仲が良くても揉める相続!「長男の嫁」が介護しているケースの注意点3つ

WooRis / 2014年5月4日 19時45分

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相続の問題、「自分には関係ないかなぁ……」と思っていませんか? 「問題が発生するとしても、まだ遠い先のことだし……」と思っている方もいるかもしれませんね。でも、相続問題はいつなんどき、どのタイミングで起こるか誰もわかりません。

事前に少し知識をもっておくだけで、問題が発生した時に揉めることを減らせます。とくに“揉める相続”のありがちなケースを知っておくことは、後々役に立つでしょう。

そこで今回は、仲が良くても相続で揉めるケースのうち、ありがちな“お嫁さんが介護しているパターン”について、相続問題に詳しい特定社会保険労務士・行政書士の山下清徳さんに教えていただきました。

■1:“長男の妻”は法律上では“赤の他人”

長男とその妹の兄妹がいて、長男夫妻が義母と同居(義父はすでに他界)、妹は結婚し家を出ていて、長男の妻が義母を介護しているケースを考えてみます。

このケースで義母が亡くなった場合、相続の問題が発生してきますが、「長男の妻については、法律上は“赤の他人”なので、1銭たりとも相続を受けることはできません。法定相続は、長男とその妹に“2分の1”ずつとなります」と、山下さん。

■2:“長男の妻”は法定相続を受けられない

「たとえ何年も介護で面倒を見ていたとしても、長男の妻は義母の遺産を相続することができません。また、妹が介護をせず、実母が存命中は“遺産はいらない”と言っていたはずなのに、亡くなってから、“遺産を半分くれ”と言ってくる場合は、非常に揉めますね」

揉めるケースとして教えていただいていますが、“もし自分自身が介護をする立場になったとしたら”と考えてみると、少なからず思うところはあるのではないでしょうか。

■3:“長男の妻”が相続を受けるには遺言書が必要

こういうケースで「“争続”の問題をさけるためには、義母が亡くなる前に、義母が遺言を書くことをお勧めします」とのこと。

「法定相続上では、長男とその妹で“2分の1”ずつとなってしまうので、これまで介護をしていた長男の妻への働きが認められず、不公平な感じになってしまいます。それが揉める原因となりがちなので、義母の立場としては、生きているうちに遺言書を作り、労いの意味をこめて、長男夫妻に2分の1に“+α”をすることが、揉めない秘訣となります」

相続で争うことを、“争続”というそうです。相続問題が発生した時にできれば揉めたくないものですね。

でも、長男夫妻に2分の1に“+α”をすることが揉めない秘訣ということでしたが、“もし自分が介護をするお嫁さん”だとしたら、自分からそのようにしてくださいとは言いづらいかもしれないですね……。だからこそ、相続問題は難しいのかもしれません。

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