男が家事をやったら偉いのか? 専業主夫になった芸人が語る、仕事と家庭を両立する難しさ

ウートピ / 2015年9月4日 12時0分

元々やっていた芸人活動の一環で、社会と繋がったり、皆さんに喜んでもらえる体験ができるのは自分としては有難いです。ただ、現状フリーでやっているけど今後事務所に入って、レギュラー番組を持とう、そのためにマネージャーつけてもらって広報活動やフェイスブックも……とか、それでうまくいったらいいですけど、それで家庭に負担がかかってしまうのかも、と思うと踏み切れないではいます。

――「シュフ」というキャラクター維持の問題もありますよね。

中村:「中村シュフ」って名前は先輩が呼んでくれたラジオで喋るためにつけてもらった名前で、たまたまそれを聞いてくれた人から取材を受けて……って続いてきているんです。コンビを組んでた時はテレビに出たいとかコンテストで優勝したいって目標があったけど、今は僕自身がこのキャラクターにゴール設定をしてないので、難しいんですよね。芸人活動に重きをおいてしまったら「シュフ」っていう肩書きが本末転倒になってしまいますから。

だけど芸人ってホームランを狙っていてもヒットにしかならない業界ってことも分かってるんです。だから自分が思うような「イイ感じ」の仕事が続くわけないんですよね。フルスウィングしていかないと周りの人にも失礼になっちゃいますし。だからそのバランスでの闘いですね。

――女性が働く上でも共感できる、同じような悩みですね。

中村:女性が大きなプロジェクトを任されて、でも家庭もあって、っていう悩みと同じだと思います。「シュフ」っていうのは家族全体を笑顔にするのが仕事だけど、僕自身も家族の一員だから僕も笑顔に、となると芸人活動の充実も必要で。

家族全員が笑顔で健康でいるためには明日全部のパートを辞める選択肢もあるかもしれないし、子どもがもう少し大きくなって、そのときも仕事のオファーがあれば、またするかもしれないし、あまり固定しないで、その都度場面に応じて流動的に動いていければいいかな、っていう考え方です。

それが一般的だとかそうじゃない、ではなくて家族にとって一番いい選択肢があればそれでいい。僕がめちゃくちゃ売れて奥さんが仕事を辞めるって選択肢もあるかもしれないけど、妻には「私は家事はできないからあなたがすごく売れても家事はやってもらうよ」なんて言われてます。

>>【後編はこちら】「シュフ業」は男性のサバイバル能力を上げる 専業主夫芸人が語る、これからの家族のあり方

(真貝友香)

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