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ストレスフル、憂うつなときに便秘になるのはなぜ?【臨床内科専門医が教える】

ウートピ / 2021年11月5日 21時45分

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食欲の秋、今年こそは腸活をしたい…という決意のもと、臨床内科専門医で正木クリニック(大阪市生野区)の正木初美院長に、「本気で腸活」と題し、連載にてお話しを聞いています。前回の「本気で腸活① 十二指腸、回腸、直腸ってどこ? 何をしている?」では、まずは腸の部位と各働き、食べてから排出されるまでの経路や状態、時間について尋ねました。

今回は、読者(32歳女性)による「ストレスフルなとき、憂うつな気分が続くとき、何日もお通じがないということがあります。なぜ?」という質問について伺います。

腸の活動は自律神経がコントロールしている

——読者の質問にあるように、ストレスや憂うつ気分と便秘は直接的に関係があるのでしょうか。

正木医師:あります。ストレスや憂うつ感、緊張感は便秘の大きな要因となります。旅行中に便秘になった経験がある人も多いでしょう。それには、自律神経の働きが関係しています。

前回にお話ししたように、食べたものは胃で消化されてから、小腸でさらに消化と栄養分の吸収が進みます。その残りかすが大腸に送り込まれて、そこで水分が吸収されて便が形成されます。

この間、腸内での滞在時間が長くなると、水分が吸収され続けるために、便が硬くなって便秘になります。逆に、短時間だと水分があまり吸収されないかゆ状のままで進んで行くので、下痢になります。

——前回のお話しで、大腸での滞在時間が長くなったり短くなったりする理由には、腸のぜん動運動の状態が関わっているとのことでした。

正木医師:そうです。そして、そのぜん動運動をはじめ、消化の働きを調整しているのが、自律神経です。自律神経とは、自分の意思とは関係なく、心臓の拍動や呼吸、血圧、発汗、体温、胃腸の動きなどをコントロールしています。活動時や興奮時に働く交感神経と、リラックス時に働く副交感神経があり、互いにバランスを取りあって健康な状態を保とうとします。

腸のぜん動運動が活発になるのは、リラックス時に働く副交感神経が優位のときです。反対に、緊張している、不安があるなどストレス状態だと交感神経が優位になるので、ぜん動運動が弱まって便がスムーズに運ばれなくなるのです。

例えば、仕事で緊張する商談やプレゼンのとき、またイライラや憂うつ感が強いときなどに便秘になるのはそのためです。旅行中も日常とは違う場所で活動していて、観光や食事などで脳が興奮して、交感神経が優位になっています。それで便秘になりやすいわけです。ヒトの消化活動は自律神経系が支配しているのです。

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