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うつ病の診断基準、治療法、受診のタイミングは?【専門医に聞く 精神科ナビ・第3回】

ウートピ / 2021年7月29日 21時45分

——うつ病で受診するタイミングはどうでしょうか。

田近医師:先に話したように、「今日は憂うつだ」と思うことは誰しもあることで、そういった症状だけですぐにうつ病ということにはなりません。うつ病の診断基準には、抑うつ状態がほとんど毎日2週間以上続くということが含まれています。もちろん、それだけでうつ病と診断されるわけではありませんが、「症状が2週間以上続いているか」ということをひとつの目安と考えるといいでしょう。

また、うつ病の症状は自分では気づかないことがあります。身近な人に「心の不調では?」などと指摘されたときには、その人の話に耳を傾けて、受診のきっかけとしてはどうでしょうか。
  
日本では、うつ病に関わらず、精神の病気での受診率が低いという国際的な調査報告があります。心の症状も風邪や腹痛と同様に、仕事や生活に支障が出る前の早めの治療が有用です。「最初は精神科の受診に抵抗があったけれど、待合室や診察室もプライバシーを守る工夫がされていて安心。いまでは心の支え、味方の存在」という人も多くいらっしゃいます。

聞き手によるまとめ

うつ病の診断基準は、気分の落ち込みが毎日2週間以上ずっと続く場合であり、受診のタイミングの目安にもなること、また、治療には、抗うつ剤を服用する薬物療法、考え方や行動を見直す認知行動療法、生活習慣の改善、磁気刺激による治療などがあるということです。心の不調が続くときは、できるだけ早めの受診を試みたいものです。

(構成・取材・文 品川 緑/ユンブル)

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