親の「こうしないとダメよ!」は子どもの心に深刻な影響を与えると判明

WooRis / 2014年1月29日 8時0分

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わが子可愛さのあまり、つい「こうしないとダメよ!」「これにしておきなさい!」なんて口出しをしてしまうのが親というもの。

とはいえ、親からすれば“愛しているがゆえの口うるささ”。子どもにとっては何の悪影響もなく、“親の愛情”と受け取ってくれるだろう……と信じてしまいますよね。

ところが子育て情報サイト『MIND』にて、児童精神科医の佐々木正美先生によると、子どもは親の過剰な期待に“自分は親に信じられていない”と感じるとのこと。

そのままでは、自分も他人も信じられない子に育ってしまうのです。

■過剰期待は「あなたを信じていませんよ」というメッセージ

子育てで1番大切なのは、“人を信じる力と自分を信じるカ”を育てることだという佐々木先生によれば、「子どもは自分を信じてもらうことによって、信じてくれた人を信じます。そして自分が信じられたことによって、自分を信じることができるのです」とのこと。

自分を信じる子になるためには、親が子どもを信じることが大切なんですね。

胸を張って、「私は子どもを信じている」と思う親も多いでしょう。では“子どもの将来のために”と、たとえば「運動にそこまで力を入れなくていいのよ」「テストで10番以内に入らなくちゃ」「人前ではもっとしっかりして」なんて口出ししていないでしょうか? 

佐々木先生によれば、「自閉症の研究で有名なレオ・カナーという教授は、子どもに対する過剰期待は、親がどんなに子どもの将来を案じての愛情であるつもりでも、子どもに伝わるメッセージの本質は “拒否”だと言うのです。現状のあなたに満足しないということが過剰期待なのだから、その満足しないという部分が伝わりやすいんですよ」とのこと。

 親の過剰期待を、子どもは「あなたを信じていませんよ」というメッセージに受け取ってしまうのですね。

■“子どものため”のつもりが“親のため”

親がいくら“子どものため”と思い込んでいても、実際は子どもが自ら望んだことではありません。たとえ「あなたのためよ」と口で言われたとしても、子どもが納得するのは無理な話です。

「ママの言う通りにしなければいけないということは、今の自分ではダメということ」。こう考えるのは、思えば自身の子ども時代も同じではなかったでしょうか。

佐々木先生も「(親が)自分の考えは間違っていないんだ、こうするといい子になるんだというふうに思っていることが、実は自分の望んでいる子どもになってほしいという気持ちからきていることがあります」とのこと。“子どものため”が“親のために”になっているのですね。

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