「400組の家族に400のドラマ」 複雑な家族を描くドキュメンタリーで女性プロデューサーが伝えたいこと

ウートピ / 2014年11月22日 12時0分

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「家族」に向き合う映画プロデューサー

今や映画界をけん引すると言っても過言ではない、女性の映画監督、映画プロデューサー。彼女たちは次々と素晴らしい作品をリリースしています。ドキュメンタリー映画『うまれる ずっと、いっしょ。』の牛山朋子プロデューサーもそんな注目女性プロデューサーのひとり。牛山さんは誕生をテーマにした前作『うまれる』と本作『うまれる ずっと、いっしょ。』の監督でもある豪田トモ氏の妻でもあり、一児の母でもあります。

大学時代にコンサルティング会社を起業、その後、出版社でファッション誌の編集者を経て、創業時の楽天に入社……と、キャリアを重ねたのち、映画の世界に飛び込んだ牛山さん。今、プロデューサーとして活動しつつ、妻、母として軽やかに前向きに生きる牛山さんに、映画プロデューサーに転身したいきさつと“誕生と家族”というテーマのドキュメンタリー映画を手掛けた理由を伺いました。

プロデューサーの仕事をして初めて映画の面白さを知った

――映画プロデューサーになったいきさつを教えてください。

牛山朋子さん(以下、牛山):私は、プロデューサーと名乗るのは恥ずかしいくらい、映画を見てこなかったんです。この業界に入る前は、デートでハリウッド映画を観るくらいで、豪田にも、日本でいちばん映画を観ていないプロデューサーって言われます(笑)。そんな私が最初にかかわった映画は、2010年に公開した『レオニー』という映画で、アソシエイトプロデューサーの仕事をしました。当時、私は楽天の社員。8年勤めまして、そろそろ変わるときかな……と感じ始めた頃、『レオニー』と出会いました。

映画の世界はまったくわからず「何が必要でしょうか」とスタッフ監督に聞いたら「映画作りにはお金が必要」と言われ、それでアソシエイトプロデューサーとして映画制作の資金集めをしたのです。そのときに、映画作りは面白い! と。みんなでひとつの世界を作り上げることが楽しいと思ったし、映像、音、すべてが凝縮された映画は、こんなにも人の心を動かすんだと。映画をあまり観てなかったからこそ、心に響いて、続けたい! と思ったのですね。豪田と出会ったのも『レオニー』を通じてでした。カメラのスタッフとして参加していたのです。

――前作の『うまれる』が豪田監督との映画の第1作目ですよね。この映画のきっかけは?

牛山:当時、豪田はいろいろな映画の企画を考えていて、その中のひとつが『うまれる』でした。男性でああいうテーマを考える人はあまりいないな……と思ったのと『レオニー』のあと、映像の勉強をしようと、テレビ番組やDVD制作など豪田と一緒に仕事をして、そのときドキュメンタリーは面白いと思い、『うまれる』はスタートしました。

親子関係に複雑な事情を抱えている人々

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