知らなかった!? 言葉の語源にみる「子どものしつけ」本当のコツ

WooRis / 2014年6月7日 16時0分

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親の子どもに対する体罰、虐待などの事件がしばしばニュースになります。みなさんは子どもの“しつけ”に苦労していませんか。

この“しつけ”。漢字で書くと“躾”となり、礼儀作法など、やってはいけないことを教えるという意味合いがあります。そして“しつけ”は元々、着物を縫うときに、あらかじめ仮に縫っておく“しつけ糸”からきているという説もあります。

そこで今回は、心理学者である岡本夏木さんの著書『幼児期』を参考に、子どもの“しつけ”の本来の意味を紹介します。子どもに対するしつけのしかたや考え方が変わるかもしれません。

■完成したら“しつけ糸”をはずすこと

<着物を縫う時、あらかじめ形を整えるため仮に縫いつけておくのがしつけですが、大切なことは、いよいよ着物が本格的に縫い上がると、しつけの糸をはずす、ということです。しつけの糸はもはや不要であり、それが残っていることはおかしくなります。

この「はずす」ことが、子どもの発達にとっても重要な意味をもつのです。>

確かに子どもは、いずれ親離れして独り立ちしていかなくてはなりません。いつまでも親がそばにいて、あれこれ言うことはできないわけです。なので、親のほうもあらかじめ、独り立ちしていくことを前提にした“しつけ”が本来のしつけなのではないか? ということですね。

それでは一体、どういった“しつけ”をすれば良いのでしょうか。

■子どもは親と自分の狭間で苦しみながら生き方を学ぶ

<子どもはしつけの中で、いちばん好きな両親や先生が自分に課してくる要請と、自分の要求との対立に苦しみながら、そしてその中で親や先生との共同生活をどう創り上げてゆくかに悩みながら、人間の生き方の基本を学んでゆきます。>

子どもにとっては、“しつけ”とは自分の要求をことごとく拒否される行為かもしれないですね。しかし、そういった具体的な経験を実際にして、自らが納得していくことで、はじめて身に付くものだということなのですね。

大人は、ついつい外から一方的に教えてしまいますよね。“あれしちゃダメ”“これしちゃダメ”と、子どもがやる前から言ってしまいがちですが、一度は目をつぶって、実際に経験させることも大切なのかもしれません。

以上、“しつけの本来の意味”をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?

いずれは、“はずす”という視点を持った“しつけ”というと、やり方が変わりますよね。そういった意味では“しつけ”は親と子どもの共同作業という色合いが濃いものです。子どもと一緒に“しつけ”のしかたを考えていきましょう。

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【参考】

※ 岡本夏木(2005)『幼児期』(岩波書店)

 

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