「シュフ業」は男性のサバイバル能力を上げる 専業主夫芸人が語る、これからの家族のあり方

ウートピ / 2015年9月5日 12時0分

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主夫芸人が語るこれからの家族のあり方

日頃は「専業主夫」として家庭を守り、またパートでは「主夫芸人」として、活動している中村シュフさん。近年、男女ともに増加しているという「専業シュフ」願望や、これからの夫婦や家庭のあり方について話を聞いてみました。

>>【前編はこちら】男が家事をやったら偉いのか? 専業主夫になった芸人が語る、仕事と家庭を両立する難しさ

「シュフ=楽」だと思うのは違う

――近年、専業主婦になりたい女性が増加傾向にあると言われています。女性だけでなく、若い男性の中にも専業主夫を希望する人がいるなんて話も聞きますが、このような風潮をどう思われますか?

中村シュフさん(以下、中村):実際、後輩芸人に「僕も専業主夫になりたいんです! どうしたらなれますか?」なんて相談されることがあります。専業シュフ志向がダメだとは思わないけど、ただ、「楽そうだから」なりたいんだとしたら、ちょっと心配ですね。

楽したいから、っていう気持ちだとしたら理想(夢、イメージ)と現実とのギャップで新入社員が3か月でやめちゃうのと同じように「シュフもやめたくなっちゃうんじゃないの?」って思ってしまうから。家庭の中の「シュフ」という役割を3か月でやめてしまったら、離婚に繋がることもあるし、また自分が働くってなると家族の形態をガラっとかえることになるし、それはすごくエネルギーの要ることですから。

――シュフ業はそんなに甘くはないと。

中村:そもそもみんなシュフの仕事って知っているようで知らないだろうから、伝えられたら、というのが僕の活動でもあるので、そういう後輩には「シュフってこういうことなんだよ」ってすごく話すし、僕の本も渡します。専業シュフっていうのは1つの選択肢でしかないんで、いいとか悪いではないけど、安易に「シュフ=楽」だと思ってなるのは違うなって思います。

シュフって職業でもありますけど、全員が持っている能力、職能だと僕は考えているのでたとえば奥さんが家で家事10、旦那さんは外で働いて家事0で成り立っている、それで家族が幸せならその家庭は問題ないんです。奥さんが7、旦那さんが3負担して、その家族が幸せならそれでいい。職業や性別で分けちゃうとどうしても固定的になってしまうので、その家でみんなで賄えるように家事全体をシェアしていければいいと思います。

夫婦はコンビで働いて、コンビで家事をしている

――ウートピでは以前、「男性の生きづらさについて」というテーマを扱いました。
男性は平日の日中は会社にいるもの、と思われているために住宅街にいる男性が不審者扱いされるという現象が起こっているようです。中村さんも著書の中で、「平日の昼間に公園にいると不思議がられる」とおっしゃっていましたが、「男性、お父さん=外で稼ぐ人」「女性、お母さん=家にいて家事育児をする人」という長く続いている価値観はこれから先変化していくと思われますか?

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