とくに子どもはリスク大!世界で広がる「予防不可能な」新しい感染症とは

WooRis / 2014年10月4日 21時0分

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私たちには、年間を通じて常に感染症にかかる可能性があります。今ニュースになっているエボラ出血熱などもそうですが、とくに夏から秋にかけて多く発生する感染症で、しかも予防注射が存在しないものがあります。

その1つが、今アメリカ中部と東海岸で、子どもの間で広がりつつある“エンテロウイルス68型(EV-D68)”です。実はこのウイルスの感染によって、たくさんの子どもが病院の集中治療室に運ばれています。もしこれが日本でも広がったら……。

そこで今回は、“エンテロウイルス68型(EV-D68)感染症”の症状と対策について、『横浜市衛生研究所』および英語圏の複数の情報サイトを参考にしてお伝えしますね。

■エンテロウイルスってなに?

みなさん、エンテロウイルスっていう名前を聞いたことがありますか? これはポリオ、コックサッキー、手足口病、ヘルパンギーナなどのウイルスをさす総称で、エンテロウイルス68型もそのうちのひとつです。

アメリカでは年間約1,000〜1,500万件のエンテロウイルス感染症の発生が伝えられており、そのうちの3〜5万人は入院しているようです。その多くは無菌性髄膜炎で、夏から秋にかけての発病が多いといいます。

■予防注射と薬がない“エンテロウイルス68型”

ポリオなどと違い、この新しい感染症である“エンテロウイルス68型感染症”には、予防注射がありません。それに加え、ウイルス性ですから抗生物質では効果がありません。ということは、今のところハッキリした治療手段がない……という恐ろしい状態なのです! 

現在アメリカでも10を超える州で発見されており、約500人近い人が入院し、その中の約60人は集中治療室で治療を受けているといいます。

症状としてはカゼと似ていて、せき、くしゃみ、鼻水、体の痛み、熱などがあげられますが、とくに小さい子どもや、喘息を持った子どもにとっては、極度の呼吸困難を伴う場合があるので、とても危険です。

■かからないための対策 

それでは最後に、“エンテロウイルス68型”に感染しないための対策を、いくつかご紹介しますね。

(1)手洗い、うがい、鼻のうがいを習慣にする。

(2)洗っていない手で、目や鼻、口などを触らないようにする。

(3)感染症にかかっている人には、できるだけ近づかない、食べ物をシェアしない、握手など、直接の接触を避ける。

(4)ドアや洗面所、トイレ、キッチンなどの除菌を心がける。

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