童貞への価値観は時代によって変化する 雑誌『恋と童貞』編集長の気づき

ウートピ / 2015年11月27日 21時0分

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童貞への価値観、時代によって変化

例えば「経験人数30人の男」と「童貞の男」、付き合うならどちらがいいだろうか。一般的には、女性経験が全くないよりは、ある程度は女性の扱いを心得ている経験値のある人のほうがいい、と答える女性は少なくない。しかしだ。経験人数とはすなわち、比べられる対象である。心の狭い筆者は、元カノとやらと比べられる可能性があるのは、それはそれで嫌なのだ。必然としてなのか、童貞の男性とお付き合いをしたことが何度かある。かつては、世間一般で女性が下す童貞への評価とは異なり、「経験豊富な男よりも童貞のほうがいい!」と思っていた時期すらある。多くは語らないが、今はそうはあまり思っていない。

結局、童貞は交際相手としてどの程度魅力的なのだろう。そもそも、筆者と同じアラサー女性と童貞は、お互いに恋愛対象になり得るのだろうか。そこで、改めて「童貞」の魅力を探ってみるべく、雑誌『恋と童貞』の編集長・小野和哉さんに話を聞いてみた。『恋と童貞』は、「乙女心よりも純情なドウテイ心をむやみに追求する」がテーマのミニコミ誌。童貞に関して、童貞の方やそうではない方からも寄稿がある。小野さんは現在30歳。童貞だそうだ。

童貞テーマの卒論で悩みを昇華させた

――小野さんは……童貞、なんですよね? インタビューを引き受けていただいて聞くのもアレなのですが、童貞について掘り下げてもいいんでしょうか?

小野和哉さん(以下、小野):はい。大丈夫ですよ?

――昔、童貞に関する記事を書いたら、それを読んだ29歳童貞の知人にすごく怒られたことがあるんですよ。童貞をバカにするような内容でもなかったんですが、「記事のネタにされた」こと自体が気に入らないとかで。それ以来、この「童貞」というテーマの扱い方がよく分からなくて……。

小野:気持ちは分かりますが、それはもう、ダークサイドに堕ちている童貞ですね(笑)。童貞であることへのコンプレックスを膨らませすぎて、自分がモテないこと・童貞であることを、周りのせいにしてしまっているのかも。僕も大学の頃はそうでした。朝から晩まで悶々と悩み続けて……。

――今はそうではないんですか?

小野:内省的にぐるぐる悩んだ結果、童貞をテーマにした卒論を書いたんですよ。普通は彼女を作って解決しようとするんでしょうけど、僕の場合は本を読んだり研究してみたり、学問のほうに向かった。あと、ネタにして人に自分が童貞であることを言いたかったのもあります。研究テーマにすれば童貞を“キャラ化”できるので。童貞ポジションを自分で利用してしまってハッピーになろう、と。自分から先に言うことで人に言われるダメージを減らす自己防衛ですね。

童貞への価値観は時代によって変化する

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