離婚時の年金分割!別れる前に知っておきたい実際の対応フロー

WooRis / 2014年6月3日 5時45分

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いざ離婚となった時に、相手がサラリーマンであれば“年金も分割”できる可能性について、「サラリーマンと離婚するなら「年金分割」を忘れずに!制度の注意点5つ」でお伝えしましたが、チェックされましたか?

前回は年金分割制度を利用するにあたっての注意点を、離婚問題に詳しい特定社会保険労務士・行政書士・CFPの古谷光市さんに教えていただきました。今回は引き続き、離婚時に年金分割する場合の“実際の利用方法”についてお話をうかがってきたので、ご紹介しますね。

■1:情報提供の請求を行う

「年金分割を行うにあたり、配偶者や自分の年金の情報(標準報酬、年金見込み額など)の把握が必要なので、社会保険事務所に“情報提供請求書”を提出して情報の請求を行います」

 まずは、おたがいの年金の情報を把握しましょうね。

■2:通知書で内容を把握した上で、話しあう

「上記請求書で請求を行うと、日本年金機構から“年金分割のための情報通知書”が送られてきます。これをもとに、当事者間で“年金をどのようにわけるか”を話しあいます」

 年金分割制度は2パターンあります。“3号分割”は自動的に50%に分割されますが、“合意分割”については“50%を上限”に分割することになるので、分割割合について配偶者と話しあいをする必要がありますね。

■3:夫と離婚“前”に合意したら

「離婚前に話しあいにより分割割合について合意ができたら、公正証書で作成した離婚協議書に年金分割のことももりこんでください」

養育費や慰謝料だけでなく、年金分割についても、公正証書で作成した離婚協議書にもりこみましょう。

■4:夫との合意が離婚“後”になったら

「離婚届を出し、離婚協議書も作り終わった段階で、ようやく年金分割について話しあうこともあるかと思います。その場合は、合意がとれ次第、年金事務所に“分割割合の合意書”を書いて出すことになります」

離婚後“2年以内”でしたら、年金分割ができますので、元配偶者と話しあいをします。分割割合が決まったら、年金事務所に“分割割合の合意書”を提出しましょう。

■5:夫と合意できなかったら

「合意がまとまらない場合は、当事者の一方の求めにより、裁判所が分割割合を決めてくれます」

もし、話し合いで分割割合が決まらない場合は、裁判所に審判または調停を申し立てます。原則、収入印紙1,200円分、連絡用の郵便切手代で申立てができます。

■6:年金分割の請求手続きを行う

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