その不調は睡眠が原因かも…睡眠はなんのためにあるの?【オトナ女子の睡眠ノート】

ウートピ / 2021年1月25日 21時0分

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寝つきが悪くて夜中に目が覚める、生理になるとやたらと眠い、更年期障害と睡眠の関係とは?  

日本睡眠学会所属医師で医学博士、雨晴クリニック副院長の坪田聡(つぼた・さとる)先生が女性ならではの睡眠の悩みとその対処法を解説した『女性ホルモンが整う オトナ女子の睡眠ノート』(総合法令出版)が11月に発売されました。

そこで、ウートピでは4回にわたって本書の内容を抜粋して紹介します。
日々の体調を整える睡眠のコツを知ることができます。

いつも不調なのは睡眠が原因?

思い当たる節がないのに、なぜだか体がだるかったりやる気が出なかったりすることはありませんか? もしかするとそれは、きちんと睡眠がとれていないからかもしれません。「睡眠不足がたまっていれば、眠気が強いはず」と思うかもしれませんが、そうとも限りません。睡眠不足がひどくなると、脳の働きが落ちて眠気を感じなくなることがあるからです。そんなときは、疲労感や倦怠感が強くなったり、意欲がなくなって無気力に陥ったりします。また、協調性がなくなり、攻撃的にもなるので、周囲から浮き上がることもあります。

体にも変調を来します。良い睡眠がとれていないと、食欲不振や胃腸障害、筋肉痛を訴えることもあります。さらには、不安や抑うつ気分が強くなることもあります。

思春期前の子どもの場合は、睡眠不足がひどくても自分から眠気を訴えないことがあります。そのような場合でも、不機嫌や注意力散漫、食欲不振など、眠気が原因と思われる異常な行動が見られます。

睡眠に問題があると、病気にもかかりやすくなります。睡眠不足が続くと、夜遅い時間にカロリーが高いものを食べやすいので、肥満や糖尿病、脂質異常症の原因になります。ぐっすり眠れると夜に血圧が下がるのですが、睡眠の状態が悪いと血圧が十分に下がらないため高血圧症になります。睡眠と気分のコントロールには密接な関係があるので、睡眠時間が足らなかったり睡眠の時間帯がバラバラだったりすると、うつ病になる確率が高まります。

睡眠は懐(ふところ)具合に影響を与えます。日本の企業で行われた調査によると、睡眠の問題が原因で起こる作業効率の低下は、男性ひとり当たり年間25万5600円、同じく女性は13万7000円でした。これを日本全体にあてはめると、睡眠障害による経済的損失は、年間3兆4694億円にも達していると考えられました。これは、当時の国内総生産(GDP)の0.7%が失われていることになります。

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