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自分も他人も分かりやすい枠に閉じ込めたくない…伊藤万理華を少年役に抜擢した理由

ウートピ / 2021年10月12日 20時3分

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乃木坂46の元メンバーで俳優の伊藤万理華さんが主演を務める短編映画『息をするように』が9月18日に公開されました。シンガーソングライターのKarin.さんの曲に合わせて製作された本作。主演の伊藤さんは少年役に挑戦しています。

両親の離婚をきっかけに東京から田舎の学校に転校してきた主人公のアキ。自分には「何もない」と自身のアイデンティティに悩み、学校でも息を潜めるように生活を送ります。そんな中、転校先の学校の人気者・キイタとの出会いにより、明るい自分を取り戻していきます。しかし、キイタの「特別さ」と「何もない」自分との間にむなしさを感じたアキは、再び自分の殻に閉じこもろうとしますが、アキにもある秘密が……。作品の好評を受け、10月以降からの公開劇場も増え続けています。

後編では、監督の枝優花(えだ・ゆうか)さん(27)が本作に込めたメッセージをお聞きしました。

「アイドルっぽくない」伊藤万理華に惹かれた

——前編では、枝さんの作品作りのルーツについて伺いました。続いて、新作『息をするように』の製作のきっかけをお聞かせください。

枝優花さん(以下、枝):最初は、Karin.さん側から「この曲を使って何か作ってほしい」というオファーをいただいて始まりました。短編映画とMVを作るということになり、両方を一緒に考えていくのは初めての取り組みでした。主演が伊藤万理華さんということももともと決まっていたので、その中で自分がどんな役割を果たせるのかなと考えながらの挑戦でした。

——伊藤さんの主演はもともと決まっていたのですね。伊藤さんは少年役ということで新鮮な役柄でしたが、どんなふうに脚本を作っていきましたか。

枝:実はずっと伊藤さんを撮ってみたくて、オファーを受けたのも伊藤さんの存在は大きかったです。アイドルから離れた彼女がやっているSNSをのぞいた時に、私が勝手に描いていたイメージとずいぶん違ったんですよね。かわいい写真も載せないし、顔が見えないようなブレた画像を上げていたり、髪もものすごくショートカットにして。きっと無意識じゃなくて伊藤さんの意思表示なんだろうなって感じて、この人面白いなって思いました。伊藤さんとだったら、今まで自分が疑問に思っていたことも表現できるかもなと思って少年役にしました。

明日、自分の新しい一面に気づくかもしれない

——自分が疑問に思っていたことというのは?

枝:私は、女性同士だったり男性同士の組み合わせの物語を作ることが多いので、「あの2人は恋愛関係なのか?」とよく聞かれるんです。きっとこの作品を見ても、アキは男性なのか、それとも男性の格好をした女性なのか、キイタに恋愛感情を抱いているのか、などと知りたがる人もいるかもしれません。何かを知りたがることはおかしいことではないです。でも、なぜそこに興味を持つのか、物語の内容よりも性的指向や性自認を1番聞きたくなってしまうのか。そういった疑問があり、この問いを見た方々がどう捉えるのか知りたかったです。

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