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車は? ペットは? 別れたらどうなる? 法律婚と事実婚の違い【後編】

ウートピ / 2021年9月13日 20時0分

——自分のほうが相手よりも収入が高かったり、今回のモデルケースのように同じくらいの場合は法律婚にするメリットはあまりないということでしょうか?

齋藤:それはないですね。

ただ、私の経験から申し上げると、女性にとっては、法律に守ってもらえるという点で、法律婚を選んだほうがいいという局面が多々あると感じています。

——「女性にとっては」というのは総じて女性の賃金のほうが男性に比べて低く*、格差があるからということでしょうか?

齋藤:そうですね。例えば、婚姻費用といって、「双方が同じレベルの生活ができるように、収入が高いほうが低いほうに生活費を払いなさい」という法律が定められています。法律婚であれば、そういった経済的な恩恵を受けられる要素があるんです。もちろん事実婚でもよいのですが、あえて法律による保護を選んでいるわけですから、デメリットは経済的観点からは少ないのではないかと。もちろん、不貞行為などの貞操義務を負うのは事実ですが。

*https://www.oecd.org/tokyo/statistics/gender-wage-gap-japanese-version.htm

——法律婚のデメリットは何でしょうか?

齋藤:やっぱり、離婚がしにくいことですね。事実婚であれば、戸籍が入っているわけでもないので、「別れたい」と言ってしまえば、一方的に別れることができます。しかし、法律婚だと、「離婚したい」と言っても、相手に拒否されれば、裁判所に行って調停を起こさなければなりません。

——確かにそうですね。一方、事実婚の場合は、何かトラブルがあるたびに、“準婚理論”をきちんと立証しなければならない手間があるということですね。

齋藤:そうです。例えば、相手が不貞行為をした場合、法律婚の場合は自動的に慰謝料を請求することができます。しかし、事実婚の場合は、“準婚理論”を立証して、内縁関係が認められてから初めて、慰謝料を請求することができます。事実婚は、そういった手間がどうしても発生してしまう。法律婚にしても、事実婚にしても、それぞれメリット・デメリットはあるので、トラブルをなるべく避けたい方は法律婚、トラブルよりも自分のポリシーを貫きたい方は事実婚が合っているのかなと思います。

(取材・文:ウートピ編集部・堀池沙知子)

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