病気になった愛犬を放置する母…ひとりきりの介護が始まった 【子ども大人な毒親との20年間 Vol.53】
Woman.excite / 2023年6月28日 21時0分
塾の先生に触られたしろみでしたが、母の影響で被害にあうのは自分が悪いのだと思ってしまいました。高2になったころハスキー犬のゴン太の調子が悪くなりました。母は渋りましたが、弟からも説得して病院に連れていくことに。
脳腫瘍ができていた
お散歩に連れて行けないのでペットシッターも解約。散歩がなくなった代わりに、家に帰るとゴン太のお下の世話をする毎日が始まりました。
母はゴン太を少し離れた部屋に匂いが来ないように閉じ込めていました。ちなみにシッターさんは外の散歩だから頼んでいましたが、他人が家に入るのが嫌な潔癖症の母は介護を頼むのは論外と考えていました。
当時セカンドオピニオンという言葉は知りませんでしたが、他の病院なら手術できる先生がいるのではと思い、母に他の病院にも行こうと言いました。でも『田舎の病院なんてどこも一緒だ』と言い取り合ってくれませんでした。
お小遣いをもらっていない私は、どうしても困った時近所に住む祖父母に頼ることもあったのですが、祖父母は相談もなしに私の母がゴン太を飼ったことをよく思っていないようでした。そのため、祖父母の前ではゴン太のことは触れてはいけないという暗黙のルールがありました。
それゆえ情けないことに、私は祖父母にゴン太のことについて助けを求めることができませんでした。
祖父母からいつも資金援助を受けていた母も、手術となった場合、高額な医療費を祖父母から出してもらえる可能性が低いから、ゴン太の手術を渋っていたのかもしれません。
この頃のことを思い出すともっと何かできたのではととても心が痛みます…。
台車に載せて毎日散歩
大型犬なのでのっけられる台車がなく、近所の人と一緒に手作りの台車を作りました。
歩いている気分になっているのか尻尾を振って足を動かすゴン太。
私も試験や進学クラスの補習授業などがあり、毎日つきっきりでゴン太に構ってあげられるわけではありませんでした。
もっと何かできたことがあったのかなと今でも思い返してしまいます。
自分から飼いたいといいだし飼い始めたゴン太。そして専業主婦で家にいるのに世話は少しもしない。
そんな多少の後ろめたさを母も感じているのか、こんな些細な私の発言に母はいちいち突っかかっていました。
(しろみ)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
31歳のダブルケアラー「仕事を辞めるしかないのか」。祖母の介護で「もう無理…」と感じた夜
オールアバウト / 2024年9月24日 22時5分
-
女性が選ぶ好きな小型犬ランキング 2位はポメラニアン、納得の1位は?
まいどなニュース / 2024年9月16日 14時10分
-
還暦前に再々婚「元祖カリスマ主婦」岡田美里さん地方移住で描く60代からの夢【後編】
ハルメク365 / 2024年9月13日 11時50分
-
「高校生は24時間ハンバーガーを食べる生き物なんですよ!」と叫びたくなった瞬間…義父母の介護に奔走するエッセイストが思った「介護を受けるのが上手な人」と「介護を受けるのが下手な人」の違い
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年9月7日 11時15分
-
両親の貯金1000万円では足りず持ち出しも…介護に追われる40代女性を待ち構える「老後破綻」の理不尽
Finasee / 2024年9月5日 17時0分
ランキング
-
1「抗生物質を牛乳と一緒に飲むのはNG」現役医師が明かす“薬と一緒に飲んではいけない”飲み物とは?「意識障害が起きる可能性も」
文春オンライン / 2024年9月27日 11時0分
-
2“魚”に寄生する「アニサキス」で激しい腹痛 酢&塩では死なず 調理時の注意点は?
オトナンサー / 2024年9月27日 20時10分
-
3「疲れたときにチョコレート」は危険すぎる…甘い物がほしいときに口にすべき"身近な食べ物の種類"
プレジデントオンライン / 2024年9月27日 15時15分
-
4ギャル曽根の「さつまいもの食べ方」が至福すぎる “調味料2つだけ”これは覚えたい
Sirabee / 2024年9月24日 4時30分
-
5どんな"勝ち組"でも威張れるのは65歳まで…和田秀樹が高齢者専門の病院で見た「孤独な老後を送る人」の特徴
プレジデントオンライン / 2024年9月27日 8時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください