心配しなくていいの!? 男児の「おたふくかぜ」罹患リスクのホントのところ

WooRis / 2014年12月16日 15時0分

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感染症の中には、乳幼児期にかかってしまえば軽く済むのに、成長してからかかると重症になってしまう、といわれるものがありますよね。 

その中でも、男の子のお母さんが気になるのは、おたふくかぜではないでしょうか? もちろん、女の子のお母さんも気になるとは思いますが、男の子の場合“大きくなってからかかると男性不妊になる”といった話を耳にしたことのある方は少なくないと思います。

「うちの子はかかっていないけれど、これからかかったらもしや?」と不安なお母さんもいるのではないでしょうか。また、予防接種をどうするか、迷っている方もいるのではないかと思います。

そんなお母さんのモヤモヤにお答えすべく、今回は、子どものための医学事典『キッズ・メディカ安心百科 子ども医学館』を参考に、おたふくかぜとその合併症、そして予防接種についてお伝えします。

■おたふくかぜとは

おたふくかぜは、ムンプスウイルスの感染によっておこる病気。3歳以上の幼児や学童が多く発症します。耳下腺がはれて発熱し、頭痛や食欲不振などもともないます。腫れる期間は1週間くらいで、食べ物を口にするときに耳が痛むこともあります。 

有効な治療薬はなく、安静にして治るのを待つしかありません。髄膜炎などの合併症をおこしたり、まれに難聴になったり、ということもあるので注意が必要です。

■男性不妊になるの?

この合併症ですが、思春期以降におたふくかぜにかかった場合には、男の子は睾丸炎を、女の子は卵巣炎をおこすこともあるそうです。このことが“不妊になる”といわれる所以でしょう。

たしかに、この合併症について聞くと、男の子はもちろん、女の子も不妊になるのでは? と心配になってしまいますよね。ですが、どちらも、これが原因で不妊になることは極めてまれで、まず心配はないということです。

ただし、男の子は、睾丸炎になると睾丸がひどくはれて痛み、つらい思いをするそうですから、できるだけかからないようにしてあげたいですね。

■ワクチンは?

一番の予防法はワクチンの接種ですが、おたふくかぜの予防接種は任意接種なので、自治体からの通知はありません。受ける時期は1歳以降に1回で、費用は自己負担です。1歳のころにおたふくかぜにかかることは少ないので、接種については、2~3歳以降、他の優先すべき予防接種を受けた後に考えた方がいいそうです。 

予防接種を受けず、自然感染もしないまま思春期が近くなってきた場合、そのころに予防接種を受けることを検討する方もいるでしょう。

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