しベルも息子はすぐに押したがります。お店に行くたびに、「これは注文が決まったら押すボタンだから、注文が決まったらゴウくんに押してって頼むね」と根気強く言い聞かせました。

息子は飲食店に行くと、必ずテーブルに置いてある呼び出しブザーを押したがりました。だから私はいつもレストランの席に着いたら、真っ先に呼び出しブザーを息子の手の届かないところに避難させて、「これは注文が決まったら押すもの。注文が決まったら押してもらうから待っていてね」と伝えていました。

不思議なのは、飲食店の呼び出しボタンは押したがるけれど、エレベーターやバスのボタンは押してはいけないと理解しているのか、必要な時以外は押すことがありませんでした。

しかし5歳になってしばらく経ったある日!

すると5歳になったある日突然、理解できたようで「注文が決まったら押すんだよね。ゴウくんが押したいから注文が決まったら教えてね」と自分から言ってくれました。突然の成長に嬉しくて、この時の衝撃は忘れられません。

小さな変化だけど、根気強く伝えてきた私からしたら衝撃的な瞬間で、この時の喜びは忘れられません! これ以降、呼び出しブザーに飛びつくことはなくなり、飲食店でゆっくり席に座ることができるようになりました。


■解決策を本人に見つけさせる?

しかし、その後も息子の「触りたい」気持ちをどう満足させてあげられるのか、「触ってはいけない」を身に着けることができるのか悩む日々を送ってきました。そんなある日、息子の通っている幼児教室であるアドバイスをいただいたことで親としても気づきがありました。

この幼児教室では、性格判断のような発達検査があり、その分析結果に基づいて親はアドバイスを受けることができます。

通っている幼児教室の先生から声の掛け方を教えてもらいました。
「お母さんが結果を教えない、本人が答えを見つけ出す時期にきています」と言われ、つい先回りして答えを教えてしまっていた自分を反省。

確かに今まではしてほしくないことを止めることに必死ですぐに「それをしたらこうなるからやめて」と結果を先に教えていました。

それが息子にとって「止められたらやめればいい」「ママが言う通りにすればいい」という認識につながっていたようです。

アドバイスを受けて、私も自分の接し方を改めて反省し、さらに変えてみることにしました。

食事中に手を振り回しておしゃべりする息子。
教えてもらった通り、「なんで注意されたかわかる?」と聞いてみると、自分なりに過去に言われたことを思い出したり考えて答えてくれました。
本人が導きだした答えを褒めてあげると嬉しそうに納得して「もうしない!」と言ってくれました。

本人が原因を考えることによって、より深く理解に繋げていく。そして答えを導き出せたことを褒めたことで、本人も「注意された」という意識よりも「嬉しい」気持ちが芽生え、「やってはいけない」に意識が向いたみたいです。

まだやってほしくないこと、やってはいけないことを日々繰り返しがちな息子。親も注意が多くなり、げんなりすることがあります。でも息子本人が一生懸命考えて、そして納得するという行為を繰り返しながら、成長していく姿を見守っていけたらいいなと思っています
(シャトー とん奈)

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