男が家事をやったら偉いのか? 専業主夫になった芸人が語る、仕事と家庭を両立する難しさ

ウートピ / 2015年9月4日 12時0分

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主夫芸人が語る仕事と家庭のバランス

近年、女性の3人に1人が「専業主婦」を希望しているというデータが出ています。また、女性のみならず男性にも増加しているといわれている「シュフ」願望。これらには長く続く不景気、非正規雇用の増加が関係しているのかもしれません。しかし、「シュフ」って何をしているか知っているでしょうか。

『主夫になってはじめてわかった主婦のこと』(猿江商會)には知っているようで知らない、「シュフ」のことが綴られています。「専業主夫」として家庭を守り、またパートの「主夫芸人」として活動する著者の中村シュフさんに「シュフ」になったいきさつを伺いました。

彼女が「家庭に入ってもらえませんか?」って言ってくれた

――まず、最初に専業主夫になった経緯を教えてください。

中村シュフさん(以下、中村):大学で家政学を学んでいて、卒業後、芸人を始めたんですが、ちょうど30歳くらいのときにコンビを解散したんです。それが2度目の解散だったので、「また新たにコンビを組む? しかも30歳から……」という迷いがありました。コンビを解散して、新たに組むって「あの人コンビ組んでくれるかなあ?」って探りを入れたり、断られたらショックを受けるし、OKということになったらそこから呼吸を合わせたり……とすごくしんどい作業なんです。

芸事は好きだけど、就職をするなら今だよな、とハローワークに通っていたときに、駆け出しの頃から付き合っていた彼女が「家庭に入ってもらえませんか?」って言ってくれたんですね。あと「暇だから結婚しちゃえばいいんじゃない?」って。

――暇だから?

中村:芸人って売れている人はもちろん忙しいけど、売れてなくても常に忙しいんですよ。
稽古するし、食っていけないからバイトするし、万が一先輩に呼ばれたときに体空けておかなきゃいけないし、急にオーディションに呼ばれたりするし、もちろんライブにも出るからお付き合いを始めた頃からずっと暇がなくて。

そこでコンビを解散したらスケジュールがやっと白紙になったから、ライブの予定を入れるみたいに「結婚式の予定入れちゃおう」って。「そのまま家庭に入ってくれないか」とプロポーズされました。

結婚する2、3年くらい前から稽古帰りに彼女の部屋に寄ってご飯を作ったり、家のことも手伝うなど「プチ主夫」みたいな状態だったので、抵抗はありませんでしたね。

「男なのに主夫、すごいな」って言われることには違和感

――専業主夫になると決めたとき、周囲はどのようなリアクションでしたか?

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