お酒でストレス解消は危険!習慣的飲酒が「自殺リスクを高める」と判明

WooRis / 2014年2月21日 12時0分

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つらい出来事を忘れようと思ってお酒を飲みに出掛ける、あるいは眠れないので飲酒をするといった経験は誰にでもあるかと思います。しかし、その飲酒が習慣的、かつ過度になってくると、自殺のリスクが高まってくるとご存じでしたか?

内閣府の自殺対策推進室がまとめた平成25年度の自殺者数は、27,195人でした。胸の痛む数字ですが、自殺をした人のおよそ3分の1は直前に飲酒をしているという調査結果もあります。

習慣的な大量飲酒は、うつ病とアルコール依存症を引き起こしたり、悪化させたりするともわかっています。当たり前のようにストレス解消で飲酒を繰り返しているうちに、引き返せないポイントを超えてしまうかもしれません。

毎晩お酒で憂さをはらしているという方は、あらためて大量飲酒のリスクを考えたほうがいいようです!

今回は、習慣的な大量飲酒によるストレス解消のリスクについてお伝えします。

■大量飲酒によるストレス解消法は危険な場合も

もちろん適度なお酒はストレス解消になるので、飲酒そのものを否定するものではありません。

ただ、つらい出来事を忘れようと大量の飲酒を繰り返しているうちに、アルコール依存症のリスクが高まったり、アルコール依存症がうつ病を誘発したりと、いろいろな危険性があるのです。

うつ病のつらさを軽減しようとお酒に頼った結果、アルコール依存症になってしまったりするケースもあります。

実際、米国の一般住人を対象にした大規模調査でも、因果関係は明らかになっています。現状でアルコール依存症の患者と、アルコール依存症でない人を比べたとき、過去にうつ病を発症していた人の割合が、前者は3.9倍も高いという結果が出ました。そううつ病に関しては6.3倍という数字も出ています。

■自殺者の遺体からもアルコールが検出

冒頭でも紹介したように、自殺者の遺体を調べると、3割近い確率でアルコールが検出されるというデータがあります。アルコールが自分に対する攻撃性を増したり、絶望感や孤独感、つらい気分を大きくしたり、視野を狭めてしまったりするからだと考えられています。

以上、習慣的な大量飲酒によるストレス解消のリスクについてお伝えしましたが、いかがでしたか?

気分の落ち込みを解消する目的で、大量のお酒を日課のように飲むのはやめたほうがよさそうです。飲酒そのものは悪くはないのですが、スポーツや日光浴など、アルコール以外のストレス解消法を見付けて並行して行っていくことをお勧めします。

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【参考】

※ アルコールとうつ、自殺 – e-ヘルスネット : 厚生労働省

※ 伊藤敦子, 伊藤順通「外因死ならびに災害死の社会病理学的検索 (4) 飲酒の関与度」 – 東邦医会誌 35: 194-199, 1988.

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